2日目午前:平泉の観光名所「中尊寺」「平泉文化遺産センター」「毛越寺」「観自在王院跡」を巡ろう
2日目の午前中は、平泉にある観光名所を順に巡りましょう。金色堂で知られる「中尊寺」、平泉の歴史を学べる「平泉文化遺産センター」、かつては中尊寺を凌ぐ規模だったと言われる「毛越寺」、浄土庭園の遺構が残る「観自在王院跡」の順にめぐるのがおすすめです。
国宝や重要文化財を多数所有する「中尊寺」
2011年に世界遺産に登録された、平泉の5つの遺跡群。そのひとつが「中尊寺」で、平泉観光ではマストで訪れたいスポットです。
中尊寺といえば、藤原氏の富の象徴ともいえる豪華絢爛な「金色堂」が有名。中尊寺が創建された頃からのこる平泉を代表するお宝です。この国宝第一号の「金色堂」をはじめ、境内には3000余点の国宝や重要文化財を所有しています。
入場無料の歴史施設「平泉文化遺産センター」
中尊寺の拝観を終えた後は、次の目的地である「毛越寺」へ向かう途中にある「平泉文化遺産センター」を訪れてみましょう。
平泉文化遺産センターは奥州藤原氏を中心に、平泉の歴史を図解パネルや展示で学ぶことができる施設。入場は無料ながら内容が充実しており、平泉についての知識を深められる格好のスポットです。
境内全体が特別史跡に指定されている「毛越寺」
平泉文化遺産センターに続いて訪れる「毛越寺」は、中尊寺と同じく平泉の5つの遺跡群の構成資産のひとつ。最盛期には中尊寺を凌ぐ規模だったと言われています。
当時の堂塔は全て焼失してしまい、現在境内に建つ伽藍はすべて新しく造られたものですが、当時の遺構が多数残されていることから境内全体が特別史跡に指定されています。
こちらでは、東西約180m、南北約90mの大きな池泉を中心に作庭された浄土庭園も見どころ。池に水を取り入れるための水路である遣水は、平安時代から残る唯一の遺構で、大変珍しく貴重です。庭園は特別名勝に指定されています。
庭園の遺構が残る「観自在王院跡」
毛越寺に隣接する「観自在王院跡」は奥州藤原氏二代基衡の妻が建立したと伝えられる寺院の遺跡で、こちらも世界遺産の構成資産のひとつ。
平安時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭記』にのっとった庭園の遺構が完全に残っており、池の北岸に大阿弥陀堂と小阿弥陀堂が建てられていたことから、浄土庭園であったと考えられています。発掘調査後に復元整備され、現在は史跡公園として観光スポットとなっています。
2日目ランチ:岩手名物「わんこそば」をいただこう
観自在王院跡の観光を終えた後は、そろそろランチタイム。岩手名物の「わんこそば」をいただきましょう。
中尊寺へと続く月見坂の途中にある「そば処義家」や、“盛り出し式”と呼ばれる平泉わんこそばの元祖である「芭蕉館」などがおすすめです。
2日目午後:「猊鼻渓」で岸壁の合間を抜ける舟下りを楽しもう
わんこそばでお腹がいっぱいになった後は、北上川の支流・砂鉄川にできた全長2kmほどの渓谷「猊鼻渓」を散策しましょう。高さ100mを超える岸壁の合間を往復90分ほどかけてめぐる、舟下りが人気の景勝地です。
奇岩・奇勝を眺めながら、ユーモアあふれる船頭のガイドを聞き、そして船頭さんが唄う「げいび追分」に耳を傾けるのも楽しみの一つ。折り返し地点に着くと、一旦舟から降りて周辺を散策できるのも魅力です。
舟の上で飲食もできるので、ビールや鮎の塩焼きなどを購入して乗船するのがおすすめ。また冬には屋形船、12月から2月はこたつ舟が運行しています。
提供・トリップノート
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