笑い方次第で、人に与える印象はかなり違ってきます。人の性格が笑顔を通じてなんとなく伝わってきたり、好印象や不快なイメージを与えたりします。ここでは笑い方から見る心理・性格15選をご紹介したいと思います。是非皆様の参考になれば幸いです。
笑い方から見る性格
口を開けて笑う人の性格は大雑把
笑い方は色んなタイプの人がいますが、口を開けて笑う人の性格は大雑把な人に多い傾向があります。大雑把と聞くと雑なイメージを持つ人もいますが、見方を変えてみるとオープンで明るい性格とも言えます。
人と話をしている最中に、口を開けて笑うという行為は相手にありのままをさらしている状態です。この事から自身を隠すこと無く、オープンに接しているという心理状態にあるとも言えます。基本的にオープンな人は誰とでも接する事ができ、明るい性格の人が多いです。
その反面細かい事にあまり気が回らない一面があります。その部分が大雑把と言われる状況を作り出す結果となっています。基本的には人当たりがいいので、そんな部分も個性として受け入れてもらえます。
口を隠す人はミステリアスな性格
人は誰かと話す時、無意識な動作をいくつもしているものです。その中で口元を隠す笑い方をする人の心理を例題にあげてみましょう。この動作をする人は、特に女性に多いです。これについてはエチケットだったり、マナーだったりと理由があっての行動と、そうでない行動の二つに分けられます。
後者のそうでない行動の場合は、「隠す」がポイントとなってきます。表情が伝わる一部分を隠すという事は、相手に何かを隠したい心理が働いていたり距離を置きたいという無意識の行動の現れです。秘密主義者や観察能力の高い人はよくしてしまう行動の一つです。
声にならない笑いをする人は控えめな性格
大きな声や動作が無い笑い方をする人は、控えめな性格の人です。イメージとしては大和撫子のような人を想像するとわかりやすいです。何かと動作もおしとやかで、荒々しく動いたり騒いだりする事はありません。またそのようにワイワイとする集団の中にはあまり入らず、いても隅の方でなりゆきを見守るようなタイプです。
また優しい性格でもあるため、癒やしキャラだったり大人の女性だと包容力があったりします。「クスクス」というような柔らかい笑い方で、系統は小動物系と呼ばれる類です。ハキハキタイプではないので、せっかちな人とはあまり相性がよくありません。
このようなタイプの人の特徴はまだまだたくさんあります。
笑い方から見る心理15選
心理①高笑い
まず高笑いとは一体どういう笑い方なのでしょうか?高笑いとは、「ハッハッハッハ!」と大きな声で笑う事を言います。ですが、高笑いには良いものと悪いものがあります。
前者は雰囲気を変えたり、盛り上げたりしようと気を遣う人が高笑いをしている心理があります。男性でも女性でも「オーホッホ!」や「カッカッカ!」などワザと漫画に出てくるキャラクターの笑い方をして笑いをとっています。
対する後者は相手を見下すようにあざ笑ったり、勝ち誇ったような笑い方です。心理的には心から楽しい・面白いという感情での笑いではありません。
心理②含み笑い
含み笑いとは、口は開かないまま「うふふふ」「フッ」と声が出ない笑い方の事を指します。含み笑いをする人は、他人から見ると腹黒い笑い方な印象を与えがちです。
実際に含み笑いをする人の心理は、相手を見下して優位に立ってみせたり不信感を与えて楽しんでいます。その他にも、クールな人間に見せる為の演出としてあえてする人もいます。
心理③引き笑い
多くの人は笑い声をあげる時、息を吐きながら笑います。ですが引き笑いは反対に、息を吸う時に笑い声があがります。引き笑いでも有名な芸人さんをイメージするとわかりやすいです。音質は割と高めの人が多いです。
