人間誰もが一つくらいは「癖」があるものですが、中には「下唇を噛む癖」がある人がいます。その心理とは一体?癖なので、無意識のうちに行ってしまいますが、もちろんその行為には理由があります。今回は癖の改善から心理的欲求までを徹底分析!!打倒ストレス!!
下唇を噛む癖がある?
そもそも癖って?
まずは癖の厳密な意味を。「癖」とは「人が無意識のうちに、もしくは特に強く意識することなく行ってしまう習慣的な行動」のことです。今回のテーマのように「唇をかむ癖」や「貧乏ゆすり」、「髪を触る」なども、よく知られている癖ですよね?
癖とは、そもそもはごく個人的な習慣的な行動のはずなのに、性別や年齢などで「大まかにジャンル分け」されるそうです。子供の頃はよく「おねしょ」をしても、いつの間にかしなくなっているという場合がほとんどですよね?でも大人になってもそれが治らず「悪癖」として行ってしまう習慣もあります。
事によっては病的な症状の可能性もあるので、油断は禁物です。病的ではなくても、あまり見栄えがいいものではない「悪癖」もあります。大人になってもつい爪を噛んでしまう人もけっこう多いですが、やはりあまりいいものではありませんよね?
POINT
極端な「悪癖」は病気の可能性も?
癖とは自分でも気付いていない場合があるので、普段の自分の生活習慣を見直してみましょう
下唇を噛む癖?
今回のテーマの「唇を噛む癖」ですが、この癖の理由や原因はかなり心理的なものです。詳細は後々説明させていただきますが、一つ一つの「癖」の主な理由や原因はやはり「ストレス」が挙げられるようです。…ストレス…現代社会の最大の敵ですよね…抱えずに発散、と言われてもなかなか難しいものです…。
ストレスに関しても後程、じっくり考察してみたいと思います。何かしらの心理的作用が働き、つい噛んでしまう下唇ですが、実はこの下唇、上唇には「心理的特徴」が含まれているのをみなさんはご存じでしたか?
POINT
やはりストレス?
そのとおりです。唇を噛む癖はストレスが理由です
唇に秘められた心理?
人相学では「上唇は表面的な感情」を示し、下唇は「無意識に出てくる感情」を示しているそうです。癖においてはあまり「上唇を噛む」というものは聞きません。やはり噛むのは下唇ですよね?ということは、やはり、かなり潜在的な理由で、下唇を噛んでしまう…ということと言えそうですね…?
余談ですが、上下の唇の形や大きさで「恋愛タイプ」もつかめるそうです。上下ともに唇が厚い人は「恋愛感情が深い人」で、上下ともに薄い人は「あまり恋愛に執着しない人」だそうです。「唇」とは、ずいぶん奥が深いものなのですね…。
POINT
下唇を噛む癖とは?
つまり無意識の感情を…?
下唇を噛む癖の心理①感情を抑え込む
歯を食いしばるのと似ている
どうしようもない感情を我慢しなければならない時、「歯を食いしばる」とよく言いますが、これとよく似た行為です。悔しい時、悲しい時はぐっと歯を食いしばったりしますよね?
主にマイナスの感情
抑え込もうとする感情は、主に「マイナスな感情」です。本当は自分の欲求を通したいのに、仕方なく我慢している人がよく「下唇を噛む」そうです。つまり、そもそも気が強い人がこの癖を持っていると言えます。ほんとは貫きたい意思がある、ということですね。
我慢がストレスに
元々人は誰でも、自分の欲は通したいはずです。でも、その欲を「理性」でコントロールしています。そのコントロールが苦手な人には、極端な心理的圧迫に感じられるでしょう。当然この我慢は「ストレス」になります。それが表面に「唇を噛む癖」として表われてしまうのです。
POINT
唇を噛む癖を持つ人の心理①
気が強く、忍耐力が少ない傾向があるようです
下唇を噛む癖の心理②自信がない
イエスマンになりがち?
唇を噛む癖がある人は心理的に「自信が持てずについ周囲に合わせてしまう傾向」もあるそうです。よく言えば場を乱すことを嫌う平和主義者ですが、悪く言えば、本心を言わずに我慢している人とも言えますね。
印象は良い?
周囲は本人が我慢していることには気付いていません。なので、信頼され、好感度も高い人が多いです。当然その評価を得ている代償が「我慢」で、そのストレスが人知れず「唇を噛む癖」となっています。
あまりプライドは高くない?
どうやらその場が上手く収まればいい、という考えをしている人が多いらしく、その場においては、自分の意見よりも場の空気を優先するようです。譲ることができる、ということはプライドはそこまで高くはないのでしょう。とはいえ、そもそも気は強いので…そんな矛盾した心理によりストレスを感じているのかもしれません。
POINT
唇を噛む癖を持つ人の心理②
場の空気を優先する
下唇を噛む癖の心理③反省しない
怒られている時などは…
もし怒られている時に、唇を噛んでいる人がいたのなら、その人は「自分は悪くないのに…」と思っているかもしれません。表面上は謝っていても内心「ちっ…」と思っている場合があるようです。あまり良いとは言えない心構えですよね…。
気の強さと場を流す気持ちが混在している
自分は悪くないと思っていても、表面上は謙虚に謝罪しているということは、①と②の心理が混ざっていると言えるでしょう。意見は通したい、でもその場は丸く収めたいという、かけ離れた気持ちが、ストレスになり、唇を噛む癖となって現れています。
自分よりも相手優先?
唇を噛む癖を持っている人の根本的な心理は「我慢」です。忍耐力があろうとなかろうとまずは我慢する、という心理的な癖が、そのまま唇を噛む癖になっているのでしょう。これは、別の側面から見れば相手の気持ちを優先することができるという「優しさ」でもあります。
POINT
唇を噛む癖を持つ人の心理③
欲と言動が一致しない場合が多い