子供の褒め方やしかり方がわからないと悩むパパママは多いのではないでしょうか。子供を褒める時やしかる時の声掛けは、子供の自己肯定感や自信を育てるのに大きな影響があります。子供の上手な褒め方やしかり方のポイントを紹介しますので、参考にしてみてください!
子供を褒めたりしかったりするときに注意したいこと
子供を褒めたりしかったりするときに注意したいのは、子供の「自己肯定感」を傷つけないようにすることです。「自己肯定感」とは、自分の価値や存在意義を認める感情のことで「自分は大切な存在である」や「自分には生きている価値がある」と感じられることです。子供の自己肯定感を育み、自信を失わないようにするためには「褒める・しかる」をどのように使い分ければ良いのでしょうか?
子供の自己肯定感を育み、自信を失わないように褒める、しかる
子供の自己肯定感を育み、自信を失わないようにするためには、パパママや学校の先生、友達が、子供を認め褒めてあげることが大切です。褒められることで子供の自己肯定感を高めることができます。パパママが「あなたのことが大好きだよ」と子供の存在を大切に思っていることを伝え、褒めてあげることで自己肯定感を育み、自信を持って生きていけるようになるのです。
また、自己肯定感を育てるためには「しかり方」にも注意が必要です。子供の主張や気持ちを聞かずに一方的にしかってしまうと、子供は「自分の存在を否定された」と感じ自信を失くしてしまいます。しかる時は、子供の感情を受け入れつつ正しい行動を教えることが大切です。
自己肯定感が子供の成長に大切な理由
自己肯定感が高い子供は何事にも積極的に取り組むことができ、くじけそうになっても前向きになることができます。逆に自己肯定感が低いと何事にも消極的になり、何かトラブルがあったとき自分自身を責めてしまいます。
子供は褒められることで少しずつ自己肯定感を築くことができるので、パパママなど子供を取り巻く環境が大切です。パパママ以外にも先生や友達など、子供と関わる人が子供を上手に褒めて育てる必要があります。
自信と自己肯定感の違い
自信と自己肯定感の違いは何でしょうか? 自信は「私はこれができるからすごい!」などの「自分の能力に対しての自信」です。一方、自己肯定感は、「できてもできなくても、自分は自分」という「自分の存在に対しての自信」です。
自己肯定感を高めるためには、褒めて育てるのがおすすめです。子供を褒めて育てることのメリットは、自信につながったり、やる気が増したり、安心感をもつことができたりします。また、子供だけでなく、パパママも褒めることで喜びや安らぎを感じることができます。褒められることで集中力ややる気がアップし、学力向上にもつながります。
子供の褒め方のポイント
それでは子供の褒め方のポイントを6つご紹介します。
子供の褒め方1:結果だけでなく過程を褒める
最初の褒め方のポイントは、結果だけでなく過程を褒めることです。結果を求めることももちろん大事ですが、結果ばかりを求めてしまうと何においても結果で評価する習慣がついてしまいます。子供が失敗した時や結果が出なかった時、しかるのではなく、それまでの努力や子供の頑張りを褒めてあげることが大事ですね。何かに挑戦しようとしたこと、最後まで諦めずにやり遂げたことを具体的に褒めてあげると良いでしょう。
子供の褒め方2:子供が進んでやったことを褒める
子供が得意なことや子供自身がやりたいと言ったことに対して、反対したり、パパママの意見を押し付けたりせず、子供の意見を聞いて思いっきり褒めてあげることがとても大事です。
また、子供は好きな遊びをしているときはとても集中力がありますよね。パパママとしてはもういいんじゃないと思いがちですが、子供は好きな遊びはいつまでもしたいものです。そんなときは、好きなことに集中できる頑張りを認め、褒めてあげることで子供の自己肯定感を育むことができます。子供の「やりたい」という気持ちを尊重し、見守ってあげましょう。
子供の褒め方3:気づいた時に子供を褒める
子供がお手伝いをしてくれた時、後で褒めてあげようと思っても、子供は後から言われると何のことかさっぱり分かりません。子供は、まだまだ未熟なので、気づいた時に褒めてあげないと効果はありません。日常の忙しさでついつい後回しになりがちですが、子供を褒める場面はいろいろとあるので、気づいたらその場で褒めてあげましょう。
約束やルールが守れた時、友達と仲良く遊んだ時など…褒めようと思いすぎるとなかなか言葉が見つかりませんが、「きちんとルールが守れたね」など思ったことを伝えるだけでも子供は嬉しいものです。パパママは子供が良いことをした時やお手伝いをしてくれた時、気づいたらすぐに、子供たちをたくさん褒めてあげましょう。