この笑い方をする人は、よく個性的だとか独特で面白い人と思われがちです。ですが、本心は意外と緊張しやすい人が多いと言われています。息を吸いながら笑うという事は、リズムが少しずれているとも言えます。お喋りさんや、言いたいことがたくさんあって必死になってしまい呼吸のタイミングがズレているのです。
心理④鼻で笑う
鼻で笑うという笑い方は、「フン!」というように少しトゲがあるようなイメージです。この笑い方は人を小馬鹿にしています。人を見下すエリートタイプや、自意識過剰で自信があり他人を下にみているような心理があります。
この時の表情はニヤリとした顔でも、ツンとした無表情でも効果的であると言えます。つまり人を小馬鹿にした時に鼻で笑うと、どんな表情でも相手を苛立たせたりダメージを与えてたりしてしまうという事です。
心理⑤手を叩いて笑う
手を叩いて笑う笑い方は、文字通りです。両手や自分の足や体、机などをバシバシと叩く場合もあります。この笑い方をしている人はよく見かけるので、珍しい人ではありません。
手を叩いて笑う人の性格は、明るい元気な人が多いです。オーバーリアクションと言われる事もありますが、手を叩く行為はそれ以上興奮しない為に自分を抑えているとも言われています。一種の落ち着かせる行為を無意識に手を叩く事でしているというわけです。
また手を叩く動作がある事で、対して面白くなかったとしても場が盛り上がっているように見えます。接待や上司、先輩の話がつまらなかったとしてもこの笑い方をすると場をもたせる事ができます。
心理⑥笑っても口が開かない
大抵の場合は笑うと口を開く人が多いものですが、中には笑っても口が開かないままの人もいます。口を閉じたまま笑うという事は、何かを我慢していたり感情を素直に出せていません。自分を表現する事が苦手だったり、恥ずかしがり屋なタイプと言えます。
また笑顔は幸福のイメージが強いので、笑っても口が開かずにいる人は幸が薄く見られる傾向にあります。このような笑い方をする人は、気弱で自分にあまり自信が持てていないという事がわかります。
心理⑦苦笑い
苦笑いとは、楽しくない事でもしょうがなく笑って見せる事です。「アハハハ…」と、乾いたような笑い方です。また、確信をつかれた時に場を濁して逃げる際にも使う事があります。
苦笑いをする心理としては、相手の話している事に飽きてしまう、またはつまらなく感じている時などにしてしまいがちです。内心では「早く終わってほしい」と思っています。
他にも聞かれたくない事を聞かれてはぐらかしたり、誤魔化す為にそうなったりします。言われて嫌な事であれば、相手に悟られないよう頑張って笑顔を作り、結果それが苦笑いになる事もあります。
心理⑧愛想笑い
苦笑いと愛想笑いの違いがわからないという人もいますが、意味は全く異なります。心理⑦で苦笑いをご紹介致しましたが、愛想笑いは機嫌をとる為の笑い方です。別名「お世辞笑い」とも言います。
目上の人や、気に入られたい人の前でヘコヘコとして笑っている人はよく愛想笑いをします。その人は大抵本当に楽しくて笑っているわけではなく、その対象に取り入る為の笑顔を作っています。自分をよく見せたり、嫌われたくないという心理が強い証拠です。お見合いや好きな人の前でする事もあります。
心理⑨豪快な笑い方
豪快な笑い方とは、人目も気にせずに「ガハハハ」と笑う人の事です。割と音量も大きいので、やりすぎると他の人からは迷惑がられてしまう事もあります。
このタイプの人は真っ直ぐ芯が通った人に多く、オープンで開放的な人です。なので人望があったり、周りに人が集まりやすい傾向があります。男女に共通してこのタイプがおり、楽観的でサバサバした性格でもあります。
人から好かれやすい一方、細かい事やしんみりした事が苦手です。盛り上げようと頑張ろうとするも、一歩間違えると空気が読めないウルサイ人と思われる可能性もあるので注意しましょう。
心理⑩照れ笑い
照れ笑いも読んで字の如く、照れながら笑う笑い方です。顔が真っ赤になったり、直視できなくて俯いてしまったりします。恥ずかしがり屋や、照れ隠しで笑うとこうなります。
