秋田には、江戸情緒が残る街があるのをご存知でしょうか。それは桜の名所としても知られている角館です。さらにそこから電車で行ける乳頭温泉にも懐かしさを感じられる情景が広がっています。当記事では新幹線で行ける、角館から乳頭温泉のお勧めスポットをご紹介します。
角館とは
角館とは、江戸時代から今に続く武家屋敷街で、かつて江戸時代に栄えた芦名氏という武士が今に続く街並みの基礎を作ったと言われています。5月頃は枝垂れ桜が連なって満開となり、その江戸情緒を残した街並みを美しく彩ります。
武家屋敷一つ一つの庭も立派で、春のみでなく1年を通して美しい自然と、変わらない江戸の街並みを観ることができる、まさに“みちのくの小京都”の名にふさわしい街です。
角館必見・必食スポット
江戸の情緒を残す武家屋敷
角館一番の見所は、なんといっても江戸時代の面影を残す武家屋敷の街並み。黒一色の塀と四季折々の花や緑とのコントラストが大変美しいです。
なんといっても有名なのは枝垂れ桜。また夏には青々と茂る葉、秋には真っ赤なもみじ、冬は一面雪化粧といったように、実に豊かな表情を見せてくれます。春ももちろん美しいですが、比較的人が少ないそれ以外の季節も魅力的ですよ。
春先の桜は絶景!桧木内川堤
角館のもう一つの見所は、桧木内川(ひのきないがわ)の辺り。テトラポットやコンクリートの堤防などがなく、のどかな川辺の風景が楽しめます。こちらも桜の季節には圧巻の景色を見ることができます。
武家屋敷もですが、ハイシーズンはとにかく人が多いので、素敵な写真を撮影したい方は早朝に向かうことをオススメします。
武家屋敷の立ち並ぶエリアから川までの間には、お土産やさんや食べ歩き、スイーツのお店もたくさんあるので要チェックです。おばあさんがヘラですくってくれる、秋田名物”ババヘラアイス”もこちらでゲットできます。川辺でゆっくり休憩するのに、ちょうど良い食べ物がみつかるかもしれません。
秋田犬に触られるお土産やさん「角館さとくガーデン」
秋田に来たら秋田犬を見たい!という方もいるのではないでしょうか。角館さとくガーデンでは、庭先で武家丸という名前の秋田犬がお出迎えしてくれます。シャイで頑固な性格の犬も多い中、武家丸はかなり人馴れしており、写真も撮らせてくれます。
お店には、秋田の伝統工芸品の曲げわっぱや樺細工もたくさん売られているので、是非立ち寄って見てください。
お昼ご飯は名物比内地鶏の親子丼「桜の里」
秋田名物の比内地鶏を使った親子丼は、現在では方々で提供されていますが、こちらの桜の里が始めたと言われています。歯ごたえがあり、噛むほどに鳥の旨味が出てくる比内地鶏をふんだんに使った美味しい親子丼(¥1,620)は、是非このオリジナルのお店で食べてみてください。
そのほかにも比内地鶏を使った焼き鳥や、この辺りの郷土料理・お狩場焼きをアレンジしたお狩場唐揚げ(¥500)も人気の一品。
店内ではもちろんのこと、唐揚げはテイクアウトもできるので、食べ歩きしたり川の土手で食べても気持ちいいかもしれません。