【5】アシアナ航空(Asiana Airlines)
アシアナ航空は韓国の航空会社で、韓国の中では大韓航空の次に大きな航空会社です。東京からニューヨークへの直行便も運行していますが、直行便のエアチケットの予約が取りづらい夏休みや冬休みシーズン中は、韓国の仁川国際空港経由でニューヨークへ行く経由便なら、比較的安い金額でチケットを購入することも可能です。
経由便は時間もかかり、待ち時間が長いこともあるので敬遠される方も多いかと思いますが、アジアのHUB空港でもある仁川国際空港のようなトランジット用の施設が充実している経由地であれば、大きな免税店で買い物を楽しんだり、リラックスできる休憩場所でゆっくりできるので、乗り継ぎのための2時間ほどの待ち時間はあっという間です。
機内食のご紹介
アシアナ航空の機内食は、ITCA(国際機内食協会)主催の「2006年マーキュリー賞」で最優秀賞の金賞を受賞した韓国料理の「栄養サムパブ」をはじめ、就航先に応じて特性を活かした様々なメニューが加わります。
2010年:東京・成田空港から韓国経由でニューヨーク・JFK空港 へ
東京から経由地の韓国・仁川までは、15:20発 2時間半のフライトですが機内食を楽しめます。小さな冷たい日本蕎麦と、デザートのふわふわなムースケーキが印象的。短時間のフライトでもボリュームのある機内食が提供されると、ちょっとお得な気持ちになりますね。
韓国・仁川からニューヨークまでは14時間のフライト。20時に出発し、すぐに夕食が提供されます。
アシアナ航空の夕食の人気メニューは、プルコギのような肉と、ご飯、キムチ、味噌を葉野菜に包んで食べる「サムパブ」。日本の紫蘇のような存在の、韓国を代表する香草のエゴマの葉が味や香りのいいアクセントになっています。
サムパブ以外のメニューには、チキンやパスタがありますが、サムパブはアシアナ航空でしか食べられない機内食メニューですので、どうぞお食べ逃しなく!
【6】シンガポール航空(Singapore Airlines)
シンガポール航空は、シンガポールのシンガポール・エアラインズ・リミテッドが運営し、常に世界各国のメディアで「ベストエアライン」に選ばれている優秀な航空会社です。
また、世界最大の総2階建て旅客機エアバスA380が、成田からロサンゼルスとシンガポールの2都市へ運行しており、エコノミークラスでも、正面の座席のリクライニングが気にならないように設計された空間で、長時間のフライトを快適に過ごせるため人気があります。
シンガポール航空の機内で流れる「機内安全ビデオ(セーフティビデオ)」は、美しいCAさんが、印象的な美しい音楽とともに、美しい観光名所を巡りながら、優雅に安全装備について説明していくという、まるで観光CMのような今までにない美しすぎるセーフティビデオとして知られています。
機内食のご紹介
高度30,000フィートの上空では、気圧のため地上と同じ味付けだと薄味に感じてしまうという味覚変化が起こりますが、上空の機内でも最高の味の機内食を堪能できるよう、シンガポール航空ではフライト中の機内と同じ気圧の「疑似機内環境」で機内食の試作や試食を行っているので、料理の美味しさには定評があります。
2012年:ニューヨークからロサンゼルス経由で東京・成田空港へ
夕食はビーフかポークを選べたのでビーフをチョイス。温かいパンがサーブされ、ビーフがゴロゴロ入ったシチューのようなメインディッシュには、ハーブ風味ローストポテトや野菜のバター炒めが添えられていて、本格的な美味しい洋食を堪能できます。
デザートにはベン&ジェリーのアイスクリームが配布されたり、その後も水やジュース、スナック菓子、フルーツなどが時間差で配られ、お腹がいっぱいになりすぎて、朝食はスキップすることに。シンガポール航空の機内食の評判は噂に聞いていましたが、実際に体験してみると想像以上で、また乗りたくなること間違いなしです!
【7】エア・カナダ(Air Canada)
エア・カナダは、カナダのモントリオールに本拠を置き、世界5大陸の180以上の目的地へ向けて定期便・チャーター便を運航するカナダを代表する航空会社です。世界中の航空利用客1,800万人を対象に実施されたスカイトラック調査で「北米のベストエアライン」を5年連続で受賞し、北米で唯一4つ星ランクを誇る国際航空会社としても知られています。
エア・カナダの機内で流れる「機内安全ビデオ(セーフティビデオ)」は、カナダの壮観な風景と象徴的な場所がいくつも登場し、そのシーンごとに、飛行機に何か問題が発生した時の対処法や、大切なインフォメーションが紹介されるユニークな作りのビデオになっています。
機内食のご紹介
エア・カナダが誇るシェフ、ジェローム・フェレール氏が監修した機内食は、夕食、フライト途中の軽食(Mid-Flight Snack)、朝食の3回楽しめます。イタリアで最も愛されているラバッツァのコーヒーが飲めたり、専属のソムリエにより厳選された赤・白ワインのミニボトルも魅力的。食事の前におしぼりが配られたり、パンが温められていたり、サービス面も充実しています。
2013年:ニューヨーク・ラガーディア空港からカナダ経由で東京・成田空港へ
ドリンクメニューの中では、カナディアンビールがフルーティーで飲みやすいのでおすすめです。夕食はチキンかビーフが選べて、筆者はビーフを選びましたが、すき焼きのような味付けで食べやすく、デザートのチョコレートムースは軽くて上品な甘さで一個ペロリ完食してしまうほどの美味しさ。
全体的に夕食としては量がちょっと少ないかな?と一瞬思いましたが、消灯後すぐに、カップヌードルと、サンドイッチ、クッキーのミッドフライトスナック(軽食)が登場!カップヌードルは、ぬるめの少なめのお湯で作るので塩気をより強く感じます。食べた後は体がかなりむくむ感じがするので要注意ですが、眠くてもついつい完食してしまう日清カップヌードル、日本人なら食べずにはいられないですね。
この記事を書いたトラベルライターから一言
いかがでしたか。NYへの旅行で筆者の一番のおすすめはデルタ航空ですが、機内食はバラエティ豊かで毎回どんなメニューか楽しみですし、機内エンターテイメントの最新映画やドラマを満喫したり、退屈せずにNYまでの長時間フライトを楽しめています。機内食は海外旅行の楽しみの1つかと思いますので、航空会社を決める際の参考にしていただければと思います。(bluemoon)
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