ユキコに惹かれていく森生
突っかかってくる森生に対して、ユキコは股関を蹴り上げ、撃退する。誰もが恐れる森生を一発でダウンさせたことに仲間たちは驚愕。当の森生は、一本気なヤンキー精神を撃ち抜かれ、翌日から広場でユキコを待つようになり、恋心すら抱く。 周囲は心配してユキコを止めようとするが、森生の健気な一面に触れ、社会から理解を得られないヤンキーに理解を示すようになる。そんなユキコに森生はラブレターを送り、弱視への理解を逆に深めようとさえする。ここで森生が得たのは、相手と互いに思いやる関係性だ。 しかしユキコは、視覚的な情報をほとんど得られず、相手のちょっとした表情の変化を読み取ることができない。これは二人には重大な問題だ。そのため、森生が無実の罪で警察に捕まった現場では、耳からの情報しか得られず、森生に対して誤った判断をしてしまうのだが、それがかえって二人の関係性を深めることになる。
森生にコミットで大ブレイクの予感
森生が無実だと分かったユキコが、いつもの広場で森生を探し回る場面は感動的だ。 行き交う人に森生の特徴を伝えて聞き込みを続けても有益な情報は得られず、途方に暮れて座り込んだユキコの隣に森生がそっと座る。気配を察知したユキコが森生と知らずに聞き込みを始めると、自分のことを必死になって探してくれていたことに胸が詰まった森生は思わず泣き出してしまう。 ドラマで解説される「目はオレサマ」という表現から分かるように、視覚の情報に頼り切った人間がどれほど判断を誤り、それによって大切な相手との心のすれ違いを生み出してしまっているのだろうか。 ユキコは森生に、弱視の自分が正しい判断が出来るよう、これからは「言葉」にして伝えてほしいと言う。こうしたすれ違いは結局言葉によってしか解消することができない。 森生が書き直したラブレターには「恋です!」の簡潔な言葉がデカデカと書かれていた。お互いに思いやる心を得た森生は、さらに相手に言葉で伝えることの大切さをも発見するわけだが、第2話ではそれが具体的にデート場面で実践されていく。 この森生役、不器用だけれど、優しさが滲んでいる。第3話以降も必ず森生は、ユキコとの関係から何かを発見するはずだし、杉野のミラーリングの演技もより磨きがかかるに違いない。大ブレイクの瞬間を待ちたいと思う。 【関連記事】⇒カップル演じた福原遥×杉野遥亮「お風呂上がりの変な習慣」を打ち明けあう 【関連記事】⇒坂口健太郎“ふいキュン”の魅力爆発。火ドラ『ハンオシ』は大変なことになる <文/加賀谷健>
加賀谷健
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。 ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」や「映画board」他寄稿中。日本大学映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu
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