長寿のお祝いとしてもっとも有名なのは60歳の還暦です。それ以外にも「喜寿(きじゅ)」や「米寿(べいじゅ)」などさまざまなお祝いがあり、それぞれのお祝いには意味があります。その中でも今回は「白寿」について詳しくご紹介。お祝いする際のプレゼント選びやポイントについても詳しく解説していきます。

白寿とは数え年で何歳?

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

白寿は満98歳(数え年で99歳)の長寿のお祝いです。漢字の「百」から一画目である「一」の部分を引くと「白」になることから白寿と呼ばれ、数字の100から1を引いた数が「99」であることから99歳のお祝いとされています。

お祝いをするタイミングについては決まりはなく、家族が集まりやすいお正月やゴールデンウィークをはじめ、お盆や誕生日、敬老の日に合わせるケースが多いです。

白寿ともなれば99歳とたいへん高齢なのでおじいちゃん、おばあちゃんの健康を第一に考慮して計画を立ててみましょう。「お祝いをする人にとって都合の良いタイミング」ではなく、「お祝いをされる人にとって都合の良いタイミング」でお祝いをするのが正解と言えるかもしれません。

【2021年の白寿を迎える干支は?】

数えでの生まれ年は1923年(大正12年) 干支は亥(イノシシ)
満年齢での生まれ年は1922年(大正11年) 干支は戌(イヌ)

白寿祝いのプレゼント選びのポイント

文字通り白寿祝いには白色のものを選ぼう!

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

何を贈ればいいか迷ってしまったとき、まずは白色のものから考えてみるのはいかがでしょうか?

料理や食べることが好きであれば、カップやお皿などの食器類。よくお出かけする方には、衣服や身につけるものがいいかもしれません。「白」といったテーマを決めるだけでさまざまな案が出てきます。

また、白色は「健康」「祝福」「神聖」といったイメージカラーであることから、白寿の贈り物としては相応しい色ともいえます。

しかし、白色のものでも白い花束や白いハンカチなどは、不祝儀を連想してしまう可能性があるので避けておいたほうが無難です。

白寿祝いの予算はいくら?

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

お祝いをするにあたって目安となる予算も気になるところです。そこでまず押さえておきたいのが関係性。自分にとっての両親に当たるのか祖父母なのか、または親戚や知り合いに当たるのかによって相場が変わってきます。

両親に白寿祝いを贈る場合の相場:20,000円〜30,000円

両親に白寿祝いをする場合は、20,000~30,000円が相場。何を贈るか決まっておらず、金額から考える際の参考にしてください。

•祖父母に白寿祝いを贈る場合の相場:10,000円〜20,000円

祖父母にプレゼントを贈りたい場合は、10,000円~20,000円が相場といわれています。その中でも金額に迷いが出たときは、祖父母との親密さなどを考慮してみてはいかがでしょう。

•親戚や知り合いに白寿祝いを贈る場合の相場:10,000円前後

親戚や知り合いにプレゼントを贈りたい場合は、10,000円前後が相場といわれています。あまり高すぎるものを贈ると気を遣わせてしまう場合もあるので注意が必要です。

長寿祝いには消耗品以外がおすすめ

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

これまで長生きをしてきたお祝い。そして、これからも長生きを願う際に贈るものが消耗品となると、あまり縁起が良くないといったイメージを持たれる場合もあるので気をつけてたいところ。とくに気をつけておきたいのが長寿の方が好みそうなお茶や櫛など。

年配の方が好みそうなものであり、ついお祝いの贈りものとして選んでしまいがちですが、お茶は香典返しなどの弔事に使われ、櫛は苦や死を連想させるためタブーとされています。ほかにも縁起が悪いものを連想させるものは避けておいて間違いはないので、購入の際には一度確認することをおすすめします。

白寿祝いにメッセージを添えよう

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

お祝いのプレゼントを贈る際にメッセージを添えておくと、自分の想いや気持ちをダイレクトに伝えられるので喜んでもらえること間違いなし。「ありがとう」という感謝の気持ちはもちろん、「長生き」「健康」など白寿らしい言葉をたくさん用いることで日頃の想いを伝えてみましょう。お祝いの際に、ご本人を前に声に出して読み上げるなんて演出もおすすめです。

白寿祝いにちゃんちゃんこが定番な理由

白寿(はくじゅ)は何歳?祝いのプレゼント選びのポイント&おすすめの贈りもの10選!
(画像=photo:PIXTA、『あそびのノート』より引用)

長寿祝いにちゃんちゃんこを贈って、お祝いの席で着てもらうといった習慣があります。そもそも長寿祝いでちゃんちゃんこを着るようになったのは還暦が始まり。昔は魔除けの意味を持つ「赤いちゃんちゃんこ」を赤ちゃんに着せていました。還暦は赤ちゃんに還るという意味で、赤いちゃんちゃんこや帽子などの還暦セットを着るようになり、その流れでほかの長寿のお祝いでもちゃんちゃんこを着ることが定番となりました。
白寿を迎えられても子供心を忘れず、童心に還って楽しんでもらいたいという願いも込められています。最近では、それぞれの長寿のテーマカラーに沿ったちゃんちゃんこが多く出回っているので、白寿のお祝いの際にも活用してはいかがでしょう。