函館から30分という好アクセスの場所にある大沼国定公園。一年を通してアウトドアスポーツやアクティビティなどの体験観光が楽しめるため、ファミリー層には特に人気のスポットです。秀峰・駒ヶ岳(こまがたけ)を仰ぐ景色も抜群ですが、景色を見るだけで終わってしまってはいませんか?今回はアウトドアやアクティビティは苦手・・・と言う人でも優雅な時間を過ごせるレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」にある湖上テラスでのクルーズランチを動画付きでご紹介いたします!
大沼国定公園とは
北海道亀田郡七飯(ななえ)町にある大沼国定公園は、秀峰・駒ヶ岳(こまがたけ)を仰ぎ見ることができる道南随一の絶景スポット。活火山でもある駒ヶ岳の火山活動によってできた大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼など複数の湖沼を、すべて総称して「大沼」と呼ぶことが一般的です。
入り組んだ複雑な形をした湖沼に、大小さまざまな小島が126も浮かんでいる姿は北海道では珍しく、日本三景の一つ「松島」をも彷彿とさせる景観といっても過言ではないでしょう。
夏は橋を渡って小島を散策するトレッキングや、サイクリングに遊覧船、カヌー、釣り堀など、冬はスノーモービルやスノーチューブ、スノーシューにわかさぎ釣りと、一年を通してアウトドアや各種アクティビティが楽しめるのも大沼の魅力の一つ。
函館から車で30分というアクセスの良さもあって、ファミリー層や道外からの観光客にも人気です。函館を拠点にした2泊3日程度の旅行なら、一日は大沼観光を楽しむというのもおすすめです。
なかには、アウトドアやアクティビティは苦手・・・という方や、オシャレをしてヒールのある靴やワンピースで来てしまったのでアウトドアはちょっと・・・という方もいらっしゃるでしょう。さらには、大沼名物「大沼だんご」さえ食べられれば満足という方もいるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが湖上テラスで優雅なひとときを過ごすことができる絶景クルーズランチ。せっかくの大沼の大自然をただ見るだけではもったいない!湖上に出て大沼の自然を体感しながら、優雅なランチタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
レストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」で優雅な湖上クルーズを
大沼のほとりに立地している湖畔のカフェレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」では5月中旬~10月末まで、湖上クルーズを運航しています。所要時間は約30分で、ランチのほかにデザートやドリンクだけの乗船も可能です。
- ランチクルーズ/2,915円(クルーズ用ランチ+ドリンク+乗船料)
- デザートクルーズ/2,530円(ケーキ+ドリンク+乗船料)
- ドリンククルーズ/1,980円(ドリンク+乗船料)
時間は11時の出航から1時間おきに15時まで運航。所要時間も30分と短いので、札幌・千歳方面から函館へと向かっている方でも、ドライブの休憩がてら気軽に立ち寄ることが可能です。
どんな絶景を堪能することができるのか、雰囲気のわかる短い動画をご用意いたしましたので、まずはこちらをご覧ください!
動画でもご覧いただいたとおり、パラソル付きのウッドデッキがそのまま大沼の湖上へと漕ぎ出します。
筆者が訪れたのは夏の盛りの暑い時期で、昨今の気候変動もあり30度を優に超える日差しの強い日でした。こんな時に逃げ場のない炎天下でクルーズなんてしても大丈夫だろうかと少し不安もあったのですが、湖上に出れば風が心地よく、暑さを忘れるほどの清々しさを感じることができました。
大きめのパラソルが日陰を作ってくれるので、強い日差しに晒されることもありません。ゆっくりと流れる大沼の景色、水面に咲くスイレンの花、ダイナミックに現れる駒ヶ岳の佇まいなど、30分ではもの足りないくらい贅沢な時間が過ごせます。
5月には初夏の爽やかな緑を、10月にはようやく色付いてきた道南の遅い紅葉が楽しめることでしょう。前述したとおり風を感じて実際の気温より少し涼しく感じると思いますので、春先や秋口には一枚羽織るものを持って乗船するのがおすすめです。また、乗り物酔いしやすい人は酔い止めの薬を飲んでおいた方が無難でしょう。