何気ない会話の中で「死語だよ」と笑われて恥ずかしい思いをしたことありませんか?あなたの使っている何気ない言葉が実はもう死語なんです。昔は流行ったけど死語になった流行語やギャグを一覧にして紹介します。もう死語になってしまった若者言葉も紹介しているので要チェックです。
死語とは?
死語とは|もう使われなくなった古い言葉や流行語
死語とは、もう使われなくなった古い言葉や流行語のことです。昔流行った言葉は、時間が経つと使われなくなりますよね。その年の流行語大賞に選ばれても、次の年には使う人が減流ことで使われなくなり、死語になってしまいます。一大ブームを巻き起こしたギャグでさえ、使わなくなれば全て死語になるのです。
死語とは|昔は流行ったが今の若者は知らない言葉
死語とは、昔は流行りましたが今の若者には通じないことが多いです。昔のギャグがついつい口から出ても、後輩や部下に「どういう意味ですか?」と聞き返されて恥ずかしい思いをすることもしばしばあります。会話の中でも、昭和と平成では意味が通じ合わなかったりするのも死語のせいです。
また、移り変わりの激しい若者言葉では毎年死語も増え続けます。この間テレビで聞いて流行ってると思って使ったのに、「古いですよ」と言われてしまったという経験はありませんか?移り変わりが激しすぎて、大人の耳に入ってくる頃には若者の間で死語になっているのです。
【昭和の流行語】昔流行ったけど死語になった言葉一覧5選
昭和編①アベック
昔流行ったけど死語になった言葉一覧1つ目は「アベック」です。元々の語源はフランス語の「avec」で「一緒の」という意味です。そのフランス語が派生して「アベック」という言葉が誕生したのですが、日本では「男女二人連れ」という意味で使われていました。「カップル」と同様の意味です。
「アベックが歩いている」「アベックが食事している」というように「カップル」という言葉と同様の使い方をします。だんだん使われなくなり、今の60代〜70代の年代の方がよく使う程度で50代以下の方はほとんど使いません。20代にもなると、意味もわからない方が多いですね。
昭和編②マブダチ
昔流行ったけど死語になった言葉一覧2つ目は「マブダチ」です。意味は「親友」「本当の友達」です。ヤンキー漫画で使われたことで一般に広まった言葉です。「まぶい」という単語が「良い」「本物」という意味で、「ダチ」は「友達」の略語です。それをくっつけて「親友」と言う使われ方をするようになりました。
ちなみに「まぶい女」は「良い女」と言う意味ですが今はあまり使われないので死語になっていますね。「ダチ」と、友達のことを言う人も少なくなったのでこちらも死語と言えます。1970年代には爆発的に流行した言葉ですが、今の40代〜50代の方から「マブダチ」と聞くこともなくなりました。
昭和編③ナウい
昔流行ったけど死語になった言葉一覧3つ目は「ナウい」です。英語の「now」から来た言葉で「今風の」と言う意味があります。たまに耳にする「ナウいヤング」とは「今風の若者」という言葉です。1970年代に爆発的流行をし始め、現代用語として認識が広がった言葉ですが今使う若者はいませんね。
ただ、「now」をアレンジした言葉は最近も流行になりました。「〜なう」とSNS上で見かけることも多かったのではないでしょうか?「今〜してるよ」という意味で使われていましたね。昭和も平成も言葉の使い方は違いますが「now」の本来の意味はそのままにいろいろな使い方をしています。
昭和編④バタンキュー
昔流行ったけど死語になった言葉一覧4つ目は「バタンキュー」です。「バタン」と布団や床に倒れる効果音に「キュー」という弱るような擬音語を合わせた言葉で、「疲れてそのまま寝る」と言うニュアンスで使われます。「疲れて帰ってバタンキュー」「ソファーにそのままバタンキュー」というように使います。
また、「倒れて起き上がれない」というニュアンスで使うことも多いです。とにかく起き上がれない様子なんですね。今ではあまり使われないですが、ゲームのセリフに採用されていることもあり知っている人は多い言葉です。
昭和編⑤わけわかめ
昔流行ったけど死語になった言葉一覧5つ目は「わけわかめ」です。「わけがわからない」という意味で使われる言葉で、ギャグ的な要素を含んでいます。使い方も「わけがわからない」と同じで、意味不明だな・よくわからないなと思った時に「わけわかめ」と言うだけです。今使っても「古いよ」と笑われる危険性があります。
【昭和のギャグ】昔流行ったけど死語になった言葉一覧5選
昭和編①あたり前田のクラッカー
昔流行ったけど死語になった言葉一覧1つ目は「あたり前田のクラッカー」です。昭和30年代から流行し出したギャグで、「当たり前だよ」と言うニュアンスで使われます。どうして流行出したかというと、テレビ番組のスポンサーの前田製菓のクラッカーを出しながら「あたり前田のクラッカー」と言ってたからなんです。
その前田製菓のクラッカーには、パッケージにしっかり「あたり前田のクラッカー」と書かれています。このキャッチフレーズが爆発的にヒットしたんですね。すっかり死語になりましたが、前田製菓のホームページでは今もこのキャッチフレーズが採用されています。
