IQが高い人と低い人の違いは、勉強ができるかできないかなのでしょうか。IQが高い人は優秀で、低い人は劣等生と言ってしまって良いものでしょうか。今回は、IQが高い人と低い人の違い15個やIQが低い人、IQの検査についてもご紹介します。
IQってなに?
脳の働きを示す値
IQとは、知能指数のことで、知能の基準を数字にしたものです。知能検査によってわかる数値ですが、値が高いほど知能が高く、低いほど知能が低いということを表しています。しかし、知能指数が高いからといって、頭が良いとは言い切れない部分もあるようです。
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知能指数。ビネ=シモンの知能検査法 (→ビネ=シモンテスト ) によって得られた精神年齢 (知能年齢) を,同人の暦年齢 (生活年齢) で割った答を 100倍して求める。指数 100が平均値である。 引用元:ブリタニカ国際大百科事典
IQ(知能)テストで知能指数がわかる
IQを調べるには知能検査があります。検査結果が100の場合は平均で、100以上の場合は平均以上、100以下の場合は遅れているということがわかります。しかし、幼児期の検査では、体調などで結果が大きく変わり不安定だそうです。また、知能検査には色々な検査方法があり、110が平均のものもあるようです。
IQを公表している有名人は?
中田英寿(元サッカー選手) IQ128
シャロン・ストーン(アメリカ女優) IQ154
所ジョージ(タレント) IQ138
ビートたけし(タレント) IQ132
大前研一(経済評論家) IQ216
アインシュタイン(物理学者) IQ173
山下清(画家) IQ68
IQが高い人と低い人の違いが起こるのは何故?
①生まれつきという遺伝説
IQが高い人と低い人の違いは遺伝だと思っていました。IQの説には様々な考え方があるようで、70%が遺伝で30%は後天的要素だという説もあります。IQが高い子は、やはりIQを持った親から生まれる確率が高いですが、親がIQが高くても、IQの低い子が生まれる可能性もありますし、逆もしかりのようです。
②育った生活環境説
IQは生まれてからの生活環境もとても影響していると考えられています。、幼少期の生活で数値も変動すると言われていて、この説は親の育て方が影響しているというものです。人は6~8歳までに脳の90%が作られると言われており、この年齢に知能教育をさせると伸びると言われています。
③遺伝と環境が相互に影響する
IQが高い人と低い人の違いは遺伝が考えられます。身長が高い両親から生まれた子は、身長が低い両親から生まれた子よりも身長が高くなる傾向が高いです。しかし、その後の育った環境で身長が伸びないこともあり得ます。結果、遺伝の発現はその後の環境で決まると言えます。IQが高い人と低い人の違い15個を紹介します。
普通の人とどこが違うの?IQが高い人と低い人の違い15個
違い①好奇心の度合い
IQが高い人と低い人の違いは、IQが高い人は好奇心が旺盛で色々なことに興味を持つ傾向があります。興味を持ったことは、達成感が得られるまでとことん調べるため知識も豊富です。また、興味を持ったことは身を持って体験したり、年齢を重ねても好奇心が止むことはなく、専門家のような知識を身に着けようとします。
違い②物事の理解力
次にIQが高い人と低い人の違いでは、IQが高い人は少ない会話だけで、相手が何を言いたいのかを理解する能力に長けていることが言えます。ビジネスの場では、とても重宝される存在ですが、会話がとても味気ないため、友達関係になるまでの深い会話はなかなか出来ません。
違い③問題解決能力
問題解決能力とは、知らないことでも自分の経験や知識を頼りに考えながら解決に導いていく能力です。IQが高い人はこの能力がとても高いと思われます。また、問題解決能力が高い人は、2つ以上のことを同時進行で考えることができるので、仕事も効率よく、早く解決することができます。
違い④仕事の能力
IQが高い人と低い人の違いは、仕事の能力だと言われています。IQが高い人はデータの分析能力や問題解決能力に長けていて、仕事の段取りが上手で要領が良い人が多いです。しかし、職場では難しい仕事や責任の重い仕事を、集中して任せられる事が多いのでそれなりの悩みもあるようです。また、集中力も優れています。
