太るのは食べ過ぎが原因なことが多いですが、実は肝臓が疲れていることでも太りやすくなります。ダイエットをしても、肝臓の機能が低下していると思うように痩せることができません。そこで今回は、ダイエットを効率的に成功させるために辞めるべき肝臓に悪い習慣、食べるべき肝臓に良い食べ物を紹介します。
太るのは肝臓が疲れているから!?
「腸内環境が悪いと太りやすい」というのは、有名な話ですよね。小腸に住んでいる腸内細菌の種類によっては、太りやすい体質になることが分かっています。実は、ダイエットに影響を与える臓器は、小腸だけではありません。
肝臓もダイエットに大きな影響を与えているんです。
肝臓は体内でたくさんの役割があり、肝臓が疲れると太りやすくなります。今回は、栄養学とスポーツ科学を専門とする筆者が肝臓がどのようにダイエットと関係あるのか、肝臓の疲れを取り除き痩せるにはどうすればいいのかを紹介します。
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特に糖質を制限することによって、血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌量を減らせば、脂肪がつきにくい体になります。糖質制限中の1日あたりの糖質量は70g~130g程度を目安にすると良いでしょう。摂りすぎた糖質を抑制すれば、ダイエットに繋がり、しかも病気のリスクを下げてくれます。
▼参考
ご飯茶碗一杯(150g)の糖質量:53.4g 食パン1枚当たり(6枚切り)の糖質量:26.6g
でも、食事の度に糖質量やカロリーの計算をするって大変ですよね…。そこでオススメしているのが、糖質制限された健康的な食事を宅配してくれるサービスです。これを活用すれば、楽に継続ができるため、ダイエット成功の近道となります。
最近では多くのサービスがありますが、ここでは「nosh(ナッシュ)」をオススメしたいと思います。noshの特徴は、【低糖質】で【健康的】なことに加えて【安くて美味しい】ということです。
▼メニューの特徴
1.シェフと管理栄養士が開発
2.全てのメニューが糖質30g以下
3.全てのメニューが塩分2.5g以下
単純ですが、コンビニ弁当よりも安くて、美味しくて、しかも糖質やカロリーが計算された健康的な食事を宅配してくれる便利なサービスだからです。メニューも豊富なので、飽きることもなさそうです。
ダイエットと肝臓の関係
肝臓の役割1:栄養素を代謝する
私たちは食事を摂取し、糖質や脂質、タンパク質といった栄養素を小腸から吸収します。小腸から吸収された多くの栄養素は一度肝臓に入り、それから全身に送り届けられます。
肝臓は栄養素を吸収する際の通り道となり、栄養素が代謝される場所なので、ダイエットにおいて重要となります。
肝臓の役割2:薬物の解毒に関わる
肝臓は、薬に含まれている成分やアルコールなどの解毒作用という役割も担っています。薬物やアルコールはそのままだと体の中で毒になる物質です。肝臓はそうした毒をなくす働きがあるのです。
肝臓の役割3:胆汁を作る
私たちは小腸から栄養素を吸収しますが、その際に胆汁(たんじゅう)という液体が分泌されます。消化をスムーズに行うためにかかせないのですが、さらに「リパーゼ」という消化酵素を活性化させ、脂質の消化吸収を促進するという作用もあります。
その胆汁を作っているのが肝臓です。肝臓は栄養素の消化吸収に大きく関わっている臓器なのです。
ここまで紹介してきたように、肝臓は栄養素の消化吸収に大きく関わっています。そんな肝臓が疲れてしまうとダイエットに悪影響があります。
肝臓が疲れている状態が続くと、肝臓で炎症が生じ、栄養素の代謝がうまくいかなくなります。すると、体内に脂肪が蓄えられてしまい太る原因になります。
肝臓が疲れてしまうと太ってしまう。反対に、肝臓をいたわりしっかり休めてあげることが効率的なダイエットに繋がります。
肝臓の疲れは、全身倦怠にも繋がる
肝臓が疲れてしまうと栄養素の代謝がうまくいかず、疲労感を感じる原因にもなります。
お酒のお供として用いられることの多いヘパリーゼという商品には、「肝臓水解物」が配合されていますが、効能・効果の欄には「滋養強壮、胃腸障害・栄養障害・病中病後・肉体疲労・発熱性消耗性疾患・妊授乳期などの場合の栄養補給、虚弱体質」とあります。肝臓を労わることは、滋養強壮のためにも大事なことなことなのです。
疲れがとれない、朝起きるのがつらい、体がずんと重いという方は、肝臓疲労を疑ってみましょう。