「日本のイメージは?」と聞かれると、オリンピック誘致で話題になった「おもてなし」の国と答える人もいるでしょう。しかし、イギリスのチャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)の世界人助けランキングでは、日本は下位に位置しています。どうして下位なのでしょうか。

世界寄付指数とはどんなもの?

「WORLD GIVING INDEX」とは、「世界寄付指数」や「世界人助けランキング」と呼ばれ、1ヵ月間に次の項目に該当する行動をとったかどうかの調査をまとめた指数です。

・見知らぬ人を助けましたか?
・寄付をしましたか?
・ボランティア活動をしましたか?

114ヵ国を対象に毎年調査が行われおり、2021年版の第1位はインドネシア、日本は114位で最下位でした。

世界寄付指数で日本は下位に低迷

項目別の内訳では、日本は「見知らぬ人を助けましたか?」114位、「寄付をしましたか?」107位、「ボランティア活動をしましたか?」が91位です。

同じ項目について、過去10年間のデータを集計した総合ランキングが2019年に発表されていますが、こちらも日本は126ヵ国中107位、「見知らぬ人を助けましたか?」では125位と低迷しています。