④ご飯を作って食べるための道具
食材・保冷バッグ
必須!ですが、形態はあまりこだわりません。というのも、近くに外食できる場所があれば、そこでご当地フードなんか食べればいいと思いますし、スーパーでもご当地のお惣菜があったりします。調理しなくてもご飯が食べれる環境であれば、持ち込む必要はないと思います(たぶん、いろんなところでキャンプしてくると、せっかくならばとご当地グルメを食べたくなるので、外食になっていくと思います)。
自炊派の場合、調達した食料をしばらく保存しておく場合に備えて、保冷バックがあると安心です。
調理用品、熱源、鍋
でも自炊派の場合、キャンプで想像するのは、キャンプファイヤー、地面に置いた薪に火をつけるイメージではないでしょうか。残念ながらほとんどのキャンプ場では、直火が禁止になっていて、焚き火台を持ち込む必要があります。
焚き火台は大型のものから小型のものとサイズがいろいろあり、コロコロキャンプであれば畳むとノートサイズになるような小さなものもあります。ただ薪を購入して後片付けもあるので、面倒・・・という場合はカセットコンロで調理するという手があります。たぶんこれが最も手軽で普段のガスコンロの環境とかわらないので、失敗がすくないでしょう。
ガス缶は2種類あって、CB缶とOD缶があります。CB缶は「Cassette Gas」、OD缶は「OutDoor」の意です。
CB缶はいわゆる、家で鍋料理のときに使うような円筒形のガス缶です。まずはコンビニやスーパーなど、どこでも手に入れることのできる、こっちのタイプが使えるコンロがお勧めです。
一方OD缶は、お椀をひっくり返した形状で登山で使うようなガス缶です。アウトドアストアでないと取り扱いがなかったりするので、コロコロキャンパーにはCB缶がお勧めです。
ガスを使うときにあると熱効率がよくなるのが、ウインドスクリーン。風よけです。屋外でガスを使うと、横から風が入ってきて熱効率が悪くなるのです。そこで風をブロックするのがウインドスクリーン。あれば、調理が速くなりますが、最初は無くてもいいかな・・・というものです。
鍋・箸・スプーン
鍋。大事ですが、最初は100円ショップの小型のもので十分です。キャンプにはまって、もっとたくさんキャンプしたい!というようであれば、山岳用などの軽量で丈夫なものを買えばよいでしょう。
意外と大物に気を取られて、持っていくのを忘れがちなのが箸・スプーンなど。アウトドア用のものも売られていますが、こちらも安いもので十分です。
飲料水
調理に汁物を作る場合は、必要ですし、汚れた手を軽く洗ったりもします。こちらも忘れがちなのでリストアップしましたが、水場のあるキャンプ場では不要です。
イス・テーブル
重さ数百グラムの軽量なものが出ています。これもあれば、快適になりますのでお好みで。
クッキングペーパー・ジップロック(ゴミ袋として)
さて、最近のキャンプ場の傾向としては、ゴミ持ち帰りのところがどんどん増えてきています。そのため調理時に出たゴミ、食べ残しなどを入れるための、チャック付きのビニール袋が必要です。また、自分がテントを張った場所と水場が遠い場合、鍋を洗いに行くのが億劫になるかもしれません。そんなとき使うのがクッキングシートです。ゴミ袋として使うジップロックにあらかじめ数枚畳んで入れておくとよいでしょう。
登山などで使うテクニックで、山では汁物といえども山を汚すため捨てることはできません。そのため、鍋をクッキングペーパーで拭うのです。もちろん、洗い場があるキャンプ場では不要ですが、万が一に備えて持っておくと安心ですね。
⑤お風呂に入りに行くときの道具
次はお風呂(またはシャワー)がキャンプ場についていたり、近くに温泉施設がある時の、あったらいいなの装備です。
ヘッドライト
これは、キャンプ場に灯りがない場合、日没後にお風呂(シャワー)までの道のりを照らすのに使います。ヘッドライトは何かと便利で、先に紹介したランタンを持ってこなくても、ヘッドライトがあればテントの天井からつるして、白いビニール袋でライトのまわりを囲めばテント内の照明としても使えます。
もちろんヘッドライトですので、頭に巻いて使うので両手があくから物が多い時は便利ですし、頭に巻くのに抵抗がある人は首回りにペンダントのように巻いてもいいですよ。とはいえ、ヘッドランプがなくても今はスマホのライト機能を使っても十分なので、あったらいいな、の装備です。
お風呂セット
シャンプー・リンス・ボディーソープやタオルなど、言わずもがなというお風呂セット。とはいえ、いろいろ持つのが面倒であれば、全身シャンプーだけ持っていくという手もありますね。
全身シャンプーはその名の通り、シャンプー、ボディソープ、洗顔料として体全身洗える石鹸です。持ち物を減らせるメリットのほかに、もしもキャンプ場がコインシャワーだったりした場合、いちいち洗顔用、髪用、体用・・・と石鹸を使い分ける手間が省けるので、サーっと洗うことが出来ます。女性向けに保湿の高いものや、男性向けにサッパリしたものもあるので、まだ使ったことがない方はこの機会にデビューしてみては?
