東京都の最高峰にして、日本百名山の「雲取山」。都内のなかではロングコースの山としても知られていますが、今回は最短コースかつ最もポピュラーな「鴨沢コース」についてご紹介します!見どころや通過ポイントについても詳しくご紹介していくので、これから雲取山にチャレンジしようとお考えの方はぜひチェックしてみて下さいね♪
「雲取山」とは?
東京都の最高峰として知られている「雲取山」は、東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2,017.1mの山です。
都内の山で2,000mを越えるのはこの雲取山のみで、登山道や山頂からの眺めも良く、日本百名山にも選ばれています。
各方面に登山口やコースが豊富にあるにも関わらず、どのコースを選んでも標準タイムが長く、1泊2日の登山計画が推奨されているロングコースの山です。
また、アニメや漫画で大人気の『鬼滅の刃』の聖地としても知られていて、ファンにも注目されています。
登山愛好家にはもちろんのこと、聖地巡りのスポットとして幅広い層の人々に人気の山です。
雲取山で最もポピュラーな鴨沢コース
どのコースを選んでも1泊2日の登山計画が推奨されている雲取山ですが、これからご紹介する「鴨沢コース」は最短のコースとして知られていて、最もポピュラーな道でもあります。
標準コースタイムは、鴨沢コースの登山口である小袖登山口から往復約10時間で、登り6時間、下り4時間とされています。
登山道は概ね整備されていて、危険な箇所もそこまでなく、緩やかな登りが長く続きます。健脚・登山中級者以上の方でしたら日帰りも可能なコースなので、ぜひチャレンジしてみて下さいね♪
鴨沢コースの見どころ&通過ポイント紹介
鴨沢コースの見どころや通過のポイントとなる場所について、スタートから下山までを9つに分けてご紹介していきます。登山タイムの目安にもなるかと思うので、ぜひ参考にしてみて下さいね♪
①小袖登山口
鴨沢コースのスタートは、小袖乗越にある「小袖登山口」!
小袖登山口まではバスやマイカーでアクセスすることができ、バスでしたら最寄りは鴨沢バス停、マイカーでしたら丹波山村村営駐車場の利用が便利です。
登山口前はピンクや緑色の旗が立っていて、『鬼滅の刃』を代表するデザインで彩られているのですぐに判るかと思います!
②平将門 迷走ルート7/10(堂所)
歩き始めは、木々に囲まれた緩やかな登りが続きます。
眺望も良くなく、登ったり平坦になったり、木の根の道になったりの繰り返しです。道の雰囲気が変わってきたなと思い始めるのは、「平将門 迷走ルート7/10の堂所(どうどころ)」から。
この平将門迷走ルートには全部で10カ所の案内板があり、平将門の悲話が書かれています。丹波山村村営駐車場から歩きはじめると、3/10(釜場タワ)が最初に出会う平将門迷走ルートの案内板です。
山頂までの道のりの間に10/10まで見ることができるので、興味がある方は登りながら読み進めてみて下さいね♪
③七ツ石小屋
堂所を過ぎると、やや足場の悪い道や急な登り、分岐点なども出てきますが、まだ体力に余裕が感じられるかと思います。
道標に従ってしばらく歩いて行くと、やがて宿泊可能な山小屋「七ツ石小屋」に到着します。
七ツ石小屋ではドリンクや記念バッジなどの販売、お手洗いもあり、休憩にピッタリのスポットです。
小屋の裏側からは、お天気が良ければ富士山も見えるので、ぜひチェックしてみて下さいね♪
④七ツ石山
七ツ石小屋を後にして、七ツ石山山頂の少し手前に、小袖登山口(鴨沢コース)から雲取山頂の登り工程の1/2地点があります。
ここまで3時間ペースであれば雲取山頂まであと3時間かかるとのことなので、ペースや体力配分の目安の為にも、ぜひ一度タイムをチェックしてみて下さいね!
1/2地点を過ぎたら、石尾根縦走路を七ツ石山・雲取山方面へと進み、平将門迷走ルート9/10の七ツ石神社をこえ、やや急な坂道を登っていきます。
きつい坂道を登り切ると、「七ツ石山」に到着です!頂上は開けていて、富士山を見ることもでき、一休憩にもピッタリ。
これから歩いていく尾根道も見えるので、モチベーションが上がってくるに違いありません♪