イギリスの有名なことわざをご紹介!

古くからの歴史を誇り、ヨーロッパの大国としてさまざまな発展を遂げ、世界を牽引してきた国・イギリス。伝統や礼儀作法などを重んじる紳士の国としても有名ですよね。

今回はそんなイギリスに伝わる有名なことわざを厳選してご紹介します。人生に関するものや恋愛にまつわることわざは、日々の考え方を変えるきっかけになるかもしれません。

自分の気持ちに合うものがあったら、英語で手帳やノートにサッと書き留めてもかっこいいですよ。人生や恋愛について悩んでいる方は、最後まで読んでみてください。

人生に関するイギリスのことわざ

イギリスの有名なことわざをご紹介!人生や恋愛など使いたくなるものを集めました
(画像=pixabay.com Folkより引用)

長い人生を生きていく中で、自分だけでは解決できない悩みに直面することもあるでしょう。家族や親しい友人に相談して気持ちを聞いてもらうのもよいですが、そんなときは異国のことわざや名言に触れるのもおすすめです。

イギリスのことわざには人生に関するものが多く、読んでみると参考になるものや気持ちが楽になるものばかり。まずは、人生に関するイギリスのことわざを5つピックアップしました。

心が軽くなるイギリスのことわざ


All is well that ends well.

終わりよければすべてよし


劇作家・シェイクスピアによる戯曲「終わりよければすべてよし」のタイトルから広く世界に広まったイギリスのことわざです。日本でもよく使われていますよね。言葉の通り、結果さえよければ始まりや途中経過がまずくても問題がないということ。

これまで途中で失敗したと思っても諦めずに続けたら、案外なんとかなったという経験はありませんか?人生で「このままでは失敗するかも」と感じたときこそ、途中で投げ出さずよい結果を残せるように気持ちを集中させてみましょう。

継続の大切さがわかるイギリスのことわざ


Rome was not built in a day.

ローマは一日にして成らず


劇作家ジョン・ヘイウッドの言葉から生まれたとされているイギリスのことわざ。有名な中国のことわざ「千里の道も一歩から」に似ています。

ヨーロッパの文明を築き上げたローマ帝国も、1日で出来上がったわけではありません。小国から大帝国になるまで、700年ほどの歳月がかかったと言われています。

仕事や成し遂げたいことがあるとき、なぜできないのだろうと諦めそうになることもあるでしょう。そんなときは継続していけば、いつかは目標を達成できると言い聞かせてみてください。

前向きになれるイギリスのことわざ


Fortune comes in at the merry gate.

幸運は陽気な門からやってくる


有名な「笑う門には福来る」に似ていることわざで、イギリスでもよく使われています。いつも楽しく笑って過ごしているおうちには幸運が不思議とやってくる、常に明るくしていればおのずと幸せになれるという意味。

人生で不運が続くとき、嫌な出来事に見舞われたときは、こちらのことわざを思い出して笑顔をキープできるようにしてみましょう。笑顔になることでパワーがチャージされて、楽しい気持ちにもなれます。自然と周りによい人たちも集まって、素敵な連鎖が生まれてくるはずです。

待つことの美学を知れるイギリスのことわざ


Good things come to those who wait.

待つ者には良いことがやってくる。


イギリスの詩人であるバイオレット・フェインの言葉から誕生したと言われていることわざです。日本の「待てば海路の日和あり」にも似ていますね。人生を生きていると、努力をしていてもなかなか思うようにいかないこともあるでしょう。

チャンスを掴むためには絶妙なタイミングも必要なのです。絶対に手に入れたいものなら、慌てる心を穏やかにさせて辛抱強くタイミングを待ってみてもよいかもしれません。

積極的に行動したくなるイギリスのことわざ


Strike while the iron is hot.

