社内で別の仕事をする「社内副業」って知っていますか?今までは副業を禁止する企業がほとんどでしたが、現在では副業を解禁する企業が増えています。さらには、自社内で副業を認める「社内副業」まで登場しました。このよう働き方の変化には、どのような背景があるのでしょうか。

1.「社内副業」って何?報酬は出るの?

「社内副業」って何?目的やメリットデメリットを解説!
(画像=『Cinq』より引用)

副業というと本業とは違う雇い主の下で働く、あるいは個人事業主として事業を行うのが一般的です。これに対して本業と同じ会社で、所属している部署以外のプロジェクトや業務を行うのが社内副業です。

「副業」とはいえ、あくまで業務時間内で別の業務や別部署のプロジェクトに携わるのが「社内副業」ですので、別途報酬が発生するものではありません。

ただ一部のIT企業では、システムエンジニアを対象に業務時間外に別のプロジェクト業務を行うと別途報酬が支払われる、という取り組みを行っている企業もあるようです。

2.社内副業を行う会社のメリット

1.「社内副業」って何?目的やメリットデメリットを解説!
(画像=『Cinq』より引用)

社内副業制度で企業が得られるメリットには、次のような事柄が挙げられます。

1つ目は、業務の活性化です。他部署から新たな人材がやってきて業務に改善が加えられるなど、停滞していた空気が活性化します。新たな視点で業務を見直した結果、これまでは気づかなかった課題が見えてくることもあります。

2つ目は、情報漏洩の防止です。組織の外から人材を求めるよりも、同じ社内の人材を起用する方が、社内機密などの情報が守られやすく、情報漏洩リスクが少なくなります。