芸歴15年以内の漫才の頂上決戦『M-1グランプリ2021』(ABC・テレビ朝日系)。今年は過去最高の6017組がエントリーし、その数は昨年の5081組を大幅に超えて過去最高となりました。
M-1といえば、お笑い界で一番といってもいいほど注目度の高いイベント。優勝者のみならず、ファイナリストになるだけでも話題となり、テレビの出演本数が飛躍的に増えると言います。今年はどんなスターが生まれるでしょうか。 多くのエントリーの中、3点にスポットを当て注目しておきたい芸人たちをご紹介します。
注目1:アルコ&ピース、ハライチ……お馴染みの中堅コンビ
7月にYouTubeのM-1グランプリ公式チャンネルにて配信された番組『M-1GP2021開催 いきなり生電話ライブ』で、さっそく出場宣言をして話題になった「アルコ&ピース」。 彼らは2018年に三回戦で敗退したのを最後に、M-1でその名を見ることはなくなりました。ボケの平子さんは、今年がラストイヤーであることと、漫画『サラリーマン金太郎』を読んで胸が熱くなったからと前述の配信で語り、その出場を決めたそうです。M-1にはそれだけ芸人の心を掻き立てるものがあるということでしょう。
他に「ハライチ」や「カミナリ」など、今年は昨年度不出場であったテレビでも活躍する中堅芸人の再エントリーが目立ちます。 また、キングオブコント2013年王者「かもめんたる」も初エントリー。コントが印象的な彼らが、どんな漫才を見せるのか気になりますね。
注目2:おいでやすこがの奇跡よ再び。意外なユニットコンビたち
ピン芸人・おいでやす小田さんとこがけんさんのユニット「おいでやすこが」。 昨年はファイナリストとなり、さらに準優勝したことで多くの注目を集めました。今年もエントリーをしているということで、どこまで行くか楽しみですね。
彼らに続けとばかりに、R-1(『R-1グランプリ』フジテレビ系)やM-1の芸歴制限で出場資格を失った芸人さんを中心に今年も続々とユニットコンビがエントリーをしています。 目立ったところで言うと、「ハイトーン兄弟」(パーパーほしのとスーパー三助)、「コウメマイルド」(コウメ太夫と三浦マイルド)、「ぶるファー吉岡」(紺野ぶるまとルシファー吉岡)、「シャウト!!」(サンシャイン池崎とBKB)、「アイデンR」(アイデンティティとR藤本)、「お見送りロマンティック」(お見送り芸人しんいちと西村ヒロチョ)、「ミクミクサイダー」(河邑ミクと森本サイダー)……などなど、テレビや多くの賞レースでの決勝でおなじみの面々がずらり。
ほか、昨年も出場し三回戦に進出した「ヒコロヒーとみなみかわ」、かつてはなかやまきんに君と共にユニットで準決勝にも進出したサバンナの八木さんが、今回はレイザーラモンHGさんと組んだ「ネオ☆健康ボーイズ」にも注目です。 珍しいところでは人気グループBOYS AND MEN(ボイメン)の小林豊さんと平松賢人さんの「ゆた子とひら子」も出場。どんな活躍を見せてくれるでしょうか。