2021年10月より郵便局の土曜日配達が廃止となりました。郵便局の土曜日の配達はなぜ廃止になったのでしょうか。その背景を見ていきます。

労働力不足

全国には約2万4,000もの郵便局があります。細かく張り巡らされたネットワークにより、地域の分け隔てなく、だれもが利用しやすい「ユニバーサルサービス」を提供してくれています。

一方、郵便局は人員削減の方向で動いており、2025年度までの5年間で3万4,500人を削減する方針です。労働力が減ることも加味して、土曜日の配達が廃止される流れになりました。

集配郵便局エリアの8割が赤字

人員を削減する理由として、郵便物が減少傾向にあることが挙げられます。集配郵便局エリアの8割が赤字です。赤字幅を減らすためには人員削減は必至であり、土曜日の配達を取りやめるしかない状況になっているのです。