社会人になると「ビジネスマナー」は欠かせないもの。けれど気を付けなければいけないポイントが多すぎて混乱してしまうこともあります。この記事では、早めに押さえておきたいマナーのポイントを、身だしなみとコミュニケーションにわけてご紹介。

【身だしなみのマナー】「印象」はたったの0.5秒で決まる!

身だしなみとコミュニケーションのマナーについて
(画像=『Cinq』より引用)

面接や商談など初対面の人と会う時、印象のキーポイントとなるのが「入室した瞬間の0.5秒」です。印象行動学の観点では、入室時の第一印象で「◎」と判断された印象が、面接中に「×」に変わることはなかなかありません。一度良い印象を受けると、面接官も無意識のうちに質問内容や対応が好意的になります。

印象行動学の観点から見ると、特に「目の周辺」「口元」「頬肉の動き」「フェイスライン」を、人は自然と確認し、その人を信頼すべきかどうかを決めています。

面接時、好印象をあたえるポイント

・眉毛を含む目の周辺に前髪がかからないようにセットする
・口を大きく開け、口角を上げて話す
・ふんわりチークをのせ、就活疲れを感じさせないイキイキとした表情に見せる
・フェイスラインの髪をすっきりとまとめ、清潔感を表現する

これらの項目を心がけましょう。

【身だしなみのマナー】職業に見合ったスタイルかを見直して

2.身だしなみとコミュニケーションのマナーについて
(画像=『Cinq』より引用)

オフィスカジュアルとはいったい、どこまでがOKでどこからがNGなのか? 

こういった女性の悩みをよく耳にします。オフィスカジュアルの定義はとても曖昧。けれどファッションは自分自身を印象づけるためにとても大切なものです。洋服が与える印象というものはとても大きいのです。第一印の“見た目”は、説得力や、交渉力を上げる材料にもなります。

流行に敏感な職業の人や、オシャレさんだと思われたい方は、トレンド追って新しいものをどんどん取り入れて行けば良いでしょう。 取引や交渉など、重要なビジネスシーンでは、相手に見られたい姿を意識して洋服を選んでみてください。挨拶など、第一印象で柔らかい印象をつけたければAラインのふんわりしたスカートを、プレゼンを控えているから説得力をつけたいという場合には、ストレートのパンツやスッキリとしたペンシルスカートを選ぶなど。洋服を選ぶことは、自分をプロデュースすることです。

【身だしなみのマナー】バッグには身だしなみを整えるアイテムを揃えて

3.身だしなみとコミュニケーションのマナーについて
出典: instagram.com
(画像=『Cinq』より引用)

初対面の人にバッグの中身を見せることはありませんが、もしもの時に備えて事前に準備をしておくことが大切です。バッグの中には印象アップになる小物をしっかりと揃えておきましょう。

メイク直しのための化粧品・ポーチ

女性にはメイク直しは欠かせないもの。大事な日は化粧品が入ったコスメポーチを忘れないようにご注意を。メイク直しという簡単な作業が一手間あるだけで、勇気や自信が沸いてきます。

ティッシュ・ハンカチ

ティッシュとハンカチも出かける時には欠かせません。ここにあぶらとり紙がプラスしてあるとなおさら安心。カフェに入ってイスについた時も、ハンカチをひとつ膝の上に乗せておくだけで上品な印象に。

小さめの手鏡

メイク直しの時や、面接の直前のなどに使用したいのが、持ち歩きに便利な手鏡です。どこでも自分の状態をチェックできるようになります。メイク直しに最適な場所を見つける暇がない時も、難なく問題をクリアしてくれます。

ストッキングの替え

外出が多い営業ウーマンは、いつもストッキングの替えを持ち歩いていると言います。そこまで重い・かさばるものではないため、バッグの中にひとつ入れておくとビジネスシーンで役立ちます。

【コミュニケーションマナー】「二重敬語」には要注意

4.身だしなみとコミュニケーションのマナーについて
(画像=『Cinq』より引用)

相手を敬うときに使う敬語ですが、敬語はたくさん使えば良いというわけではありません。丁寧な敬語を使うことに意識が向かいすぎてしまう、「多重敬語」になっていませんか?

まわりくどくて相手に伝わりにくいこと、失礼になる場合もあります。敬意を表す事はとても大切ですが、逆効果になっては意味がありません。

例えば……

【NG】何時にお戻りになられますか?
【OK】何時にお戻りになりますか?

「お~になる」の尊敬語に尊敬の助動詞の「~れる」がついていて二重敬語になっています。

敬語は奥深く難しいものですが、きちんと使いこなしている人には好印象を持ちます。 「みんなが使っているしそのままでいいのでは?」と思わず、中には気にする人もいるということを忘れずに。正しい敬語を使っていきましょう。