職場の雰囲気

まずは今の職場の雰囲気をチェックしてみましょう。

「○○ちゃんって可愛い顔してるけど仕事は全然出来ないの。気が利かないし」「業績がずっと悪いからこれからどうなるか…」というようなネガティブワードが連発される職場の環境は良いとは言えません。この場合は転職した方が良いでしょう。人間はネガティブな情報を浴びれば浴びるほど、ネガティブになっていく傾向があります。

1で紹介したネガティブは「不安だから行動できるネガティブ」ですが、このように職場で浴びせられるネガティブワードは「ただただ、うんざりした気分にさせられるネガティブ」。

この2つのネガティブの質はまったく違います。

人間はネガティブな情報を浴びれば浴びるほどネガティブになるということを心理学で証明したものがあります。

「100人村実験」というもので、100人から200 人くらいの小さな仮想村を作り、住民にひたすらネガティブな情報を浴びせました。「この村は景気が悪いよ」「どうしようもないよ」 という感じに。その結果、住民たちは次第に買い物を控えるようになり、気分は沈み、村全体が暗い雰囲気に包まれました。そう、このようにネガティブワードや愚痴を連発するような職場に“明るい未来”は期待できないのです。

働き手がどれくらい自由に仕事をしているか

次に見ておきたいポイントが「働き手がどれくらい自由に仕事をしているか」です。 まったく自由に仕事をさせてもらえず、完全マニュアル通りに自由を認めないようなとこ ろで働いていても身体を壊すだけ。

そして自由に働いていた方が仕事の効率も良いのです。オーストラリアのメルボルン大学のコーカー博士が300人を対象に行った実験では、勤務時間の20%以下という条件でネットサーフィンをしていた人はしなかった人と比較して、生産性が9%も高くなりました。 すなわち、ある程度自分の裁量で仕事が出来た方がメンタルヘルスにも良いし、仕事の効率も良くなるということ。

そして、それが自己肯定感に変わり、仕事が楽しくなるという好循環が生まれます。給料や福利厚生などだけでなく、こういうポイントも見ておきたいところです。新しい職場で、もし今以上に自由で過ごしやすい環境が用意されているのであれば、前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。

「ネガティブ」に着目することで転職がうまくいく

いかがでしたか。転職しようか迷っているあなた。

“ネガティブシンキングから沸き起こる不安を元に行動し、徹底的に今の職場と転職先を比較”しましょう。

未来の自分を変えられるのは自分だけです。悩んでいるだけでは変わりません。今の職場が良いのか、それとも転職をして新しい環境で過ごすのか。アクションを起こすのもあなたです。

提供・Cinq

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