タオルは一泊想定の場合、翌日にはパッキングして持ち帰るわけですから早く乾いてくれるアウトドア向けの化学繊維タオルか、手ぬぐいがよいでしょう。手ぬぐいはアウトドア向けのタオルに負けず劣らず吸水力もあり乾くのが早いですよ。
着替え
下着、着替えなど忘れずに!パンツ忘れると悲惨ですよ!
エコバック
お風呂バックのもろもろを収納するためのバッグがあるといいでしょう。コンパクトになるバックのうち、ちょっとした雨でも大丈夫な素材でできたものもあります。お風呂グッズや着替えを一緒にシャワーブースに持ち込むようなシーンでは、耐水素材のものがあるといいですね。アウトドア用のコンパクトになるバックの場合、耐水圧2,000mmのものも売られています(傘の耐水圧は約250mm程度と言われています)。
⑥キャンプをより快適にするためにあるといいもの
ここからは、「あったらいいな」なのでざざっとご紹介。
- 洗濯ばさみ:お風呂で使ったタオルを干すために使います。
- モバイルバッテリー:スマホの充電に使います。
- UV対策(サングラス、帽子、日焼け止め):絶対日焼けしたくない女子は忘れてはなりません!
- 歯ブラシ
- 化粧品(化粧水、メイク道具)
- 虫よけスプレー(体用、住宅用):夏場の場合は蚊から体を守るために、体にかける虫よけスプレーと、室内に放射して壁に付着させるタイプの虫よけスプレーがあると万全。ただし、室内に放射するタイプをテント内で使うときは、人間はいったん外にでて放射します。ワンプッシュで放射される量がテントでは多すぎますので。
- かゆみ止め:万が一さされちゃった場合のために、かゆみ止めもあるといいですね。
さて、だいぶ準備の説明が長くなってしまいましたが、キャンプは準備している時からワクワクがはじまっているのです!それでは、すべての道具をコロコロに詰めて、キャンプ場へ向かいましょう!
柳島キャンプ場へのアクセス
柳島キャンプ場へは、まずはJR東海道線の茅ヶ崎駅で下車、改札をでて左側の南口から出て、路線バス茅33系統または茅37系統に乗車し、「西浜高校前」または「浜見平団地」で下車します。
どちらで降りてもあまりキャンプ場までの距離はかわらず、だいたい徒歩10分程度です。バス代片道170円。一泊分の道具をコロコロと引いて、キャンプサイトへ向かいます。
国道134号沿いの歩道を、コロコロ引きながら歩いていくと、歩道橋が見えてきます。歩道橋には「柳島キャンプ場」の案内が掲示されています。
この歩道橋をこえて左に曲がると、今度は「柳島記念館」の案内表示があります。おや?キャンプ場は?と思うところですが、左折して2分ほど歩くと
やったー!柳島キャンプ場到着!電車とバスでこれるなんて、本当お手軽です。
ただし、ここからさらに300メートルほど歩きます。理由は、駐車場を兼ねているからなんですねー。(今回は電車・バスで来ましたが、もちろん車でもOKですよ)
受付
こちらがキャンプサイトへの入り口。保護林に囲まれているので、木陰が豊富で過ごしやすそうです。
キャンプサイトへ入るとすぐに敷地の案内図があって、画面左下の赤丸が現在地です。そのまままっすぐ進んで左にある6番の建物が管理棟です。まずは受付のため管理棟まで行きましょう。
通路に小枝が飛び出さないようにしているのか、防護ネットで覆われた道をずんずん進むと
左手にあるのが管理棟です。柳島キャンプ場は予約制です。Webで予約ができます。
結構埋まっていることが多いのですが、前日・当日キャンセルもあるので、直接電話してみると意外と入れたりします(今回も当日の朝に電話して、空きがあったので入れたパターンです)。
