乳頭温泉郷とは
秋田の武将が傷を癒す温泉として、江戸時代から愛されている秘湯です。JR田沢湖駅からバスで50分ほどの場所にあり、10月から4月頃まで雪景色が広がります。ここでも、江戸情緒溢れる風景が楽しむことができます。
こちらの温泉の特徴は、10種類以上の源泉が湧き出ていること。同じ温泉宿でも複数の源泉を楽しむことができる珍しい温泉地です。
乳頭温泉付近必見スポット
秋田犬、比内地鶏に会える！「田沢湖共栄パレス」
乳頭温泉は角館から秋田新幹線で一駅、田沢湖で降りてから路線バス（約50分）で向かうことが可能です。日本で最も水深が深いことで知られている田沢湖、路線バスで向かう途中に立ち寄れますので、是非途中下車して風景だけでも楽しんで見てはいかがでしょうか？
横断ボートに乗るも良し、白鳥ボートに乗るも良し。ですが、バスを下車してすぐに見えるお土産やさんへ立ち寄ることはお忘れなく！お土産を買うか、100円を払うことが条件で、店裏の秋田犬3匹と、比内地鶏含む様々な国産地鶏を見ることができちゃいます。運が良ければ檻の外に出た秋田犬をなでなですることができますよ。
天然ブナ林の中を散策
1993年に世界遺産として登録された白神山地で知られるように、秋田県には天然のブナ林が多くあります。白神山地は秋田の県北ですが、この乳頭温泉付近でも美しいブナ林が広がっていますので、是非森林浴を楽しんでみてください。
休暇村という宿泊施設から町を大回りし、約60分で戻ってこられるようなコースです。歩きやすいハイキングコースがきちんと整備してありますのでご安心ください。
江戸の武士が贔屓にした「鶴の湯」
乳頭温泉にある7つの温泉宿の中で、一番古い「鶴の湯」は4種類の泉質の異なる源泉があるため、それぞれを楽しむことができます。色はもちろん、肌触りや効能も全て違うので、長く楽しめますよ。
なんと1688年から存在することが文献に残されているそうです。茅葺き屋根でできた本陣は、江戸時代に大名が宿を利用した際に護衛の者が詰め所として利用した場所で、外から見ると今にも武士が出て来そうな歴史の深さを感じます。
もちろん大変人気で特に本陣は予約困難と言われていますが、日帰りで入浴だけもできる宿ですので、人気の混浴露天風呂だけでも入ってみてください。
まとめ
みちのくの小京都と言われる角館、角館の武士が訪れたとされる乳頭温泉、どちらも江戸時代の情景を色濃く残した美しい場所です。新幹線を使えば週末で両方を十分に楽しめますので、癒しを求めに訪れてみてはいかがでしょうか。
提供・トリップノート
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