違い⑤情報処理能力
情報処理能力とは、与えられた情報がどのような情報であるかを瞬時に判断し、自分の頭にインプットし必要な情報だけをピックアップする能力です。このような人は、仕事の優先順位をすぐに付けることができ、効率良く処理することが出来ます。
違い⑥コミュニケーション能力
IQが高い人と低い人の違いは、IQが高い人は器用な人のため不器用な人の気持ちが理解できません。「何で出来ないの?」と素直に思うため、直球で疑問を投げかけます。そして、理性で物事を考えるためあまり感情を表に出しません。そのため、周囲と壁を作ってしまい、コミュニケ―ション能力が低いと思われてしまいます。
違い⑦物事の裏を読む力
IQが高い人は、モノの見方が一方向だけではなく、裏側や他方面からも見ることができるため、偏ったものの見方をしません。人が見ているのとは違うまた別の角度で物事を見ることができます。
違い⑧指導力が乏しい
IQが高い人は知識は豊富なのですが、人に教える能力はありません。「相手のわからないが理解できない」からです。頭の良い人ですから、論理的に説明することができても、相手のレベルまで下げて教えることができません。相手はレベルが高すぎて、理解できないまま終わってしまいます。
違い⑨トークスキルがある
IQが高い人と低い人の違いは、トークスキルがあることです。IQが高い人の会話は、相手がどんな情報を引き出したいのかを、素早く察知して話をします。そのため、話に後戻りがなく、相手をひきつけるトーク力を持っていて切り返しも上手です。また、IQの高い人の周りには、自然と同じレベルの人達が集まります。
違い⑩感情的にならない
IQが高い人は仕事でミスをしてしまっても、落ち込んだり感情的にはならず、冷静にこれから先のことを考えることができます。それはいくら感情的になっても、その問題は解決しないことをわかっているためです。また、IQの高い人はイレギュラーなアクシデントが起こっても、素早く対応できる柔軟性があります。
違い⑪ルックスが良い
ある研究結果で、ルックスが良い人にはIQが高い人が多い傾向があることがわかっています。、逆にルックスが悪い人ほどIQが低い人が多いそうです。ルックスとIQにはなんらかの因果関係があるのかもしれませんね。これもIQが高い人と低い人の違いと言えます。
違い⑫人とは違う性格である
IQが高い人と低い人の違いとして、IQの高い人に自覚はないかもしれませんが、人とはどこか違う変わった性格をしている人が多いことが挙げられます。IQが高い=天才と言われることが多く、天才肌の人はどうしても変わり者が多いイメージがあります。
違い⑬優れた人脈を持っている
IQが高い人と低い人の違いとして、IQの高い人は優れた人脈を持っています。そして、IQの高い人は、人を見る目があるので、いち早く性格や特徴まで見抜くことができます。逆にIQが低い人ほど他人を信用しない傾向にあるそうです。
違い⑭目上の人の助言を素直に聞けない
IQが高い人と低い人では、IQの高い人は目上の人の指示や助言を、素直に聞けない面を持っていますす。それは、目上の人達がIQの高い人が求めているものとは違う態度で接するからです。本当は命令を求めているのに、指示や助言をされると不機嫌になります。
違い⑮分析能力
最後にIQが高い人と低い人の違いとして挙げられるのは、IQが高い人たちは普通の人より、分析能力が優れている点ではないかと思います。分析能力が高い人は問題に対して、問題の本質をとらえてまずは何を解決しなければならないのか、また、それをどうやって解決していくのかを瞬時に答えを導くことができます。
女性より男性の方がIQが高いって本当?
IQテストで見られる傾向
IQが高い人と低い人の違い15個を見てきました。次は男女間での差が気になります。小中学生にIQテストをしてもらったところ、男性より女性のほうがIQが高い結果が出ました。高校生や大学生は、女性より男性のほうが高くなっています。しかし、最近は、女性のIQが男性を追い越しつつあるようです。
男性と女性どちらがIQが高くて頭が良いの?
女性は言語能力が男性より優れていて、男性は専門的な知識が豊富です。IQテストでは、出題者が男性有利な出題をすることがあるそうです。ですので、偏った見方をしない限り、男性と女性のどちらが頭がいいのかの答えは、「わからない」というのが実情だと思います。