リアルな肝試し?奥の院ナイトツアー!
要予約!夕食のあとは恵光院へ
高野山の神秘を肌で感じたいのなら、必ず参加して欲しいのが高野山奥の院ナイトツアー。
奥の院にほど近い宿坊・恵光院が集合場所で、恵光院の僧侶による案内のもと、ツアーが行われます。恵光院以外の宿坊の宿泊客でも、予約すれば参加は可能。ただ、各宿坊には門限があるので、必ず確認してください。
集合時間は19時15分。大勢の人たちが恵光院に集まっていますが、よく見ると外国人が大多数。実は、このツアー、同じ時刻に日本語だけでなく、英語でも行っているのです。
英語の説明はもっと概念的で、日本の文化が垣間見れるような説明が中心。英語か日本語、どちらかしか選べませんが、どんな風に外国人に説明しているのか気になる方は、申し込むときに英語のツアーへの参加を希望してみては?
暗がりの奥の院へいざ出発!
日本語ガイドは歴史の偉人たちに触れた具体的なもの。豊臣秀吉や明智光秀、織田信長など、誰でも聞いたことがある武将の話を交えて説明してくれます。
昼間は木漏れ日の中、巨木が参道を誘ってくれましたが、夜は灯籠の明かりを頼りに奥の院の弘法大師御廟まで、およそ1時間半ほどの道のりを進みます。案内役の僧侶が懐中電灯で場所を照らしながら説明してくれます。
言い伝えや不思議な話に耳を傾けていると、一層想像力が膨らんで、背筋がゾワゾワ…。ある有名大名を自害に追いやった武将の墓は、直しても直してもどこかが必ず壊れるのだとか…。
夜ならではの話題も。奥の院への道を照らす燈明群は片側は太陽、反対側は月を形どっています。太陽は高野山真言宗の最高仏・大日如来、月の満ち欠けは人の心をあらわしているそうな…。詳しくはツアーで!
早起きは三文の徳?お経で始まる宿坊の朝
夢心地?神聖な朝の勤行
普賢院では朝6時30分から勤行が始まるので、その少し前にお寺の本堂に集合します。僧侶の修行風景の撮影は禁止なので、もちろん、おつとめの様子を撮ることはできません。
薄暗い中、ろうそくだけに照らされる本堂、そこに音楽のように流れる僧侶たちが唱えるお経を聞いていると、自分がどこにいるのかわからなくなってきます。しばらくすると、僧侶の案内でご焼香と御本尊の参拝を行います。
仏の足跡を辿って!お寺の中で聖地巡礼
一通り終わると、案内役の僧侶が仏舎利(ぶっしゃり)殿へ誘導してくれます。仏舎利とはお釈迦様のお骨のこと。ご住職が平成8年にネパールから持ち帰ったそうです。
仏舎利を拝観したあとは、僧侶の案内で仏舎利の部屋を囲むように設置されている108の摩尼(まに)車を手で回しながら進みます。その足元には所々、足跡を模った印が…。摩尼車のある回廊には聖地の砂が収められているそうです。その足跡に自分の足を重ねながら辿ると、聖地を巡礼しているのと同じご利益があるのだとか。ぜひ想像を巡らせながら歩いてみてください。
宿坊体験の締め!精進朝ごはん
朝のお勤めが終わると朝食です。もちろん、野菜が中心の精進料理。
普段、朝は食欲がないという人も、聖地巡礼の小旅行を終えたこの日ばかりは、箸が進むかもしれません。これも早起きのご利益かも?
提供・トリップノート
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