成田空港のほど近くにある「航空科学博物館」は、日本最大級の航空専門博物館。本物のジェット機を間近に見学できるほか、パイロット気分で操縦体験にもチャレンジ。隣接する成田空港A滑走路をイメージした玄関アプローチなど、航空機にちなんだフォトスポットも満載です。大空への夢が広がるミュージアム、その魅力をご紹介します。

航空科学博物館とは?

【操縦体験もできる】航空科学博物館の魅力を徹底リサーチ!
(画像=『あそびのノート』より引用)

1989年開館の「航空科学博物館」は、30周年を迎えた2019年にリニューアルオープンしました。館内にはさまざまな航空機が並び、本物のジャンボジェット「ボーイング747」の機首部分が見学できるガイドツアーが人気。4種のシミュレーターによる操縦体験で、フライト気分も味わえます。

展望レストランでは、行き交う飛行機を眺めながら「機内食風ランチ」が楽しめるなど、成田空港隣接地ならではの魅力が詰まった博物館です。

航空ジャンク市などイベントも人気

航空科学博物館では、年間を通じてイベントが開催されています。なかでも「航空ジャンク市」は、1990年から続く名物イベント。例年3月と9月の年2回開催され、博物館の入館料のみで入場可能。実際に使用されていた飛行機の座席シートや、コンパス・高度計などの計器類、機内サービス用の食器、滑走路の誘導灯といったレアな商品が6,000点ほど並びます。

【操縦体験もできる】航空科学博物館の魅力を徹底リサーチ!
(画像=写真提供:航空科学博物館、『あそびのノート』より引用)

2020年春のジャンク市は、コロナ禍によりやむなく中止に。秋にはピーク時の入場人数を50人に制限し、入場者にビニール手袋を配布するなどの感染予防対策を取りながら開催されました。今後も状況に応じ、開催を検討する予定です(写真は2019年開催時の様子)。

クラウドファンディングで多くの支援が寄せられ存続

2020年5月、緊急事態宣言発令による臨時休館で、存続の危機に直面した航空科学博物館は、有志に資金援助を募る「クラウドファンディング」プロジェクトを立ち上げました。開始直後から続々と支援が寄せられ、早くも4日目には目標額を達成。

支援者には、有効期限のない「招待券」や「フライトシミュレーター1時間貸切特典」などのリターンが送られました。集まった資金は、今後の展示物や建物の修繕費などに活用されます。

航空科学博物館の見どころをフロア別に紹介

航空科学博物館は、5階建て(一部2階建て)の「本館(西棟・東棟・中央棟)」と、2階建ての「体験館」、レトロな航空機がずらりと並ぶ「屋外展示場」で構成されたミュージアムです。展示や体験スポットなどの見どころを、フロアごとにお伝えしましょう。