下千本から急坂が増える上千本へ

吉野山は麓から標高順に「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と呼ばれています。吉野山駅から金峯山寺あたりまでが下千本、吉水神社のある中千本を経由し、竹林院から花矢倉展望台周辺までが上千本となります。

上千本口からは急な上り坂が増えてきます。標高が上がる分、見晴らしもよくなりますので、景色を楽しみに頑張りましょう。

花矢倉展望台

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

吉水神社から坂を上った先の休憩ポイントとなるのが花矢倉展望台です。

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

標高約600メートルのこの展望台からは、春には山全体が桜色に覆われる景色を見ることができます。春以外にも新緑に覆われた山々など、季節に応じた吉野山の美しい風景を楽しめます。

奥千本エリアに佇む神社を巡る

展望台から先は、吉野山の山奥となる奥千本エリアとなります。奥千本には吉野水分神社と金峯神社があります。

吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

水の配分を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神とし、「みくまり」が訛って「御子守(みこもり)」となり子宝の神様として信仰を集めています。

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)
【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

社殿は豊臣秀頼によって再建されたものです。中庭を囲みコの字型に配置されており、境内を入って正面に幣殿、左側に拝殿、右側に本殿となっています。

金峯神社

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

奥千本の中にある小さな神社。境内の中を大峯奥駆道が通っており、修行門と書かれた門から境内へ続く参道は急勾配の坂道です。吉野山の地主神である金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祭神として祀っています。

境内から3分ほどの場所に、源義経が追手から逃れるために隠れた「義経隠れ塔」があります。

金峯神社から、吉野山最高峰青根ヶ峰を目指す

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

金峯神社の境内に、青根ヶ峰へと続く道があります。前半は石畳、後半は未舗装の道となります。

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)
【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

山頂までには木々の伐採により開けた地があり、見晴らしがよく遠く山々を見ることができます。青根ヶ峰山頂は大峯奥駆道のルート上にはありませんので、大峰山の「従是女人結界」の碑がある途中の分岐点で分かれます。

青根ヶ峰山頂

【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)
【奈良】吉野山最高峰・青根ヶ峰を目指しながら世界遺産の神社仏閣巡り
(画像=えちこ トリップノートより引用)

吉野山最南端であり、最高峰の標高858メートルの青根ヶ峰。山頂は木々に覆われていて眺望は望めませんが、杉の木に囲まれながら休息できるベンチが用意されています。

この記事を書いたトラベルライターから一言

今回は、下千本から順に寺社を紹介していきましたが、青根ヶ峰を目指す場合、まずは一気に山頂を目指すか、数社参拝し、残りを下山時に参拝するなどした方が時間に余裕ができるのでおすすめです。金峯神社までは舗装されていますが急坂が続き、最後は山道となるため、トレッキングシューズや底の厚めのスニーカーなどが良いと思います。(えちこ)

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