嬉しいけれど感情を素直に出せなかったり、どう表現していいかわからないといった心理状態です。言われた事や、アタフタした様子を見られたくない気持ちがあります。
心理⑪何をしても笑う
何をしても、こんな事で笑う?というくらい笑いのツボが浅い人がいます。いわゆる「笑い上戸」と呼ばれる人です。本来はお酒を飲んで楽しくなった人が笑っている事を指しますが、日頃から癖ですぐに笑う人にも使います。
普通の人ならそんなに笑わない内容でも、このタイプの人は非常に楽しそうに笑ってくれます。本心で面白いと思って笑う人もいますが、場の空気を気にしすぎてこの癖がついてしまった人もいます。共通して明るい・優しい性格の人に多いです。
心理⑫顔を横に向けて笑う
顔を横に向けて笑う人は、会話があまりにもおかしくて直視できず、顔をそむける事があります。ですが前者以外に、この行動にはもう一つの意味合いもあります。
体や顔を動かすというのは、意識的に行っているという事です。つまりカッコつけやナルシスト基質な人が、気取ってやっている場合があると言えます。
心理⑬目が笑っていない笑い方
文字通り、口は弧を描いて笑っているけれども目が開いたまま笑っていないという状態です。表情の一部分が変わらないのは、感情が欠けている証拠でもあります。つまり笑っているように見せているだけで、心から笑ってはいないとも言えます。
原因は様々ありますが、精神的もしくは体力的に疲れていたり、緊張状態などから余裕が持てない場合があります。それをカモフラージュしようとして、目が笑っていない笑い方になってしまっています。
心理⑭口が笑っていない笑い方
目は笑っているのに、口だけが笑っていない。器用な人だと意識的にできますが、こうなった場合多くは静かに怒りを抑えている可能性があります。
怒りを抑えようと必死に頑張って笑顔を作ろうとしていますが、どうしても真顔になっている状態です。我慢強く、普段温厚な人がなりがちです。溜まった不満やどうしても許せないラインを超えた時にこうなると要注意です。
心理⑮笑いながら体が動く
笑いながら体が動く人は、楽しくて前後左右に揺れます。また上下に動いたり、ジャンプする人もいます。このタイプの人は少し精神年齢が低い人が多いです。「心理⑤手を叩いて笑う」の部分では、手を叩く事で興奮を抑えているとご紹介しました。
動作は似ているようですが、子供をイメージするとわかりやすいでしょう。楽しかったり、駄々をこねたりする時は体を最大限に使って親に伝えます。そこには我慢も抑制も存在しません。笑う時に体が動く人は、感情を抑えること無くありのままをさらけだしています。言い換えると素直な人とも言えます。
他人から嫌われる笑い方
大口を開けて笑う
人に大口を向けて笑う姿は、見ている側からして下品に思われる事があります。口の中を見せている事になるので、エチケットが無いと相手に不快な思いをさせる事があります。
また、口元がだらしないと性格までそう見られてしまいがちです。大口を開けて笑う人は、声量もあったりするので時に周りの迷惑になる事もあります。いわゆる馬鹿笑いという印象を与えてしまうので気をつけるようにしましょう。
セリフのような笑い方
「えへへ」「キャハ」など、まるでアニメや漫画のようなセリフの笑い声をあげる人は嫌われます。馴染みのない笑い方なので、狙ってやっている感が否めません。
また声音もアニメ声っぽい人は、賛否両論ありますが嫌われる傾向にあります。特に男性はアニメ声や高い声が好きな人も少なくないので、一概に嫌われるというわけではありません。ですがあまりに露骨過ぎると引かれる原因となります。
下品な笑い方
「ギャハハハ」「ひゃははは」など、聞き手側にとって下品だと感じる笑い方は嫌われてしまいます。笑い方や動作、周りに対しての気の回し方は育ちの良し悪しがわかりやすく出ます。