山梨県大月市が選定する「秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)」という富士山を美しく見られる12か所のうち、九番にあたる高畑山と倉岳山を巡る登山コースをご紹介します。清流を横に眺めながら沢沿いを登っていき、山頂から富士山を臨む、所要時間およそ5時間の登山コースです。
【こちらの記事も読まれています】
清流が美しい「高畑山」に登ろう!!
登山口の扉は自分で開閉
高畑山登山口へは、JR中央本線鳥沢駅から徒歩で20分ほどです。途中、桂川にかかる橋を渡り、住宅地を歩く長閑な道のりになっています。登山口は大きな扉があり、通常閉められていますが簡単に手で開けることができます。登山者はこの扉を自分で開けて入っていきます。注意書きがされているように、開けたら閉めるのを忘れないようにしましょう。
登山コースに入ったら、すぐに小篠貯水池が見えてきます。筆者が訪れた際には、工事中で水は全て抜かれていました。これから先に見る沢は飲み水の源流となります。マナーを心掛けて登りましょう。
清流を眺める気持ちのいいコース序盤
コース序盤は、沢を横に眺めながら登っていきます。途中岩場の個所も多く、歩きやすいところは少ないかもしれません。水辺が近くぬかるみやすいので、足元に注意して登ってください。
高畑山山頂へは2コースあり、石仏で分岐します。看板右側へ進むと、早速沢を離れて山へ入っていきます。左側(穴路峠)はもう少し沢を楽しむことができ、先に夫婦杉を見ることができます。山頂への所要時間は右側のほうが20分ほど短いようです。筆者は左側へ進みました。
しばらく進むと、カメラに収まらないほど立派にそびえ立つ夫婦杉があります。
沢を渡り、向こう側へ行く個所が数か所あります。とくに橋が架かっているわけではないので、水量によっては渡ることが難しい場合もあるかもしれません。滑りにくい靴がおススメです。
【こちらの記事も読まれています】