ヘルシーで痩せるイメージの鍋ダイエット。しかし、頻繁に鍋メニューにしたいのに全然痩せない、むしろ太ったという声もあります。一体何が原因なのでしょう。管理栄養士の岡 清華さんに鍋ダイエットで痩せない原因、そして痩せる鍋の食べ方についてご紹介ししていだたきます。

鍋ダイエットで太るのは、食べている量を把握しづらいから

お鍋ダイエットの最大の落とし穴は、今どれだけ食べたのかが把握しづらく、つい食べ過ぎてしまうことにあります。

ダイエットの基本は、腹八分目でおさえること。これはみなさん聞いたことがあると思います。満腹まで食べてしまうと摂取カロリーが増えてしまうだけでなく、消化不良を起こすなど内臓疲労に繋がってしまいます。常に内臓が消化にエネルギーを使っていると、脂肪燃焼がなかなか行われずダイエットに悪影響です。

ヘルシーな具材を中心としたお鍋でも、食べ過ぎてしまえば摂取カロリーがオーバーしてしまうこともあるということを覚えておきましょう。

ダイエット成功の秘訣とは?
ダイエットには運動も大事ですが、実は食事が8割なのをご存知ですか?

特に糖質を制限することによって、血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌量を減らせば、脂肪がつきにくい体になります。糖質制限中の1日あたりの糖質量は70g~130g程度を目安にすると良いでしょう。摂りすぎた糖質を抑制すれば、ダイエットに繋がり、しかも病気のリスクを下げてくれます。

▼参考
ご飯茶碗一杯(150g)の糖質量:53.4g 食パン1枚当たり(6枚切り)の糖質量:26.6g

でも、食事の度に糖質量やカロリーの計算をするって大変ですよね…。そこでオススメしているのが、糖質制限された健康的な食事を宅配してくれるサービスです。これを活用すれば、楽に継続ができるため、ダイエット成功の近道となります。

最近では多くのサービスがありますが、ここでは「nosh(ナッシュ)」をオススメしたいと思います。noshの特徴は、【低糖質】で【健康的】なことに加えて【安くて美味しい】ということです。

▼メニューの特徴
1.シェフと管理栄養士が開発
2.全てのメニューが糖質30g以下
3.全てのメニューが塩分2.5g以下

『common』より引用
(画像=『common』より引用)
「nosh」がなぜここまで人気なのか?

単純ですが、コンビニ弁当よりも安くて、美味しくて、しかも糖質やカロリーが計算された健康的な食事を宅配してくれる便利なサービスだからです。メニューも豊富なので、飽きることもなさそうです。

鍋ダイエットで太る原因は、具材、タレ、スープにあり!

『common』より引用
(画像=『common』より引用)

鍋ダイエットで太ってしまったという原因は、他にも考えられます。こんな食べ方をしていませんか?

1、 脂質の多い肉を選ぶ

お鍋のお肉といえば、霜降り牛や豚バラ肉が定番という方は多いのではないでしょうか。それらのお肉は脂質が多く、カロリーが高めです。いくらお鍋でダイエットしようとしても、お肉を選び方を間違ってはむしろ太ってしまいます。

豚肉の部位別カロリー(100gあたり)
ヒレ肉 130kcal
もも 183 kcal
肩ロース 253kcal
ロース 263kcal
バラ 395kcal

2、 ヘルシーじゃない食材を使いがち

マロニーや肉団子、ソーセージ、餃子といった食材もお鍋の具材に人気ですね。特に、マロニーは見た目が白滝(こんにゃく)に似ているので何だかヘルシーに感じられますが、でんぶんで出来ています。茹でたマロニー100gで70~90kcalほどあります。

主食よりは低カロリーですが、ほぼゼロカロリーのこんにゃくと同じ感覚でたくさん食べてしまうと太る原因になります。

3、 ゴマダレはカロリー高い

ゴマダレには、砂糖が多く使われており糖質が高くなっています。種類にもよりますが、市販のゴマダレは大さじ1で30~40kcal程度はあります。糖質量を考えても、大さじ1で5gはあります。お鍋を食べるときにタレをたっぷり絡めていると、あっという間に100kcal、200kcalプラスされてしまうこともあるのです。

4、 すき焼きは糖質が高い

お鍋の中でもすき焼きはずば抜けてカロリーが高いです。その理由は、割り下の作り方になります。タレを使わずに作ったことがある方はわかるかと思いますが、基本は酒と醤油と砂糖です。砂糖の割合が多めなので、すき焼きの甘くて美味しい味に仕上がるのですが、その分糖質もカロリーも高くなってしまいます。お鍋ダイエットをしたいなら、すき焼きは除外しておきましょう。

5、豆乳鍋、キムチ鍋もカロリーが高い

豆乳鍋やキムチ鍋も糖質が高く、高カロリーなので注意しましょう。まったりとした味、甘い風味の鍋スープには注意が必要ですよ。