昭和編②シェー
昔流行ったけど死語になった言葉一覧2つ目は「シェー」です。「シェー」とは、赤塚不二夫先生が書いた漫画「おそ松くん」の中に登場する「イヤミ」と言うキャラクターが発するギャグのことです。最近でも「おそ松くん」は爆発的にヒットし、ギャグ自体を知っている人は増えました。
イヤミが驚いた時に発するギャグですが、いくら最近また爆発的ヒットになったとはいえこのギャグを積極的に口にする人はいません。「どういう意味なの?」と聞かれてしまうこともあるくらい死語になってしまいました。
昭和編③とんでもはっぷん
昔流行ったけど死語になった言葉一覧3つ目は「とんでもはっぷん」です。「飛んでも8分、歩いて10分」と言う人もいますね。「とんでもない」と「ハプニング」が合わさった言葉で、「とんでもない!」という意味があります。後についてる「歩いて10分」は、飛んで8分なら歩いたら10分だねと言う意味です。
「そんなことないですよ」と言う謙遜の意味で使われることもあれば「ところがびっくり」と言った意味で使われることもあるギャグです。今ではほとんど使われないので、使うときは使いどころをよく吟味して発しましょう。
昭和編④レッツラゴー
昔流行ったけど死語になった言葉一覧4つ目は「レッツラゴー」です。「レッツゴー」と同じ意味で「さあ行こう」「出発進行」という意味があります。赤塚不二夫先生の書いた漫画「レッツラゴン」の中に登場したデタラメ英語の1つですが、今でも多く見かける言葉ですよね。死語ですが、愛されている言葉の1つです。
昭和編⑤インド人もびっくり
昔流行ったけど死語になった言葉一覧5つ目は「インド人もびっくり」です。「そんなのインド人もびっくりだよ!」と先輩や上司に言われて「何を言っているんだろう」と感じた方も多いのではないでしょうか。もちろん言葉通りびっくりした時に使います。
エスビー食品がカレーのCMの中で使った言葉で、元は「インド人もびっくりするほど美味しいカレー」と言う意味があるんです。それが、なぜかカレーの存在が消えて「インド人もびっくり」と驚いた時にいうようになったんですね。
【平成の流行語】昔流行ったけど死語になった言葉一覧5選
平成編①アウトオブ眼中
昔流行ったけど死語になった言葉一覧1つ目は「アウトオブ眼中」です。「眼中にない」と言う意味で使われていました。英語の「out of」をカタカナに直しただけですが、ギャル達の間でよく使われていました。ギャルが異性のことを「あの男の人はアウトオブ眼中だね」という使い方をします。
「あの男の人は眼中にない」つまり「恋愛対象ではない」という意味になります。もちろんギャルだけでなく男子側が使うこともありました。今ではあまり聞かず、すっかり死語になりました。
平成編②ヤンママ
昔流行ったけど死語になった言葉一覧2つ目は「ヤンママ」です。1944年の流行語にも選ばれています。「ヤングママ」が元の語源で、中高生などの若いうちに妊娠しママになった女の子を指します。「ヤンキーのママ」と言う意味でも使われることがありました。
ただ、今では若いママを指して「ヤンママ」と言うことも減りました。「ヤングママ」と言うより「ヤンキーのママ」と言うイメージが先行してしまった結果で、背景には「ヤンキーの現象」も挙げられます。代わりに「ギャルママ」や「若ママ」と呼ばれるようになりましたね。
平成編③チョベリグ
昔流行ったけど死語になった言葉一覧3つ目は「チョベリグ」です。ギャル言葉として一大ブームを巻き起こしました。反対語として「チョベリバ」も存在します。「チョーベリーグッド」「チョーベリーバッド」の略で「最高」「最悪」と言う意味があります。
なんだか嬉しい時、気分が上がる時に「チョベリグ〜」と言い、ムカついた時や嫌なことがあった時に「チョベリバ〜」と言っていたのですが今では全く聞かなくなりました。当時はプリクラの落書きに書くギャルも大勢いましたね。
平成編④だっちゅーの
昔流行ったけど死語になった言葉一覧4つ目は「だっちゅーの」です。巨乳アイドルの二人組「パイレーツ」が胸の谷間を見せつけるようなポーズをとって言っていたセリフで、1997年には流行語大賞にも選ばれました。少々セクシーなポーズのため、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
平成編⑤じぇじぇじぇ
昔流行ったけど死語になった言葉一覧5つ目は「じぇじぇじぇ」です。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で使われたセリフで、岩手県久慈市の方言です。驚いた時に使われることの多い言葉で、放送時〜放送終了後は使用する人も多かったですね。SNSでも多く見かけました。
しかし、今は全く見かけなくなり聞かなくなりました。「じぇじぇじぇ」と言っている人がいると冷めてしまうと言う方も多く、すっかり死語になってしまいましたね。元々は方言なので、本来の使い方に戻ったという方が正しいですね。