金蝶園総本家 大垣東店
金蝶園は、創業が寛政10年(1798年)という、岐阜では誰もが知る老舗和菓子店です。名物は、通年販売されている「金蝶園饅頭」(1個135円)。愛らしい一口サイズのお饅頭で、フワッとお酒の香りがする皮に、しっとりしつつフワッと溶ける滑らかなこし餡が包み込まれています。
金蝶園の美味しさの秘密は、その餡にあります。小豆に含まれる渋み成分を取り除くため、小豆を水から沸騰させた後、ゆで汁を捨てて新しい水を加えて煮る「渋切り」という工程があります。通常は1~2回繰り返すところ、金蝶園では3~4回行った上に、大量の水にさらして短時間で冷やすため、さっぱりとして風味も良い餡が仕上がるそうです。
その他にも、写真左側の金蝶園最中(1個129円)のほか、季節の和菓子としては右側の若あゆ(1個151円)なども販売されています。
4〜9月限定「水まんじゅう」
期間限定ではありますが、金蝶園のもう一つの名物といえば「水まんじゅう」。夏に食べたくなる、さっぱりとした冷たい和菓子で4~9月に販売されています。
中でもこのお店でしか味わえない名物が「オオガキ珈琲水まんじゅう(4個561円)」。大垣藩出身の蘭学者である宇田川榕菴が「珈琲」という字を創り出したことにちなんで、コーヒー味が誕生したそうです。
つるりとした食感でほろ苦いコーヒー味の葛と中のこし餡が意外にも相性が良く、苦みと甘味のバランスにこだわりが感じられます。そして生クリームをかけていただくとまろやかさも加わって至福の味わいに!一番人気は「こし餡」だそうで、毎年「オオガキ珈琲水まんじゅう」をお目当てにされる方も多いのだとか。
その他にも様々な水まんじゅうが販売されています。(こし餡4個、こし餡・抹茶餡・季節餡2個入り計4個など、共に518円)
お店の外では勢いよく湧き出る「菓生の泉」が見られ、同じ湧水が店内にも!水槽の中で、お猪口に入って清らかな水で冷やされている水まんじゅうの様子はなんとも涼しげで、水の都大垣ならではの光景ですね。
水まんじゅうは常温保存し、召し上がる前に30分程度冷蔵庫で冷やすと良いそうです。水まんじゅうをイートインする際には、小さく砕いた氷(もちろん大垣の湧水)と湧水の中に水まんじゅうを入れて提供されます。ご自宅でも同じようにして、フォークを使って氷水の中で切り、口に運ぶと一層涼やかさを感じられますね♪
お店の場所や雰囲気など
外観はモダンで、店内は木のぬくもりが感じられます。大通り沿いにあるので行きやすく、駐車場は約10台分完備。当日に電話予約もできますよ。
注文とお会計を済ませから、店内のイートインスペースでお菓子を味わうこともできます。
メニューの一例
・水まんじゅう2個(こし餡・抹茶餡)と緑茶のセット:407円
・水まんじゅう3個(こし餡・抹茶餡・季節の餡)と緑茶のセット:539円
・上生菓子1個と抹茶のセット:737円
・抹茶:451円
・コーヒーと紅茶(ホット・アイス):各275円
おわりに
いかがでしたか?これらのお店ならではの和菓子を購入したくなったのではないでしょうか。和菓子は季節を感じられるものもあり、ホッと一息つきたい時のお供に最適ですね。日頃の疲れが癒されて、心ほぐれるひと時が過ごせますよ♪
提供・トリップノート
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