2日目午前:大水槽のジンベエザメや、水路を泳ぐイルカに会える「いおワールドかごしま水族館」へ
2日目の午前中は、桜島へ渡るフェリー乗り場の近くにある「いおワールドかごしま水族館」を訪れましょう。
鹿児島近海に生息する海の生きものたちや美しいサンゴを飼育展示する水族館で、なかでも見どころは、最も大きな水槽である「黒潮大水槽」。ジンベエザメをはじめ、カツオやクロマグロ、さらに大型のマダラトビエイなど、黒潮に乗って近海にやってくる魚たちの泳ぐ姿を観察できます。
また「南西諸島の海」ゾーンでは、鹿児島県本土から南にある「南西諸島」に生息するサンゴをはじめ、黄色い柄をしたヒフキアイゴ、ヒトデ、カサゴなどを鑑賞でき、水中で漂ったり、泳いだりする姿を楽しめます。
さらに水族館の外にある「イルカ水路」では、1日3回、イルカのトレーニング姿を見学できる「青空イルカウォッチング」も行われています。
2日目ランチ:「山形屋食堂」で鹿児島県民が熱愛する「焼きそば」がおすすめ
いおワールドかごしま水族館の見学を終えた後は、ランチタイム。水族館近くにある老舗デパート「山形屋」7階にある「山形屋食堂」でのランチがおすすめです。
特に人気のメニューが「焼きそば」。鹿児島県民はメニューも開かず注文するほどの定番メニューです。焼きそばと言っても通常の焼きそばとは違い、皿うどんのようなもの。県外の方が間違えないように、名前の隣には「揚げ麺」と表記されています。
餡の具は、キャベツ、玉ねぎ、豚肉、イカ、かまぼこなど。野菜が多くボリュームもありますが、シンプルな味付けで女性でもぺろりと食べられてしまいます。テーブルの上にある三杯酢をかけて食べるのも県民流です。
2日目午後:「桜島フェリー」に乗って桜島へ!「湯之平展望所」や「黒神埋没鳥居」を見学しよう
山形屋食堂で焼きそばを頂いた後は、鹿児島市内と桜島を15分で結ぶ「桜島フェリー」に乗って桜島へと渡りましょう。なんと24時間運行で、さらに昼間だと15分間隔で運行しています。大人片道160円で乗船でき、追加料金を払うと車も載せられるため、レンタカーの方にもおすすめです。
桜島は一周約36km、車であれば約1時間で一周できる、こじんまりとした島。観光名所は複数ありますが、特に人気なのが桜島の4合目に位置する「湯之平展望所」や、大正3年の大噴火で火山灰に埋もれた「黒神埋没鳥居」、長渕剛のモニュメントがシンボルの「赤水展望広場」、雄大な溶岩畑が広がる「有村溶岩展望所」などです。
めぐる順番としては、フェリー乗り場から近い順に「湯之平展望所」、「赤水展望広場」、「有村溶岩展望所」、「黒神埋没鳥居」の順にめぐると効率的に周れますよ。
一般の人が入れる最高地点「湯之平展望所」
まず訪れる「湯之平展望所」は、海抜373m、桜島の4合目に位置する展望所で、一般の人が入ることができる最高地点。北岳のゴツゴツした山肌がすぐ目の前に迫り、眼下には錦江湾や鹿児島市の街並みが広がります。周辺の石垣には7つのハートの石が埋められており、すべて見つけると幸せになれるのだとか。
錦江湾や鹿児島市街地を望む「赤水展望広場」
「湯之平展望所」に続いて向かう「赤水展望広場」は、眼下に錦江湾や鹿児島市街地が望める展望スポット。2004年、鹿児島市出身のミュージシャン・長渕剛(ながぶちつよし)さんが伝説の野外ライブを行った記念に作られた、モニュメント「叫びの肖像」がシンボルの広場です。
火山灰に埋もれ、上部だけが見えている「黒神埋没鳥居」
赤水展望広場を後にして向かうのは「黒神埋没鳥居」。桜島で近年1番大きな噴火は大正3年の大噴火で、その時には上空6,000メートルまで噴煙が上がり、この黒神地区は1日にして火山灰に埋もれました。その記憶を後世に伝えているのが、こちらの鳥居。
もともと3メートルあった鳥居も、今では上部だけが見える姿となりました。普段は絶対に手が届かない鳥居のてっぺんを触れるという不思議な体験を通して、大自然の威力を実感できます。
溶岩畑が広がる「有村溶岩展望所」
黒神埋没鳥居を見学した後は「有村溶岩展望所」を訪れましょう。桜島内に展望所はいくつかありますが、有村溶岩展望所の特長はなんといってもたくさんの溶岩!遊歩道を歩いて行けば目の前に広がるのは、溶岩とその中でたくましく生きるクロマツの姿です。なかなか見る機会のない「溶岩畑」にきっと驚くはず。
お土産を買うなら「アミュプラザ鹿児島」がおすすめ
桜島観光を終えて鹿児島市内へと戻ってきたら、最後に訪れておきたいのがJR鹿児島中央駅直結の商業施設「アミュプラザ鹿児島」。
地下1階には、鹿児島ラーメンや黒豚を使ったトンカツ、「白熊」といった鹿児島グルメを味わえるお店が集まっているほか、鹿児島のお土産を買えるお店もあるので、観光の締めくくりに立ち寄ると便利です。
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