毎晩メイクを落として素肌に戻るように、日々、自分のココロに溜まったものを洗い流す時間をつくりませんか?
「瞑想」「マインドフルネス」と、ここ数年注目され始めてきたキーワード。
言葉だけを聞くと、ヨガやお寺などの特別な場所に行って学ばないと、日常に取り入れるのが難しいというイメージがあるかもしれません。
ここ近年、ニューヨークでは仕事帰りに疲れを癒したり、オンオフのスイッチを切り替えるためにBarの代わりに、メディテーションセンターに行って「メンタル」の「セルフケア」をすることが浸透しつつあります。
外見の美しさのためには、ジムやヨガ、筋トレ、スキンケアなどさまざまな方法で自分を管理し、内面の美しさのためには、食事をオーガニック野菜やグルテンフリーなどに見直し、取り入れるものを自己管理してきました。
外見と内面を管理した先に見えてきたのが、「メンタル(精神)の管理」でした。
「メンタル」を管理する方法として、簡単かつ日常に取り入れられて、しかも効果的なメソッドとして今、メディテーションが見直されてきています。
しかも、メディテーションの効果は、ただ美しくなるという曖昧なものでは終わらず、脳科学的な効果が証明され始め、医療や教育現場、大企業のルーティンワークにも取り入れられています。
さらには、プライベートでのパートナーシップの問題改善や女性のセックスへの悩み改善などでも注目されるまでに。
■そもそもメディテーション(瞑想)って何?
では、メディテーション(瞑想)とはなんでしょうか。
有史以前から存在していますが、本来は「心の状態を知り、究極の意識や集中状態に達するための訓練」と言われています。
つまり、今でいうこのセルフメディテーションは、宗教色を取り除いた「ココロのトレーニング方法」なのです。「悟り」の域にいく必要もないし、修行僧のようになりたいわけでもない。
でも、ココロの状態がいつもクリアだと、今見えている世界が、もっと違う世界に見えてきます。そして、本当に望むことや、好きなことに素直に進んでいけるようになります。
「セルフメディテーション」を日常に取り入れて、ココロをリセットする習慣をつけると、
睡眠改善、疲労回復、そして何よりも、正直な自分でいられるようになり、穏やかな感覚を思い出すことができます。
では、実際にどのように取り入れるとよいのでしょうか?
■セルフメディテーションの方法
「セルフメディテーション」を行う前に、重要なプロセスを知っておきましょう。
メディテーションをしようと思っても、
・なかなか集中できない
・結局いろいろなことを考えて終わってしまった
・寝てしまった
など最初は特にわかりにくく、またきちんとメディテーションしている状態になれない方が多い印象です。
メディテーションをスムーズに行うためには、常に「グラウンディング」というイメージプロセスが大切です。
この「グラウンディング」をしっかりイメージしてから、メディテーションを行うと、思考や気持ちに囚われません。しっかりと落ち着いて本来のココロの状態を知る、気づきを得る、リセットする、という感覚を得やすくなります。
なので、まずはセルフメディテーションのための「グランディング」を第一のステップとして取り入れるところから始めてみてください。
それができるようになると、自ずとメディテーションのレベルが上がっていき、日常のココロのリセットがご自身でよりスムーズにできるようになっていきます。
■「グラウンディング」のやり方
1.椅子に座ります(または、横になっていてもかまいません)。
2.肩のチカラを抜くために、3回ほど肩を回し、肩甲骨を動かします。
3.椅子に座っている場合も、横になっている場合も、手のひらを上にします。
4.軽く目を閉じて、鼻または口から息を吐ききり、そして鼻から吸う呼吸を3回
5.頭のてっぺんの遥か遠くから、1本の光の線が、頭から首、背骨を通り、尾てい骨までたどり着くイメージをします。
6.尾てい骨までたどり着いたら、そこからさらに、地下へ深く深く降りていき、やがて地球の中心にまでたどり着いて、空から自分を突き抜けて地球の中心とつながっているイメージをします。
7.1本の線でつながるイメージができたら、その1本の光の線を通って、頭の中にあるこ今日の出来事、やらなくてはならないこと、悩み、身体の痛み、甘い記憶やステキだった記憶もすべて、地球の中心に流れていくイメージをします。
8.良きことも不要なことも流すのは、さらに良きことがその空白に入ってくると思ってください。
9.心地がよい状態や穏やかな感覚を、好きなだけ感じていてください。
10.瞑想から出るときには、まずはグラウンディングの1本のイメージを思い出して、身体の感覚が戻って来てから、頭を低くして、または横にして、ゆっくりと目を開けます。
■セルフメディテーションで、自分のためだけの極上時間をつくる
多くの女性は、たくさんの役割を持ちながら、それぞれの任務をこなし1日が過ぎていきます。
自分のための時間でさえ、後回しにしてしまいがちですが、いつのまにか自分がどんな状態なのか、なにを思っているかさえもわからなくなってしまことがあります。
まずは、グランディングの時間を1日に2分でもよいので、取り入れてみてください。「自分のためだけの時間」を確保し、自分を感じる時間に使いましょう。
また、この極上の時間をつくれるようになると、人生も今見えている世界も変わってきます。そして、自分のことをちゃんと愛せるようになりますよ。
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