CMで韓国の今をキャッチチャン・ドンゴンが「一緒に」といざなう心温まるCMとは?
チャン・ドンゴン
今回紹介するのは、大物俳優チャン・ドンゴン(写真)が出演したモバイルゲーム「MU ORIGIN(ミューオリジン)」のCM。
同ゲームは日本でもサービス中のオンラインゲーム「MU~奇跡の大地~」が原作で、ネット上で繋がっている他のプレイヤーたちと力を合わせて戦ったり、ミッションを遂行しながら冒険を繰り広げるMMORPG。
2015年4月28日のリリース直後にGoogle Playストア売上げランキング1位を獲得しました(韓国国内)。
CMでは「一緒に」をテーマに人生の節目、節目をゲーム内のシチュエーションに溶け込ませており、見終わった後どこか心温まる内容になっています。
数え切れないほどのクエスト
熾烈を極めたPVP
手に汗握った攻城戦
人生で最高の宝物
一人では不可能だった
一緒にプレイしよう
RPG以上のSTORY
人生はRPGゲームのよう。数え切れないくらいこなしてきた学校の試験(クエスト)、熾烈を極めた就職活動(PVP)、競合プレゼンに見事勝利(攻城戦)、我が子の誕生に立ち会った人生最高の瞬間(報奨)。全て一人では不可能だった。その時、夕日をバックにチャン・ドンゴンが登場。「一緒にプレイしよう!」と「MU ORIGIN」の世界へといざないます。
※CM写真提供:ゲーム会社「WEBZEN」
飽和状態になりつつあるモバイルゲーム、生き残る鍵は大物スターの起用!?
韓国で2010年頃からモバイルゲームが本格的にサービスを始めて約5年。アクション、PRG、カジュアル、パズルなど幅広いジャンルで新作タイトルが次々とリリースされ、今では飽和状態になりつつあります。いかに他タイトルと差別化を図り、「大作」として印象付けるかが生き残る鍵となった今、広告塔に大物俳優を起用するゲーム会社が急増しています。
チャン・ドンゴンの他にもイ・ビョンホン(「Idea(イデア)」)、チョン・ウソン(「乱闘」)、イ・ジョンジェ(「GHOST with ROCKET(ゴーストウィズロケット)」)、ハ・ジョンウ(「CHRONO BLADE(クロノブレード)」)などがCMモデルとして続々登場。
広告に投資する費用が必然的にアップするため、利益度外視の過剰なマーケティングなのではという指摘も上がっています。スター起用が増えた背景の1つに、モバイルゲーム市場の規模が成長し収益がアップしたことにより、広告費の資金繰りが容易になったことがあります。
なお、地上波テレビCMにおけるモバイルゲーム広告費は2012年4億ウォンでしたが、2014年には126億ウォン、2015年1月から8月に集計されたものだけでも442億ウォンと過去3年で110倍近く増えました(韓国放送広告振興公社調べ)。モバイルゲーム業界において、人気俳優出演の映画を彷彿とさせる豪華なCMは今後もしばらく続く見込みです。
CMで韓国の今をキャッチ
ドラマ、映画、K-POP、流行が目まぐるしく移り変わるエンタメ界に置いて、消費者の心を掴むために今売れている旬のスターを起用しているCMこそ韓国の最新情報がキャッチできる絶好のコンテンツ。そんな韓国CMから垣間見える韓国文化や社会現象などの小ネタポイントを併せてご紹介します!
提供・韓国旅行コネスト
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