鉄は熱いうちに打て


日本でも有名なことわざ「鉄は熱いうちに打て」は、実はイギリス発祥のものです。17世紀のイギリスの政治家オリバー・クロムウェルの残した言葉との説があり、古くから使われてきました。

こちらのことわざは2つの意味があります。吸収力のある若い頃に鍛えておくべきという意味と、物事は早急に進めないと成功しにくくなるという意味。

どちらにせよ、早めに行動に移していくことが大切だとわかりますね。自分自身を鼓舞したいときは、ぜひ口ずさんでみてくださいね。

恋愛に関するイギリスのことわざ

イギリスの有名なことわざをご紹介!人生や恋愛など使いたくなるものを集めました
(画像=pixabay.com Folkより引用)

片思い中も失恋してしまったときも、ひどく落ち込んでしまう恋愛。恋愛にまつわる悩みは、生きていれば誰しもが経験します。気持ちを整理したり、前向きに次へ進もうと考えたりしても、なかなかうまくいかないことってありませんか?

そんなときはイギリスの有名な恋愛のことわざに触れて、恋愛について冷静に考え直してみましょう。イギリスのことわざや格言を読んで意味を理解することで、恋愛への新しい取り組み方や幸せの掴み方がわかるかもしれません。まずは、気分転換にイギリスの有名なことわざを読んでみてください。

辛い恋愛の最中に読みたいイギリスのことわざ


The course of true love never did run smooth.

真実の愛には、困難がつきまとう。


イギリスの詩人・劇作家である有名なシェイクスピアが残したもの。若い貴族たちの結婚をテーマにした有名な喜劇「夏の夜の夢」の台詞で、よく知られているフレーズです。

恋愛の最中には、さまざまな試練が待ち受けていますよね。遠距離恋愛になってしまったり、結婚の話が進まなかったり…。でも、試練が次々とやってくるのは2人の愛が本物だから。

本物の愛でなければ、1つの試練も乗り越えられず別れてしまっているはずです。真実の愛だから試練が起こると考えてみてください。

結婚の悩みに効くイギリスのことわざ


Better be single than ill married.

不幸な結婚をするより、独身でいる方がよい


イギリスには、結婚関係のことわざもたくさんあります。こちらは、結婚へなかなか辿り着けないときに読みたいことわざです。恋愛をしているときは、結婚=ゴールだと考えてしまいがちですが、結婚はただの人生の通過点でしかありません。

結婚してからの道のりの方が長く、その後の人生がどうなるかはお互いの頑張り次第。相手の性格や相性によっては、独身でいた方がよかったと後悔してしまうかも。結婚を決断するときは、幸せな道へと続いているのかしっかりと見極めて判断するようにしたいですね。

失恋で疲れたときに捧げるイギリスのことわざ


It’s better to have loved and lost than never to have loved at all.

愛し失うことは愛したことがないよりマシだ。


失恋すると気持ちが落ち込み、普段の生活に支障をきたすこともあるでしょう。そんなときは、こちらのことわざを思い浮かべてみてください。恋愛をすることによって、相手に自分の気持ちを伝える積極性や他人を思いやる優しい心などが育まれました。

また、思いが通じ合う喜びも知らなかったはずです。恋愛経験はよい人生経験に繋がります。失恋で辛いときは、イギリスのことわざを読みながら「人として成長できた」と自分を褒めてあげてくださいね。

恋愛が怖いときに読みたいイギリスのことわざ


Love sickness hurts but does not kill.

恋の病で傷つくことはあるが死にはしない


恋愛が怖いとき、失恋したときにおすすめのイギリスのことわざです。恋がうまくいかないと、悩みすぎて普段のように笑えない、食欲がまったくないと必要以上に落ち込んでしまう方も多いのではないでしょうか。

しかしイギリスのことわざで言われているように、恋の病で死んでしまうことはありません。恋愛が原因で傷つくことはあっても、いつか傷は癒えて立ち直れると前向きに考えてみてください。楽観的に考えていれば心も体も少しずつ元気になって、また恋愛するパワーが溢れてきますよ。

背中を押してくれるイギリスのことわざ


All’s fair in love and war.

愛と戦争では全てがフェアだ。


積極的に恋愛したいときにふさわしいイギリスのことわざ。日常会話でもよく使われている有名なことわざで、映画やドラマの台詞にも頻繁に登場します。「愛と戦争では全てがフェアだ」つまり、「恋愛をするなら手段を選ばない」という意味。

恋愛しているとライバルがいたり、タイミングを考えてしまったり、いろいろなことがありますよね。恋愛がうまく進まないときは、イギリスのことわざを心に留めて、自分が一番だと言い聞かせながら積極的に行動してみましょう。