受付でチェックインを済ませます。予約時の氏名、人数やレンタル品、車利用の有無の確認があります。今回コロコロキャンプですから、「お車の利用はありますか?」「ありません」、「レンタル品のご利用はありますか?」「ありません」となるわけですが、じゃあどうやって来られたんですか?お荷物は???→キャリーケースで。というつかみでスタッフの方と盛り上がれますよ。コロコロキャンプは、まだ一般的ではないので、ネタとしてはおいしいでのです。
ちなみに、今回いちからコロコロキャンプ用品をそろえましたが、スーツケースにすべてが入った状態で売られている商品もあります。いちいちそろえるのは面倒、という方は、そういった商品を買われるのも手です。
その後、管理簿を渡されます。サイト利用料は茅ヶ崎市民だと3,000円、市外の利用者だと3,500円です。
ちなみに受付でビールなどアルコールも購入できますよ。
テントサイト
市外利用者の場合、テントサイト一区画につき3,500円なのですが、どれだけの広さかというと・・・
緑のテントが筆者のテントです。ポツーン。このテントの両横と、前に広がる敷地が割り当てられた区画です。小型のテントだととても持て余し気味な広い敷地です。数人のグループできても楽しめそう。ファミリー向けの大型テントでも、タープも設営できそうな広さです。
ちなみに、コロコロキャンプだと、テントを設営した後もとっても簡単で、今回この状態でやってきたのですが、
テントを設営して、マットと寝袋を広げたら、あとはエーイっとキャリーケースをテント内にぶちこめば準備完了というお手軽さ。
こうしたお手軽さも魅力です。
キャンプサイト探検
それでは、そのほかの設備を見ていきましょう。
炊事場
管理棟の横に炊事エリアがあります。
流しやカマドがある炊事棟を中心に、ウッドテーブルとチェアーが設置されています(ウッドテーブルやカマドは、予約時に割り振られます)。
あと何気にありがたいのが、自動販売機があるところ。炊事棟にあります。
シャワー
管理棟の横にシャワールームがあります。3つあり、空いていればいつでも利用できます。
シャワールームを利用する際は、入り口に入浴中の札をかけます。
キャンプ場に隣接している海へ!
茅ヶ崎と言えば、まっさきに思い浮かぶのは海ではないでしょうか。柳島キャンプ場は海に隣接しているので、敷地の奥から、海へとアクセスすることができます。管理棟のさらに奥に行くと、海へ続く道があります。
ただし、施錠時間があるのでご注意を。朝7時から夜10時まで開いています。
ここを出ると、左右に道が広がっていて、右に曲がるとすぐに海が見えます。左に曲がると、保護林の遊歩道をしばらくあるいてから海に出ます。
うみーー!!この日は、海岸でバーベキューをしている人たちをたくさん見かけました。なお、茅ヶ崎市では、直火禁止なのでバーベキューの際は、バーベキューコンロを持参しましょう。詳細は公式サイトをご覧ください。
カセットコンロ派であれば、ちゃちゃちゃっと炊事場を設営して、海を眺めながらご飯をいただくこともできますね。小型のテーブルやイスがあれば、なお快適。
もちろんここから、茅ヶ崎のシンボル、「烏帽子岩」も見えますよ。
おわりに
いかがでしたか?キャンプしてみたいけど移動手段がない。という方のためにキャリーケースで移動するコロコロキャンプをご紹介しました。柳島キャンプ場は、徒歩圏内にコンビニやレストランもあるので不自由しませんし、テントサイトのシャワーでは物足りない方は、バスやタクシーで近くのスーパー銭湯を利用することもできるので、最初のコロコロキャンプにはお勧めです。
関東には、そのほかにも駅近、まははバス停近の良物件があるので、興味がある方は、どんどん発掘してみてくださいね!
それでは、おやすみなさい・・・。
提供・トリップノート
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