ネガティブ思考はヨガで克服!おすすめのヨガ3選

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

ヨガの練習をしていると、ありのままの自分と向き合ったり、ネガティブな自分を受け入れ、それを自分の個性と受け止めることが可能になります。

そこには、良い悪いのジャッジはなく、ネガティブさへの執着もありません。

これまでのように、ネガティブ思考にさらなるネガティブを重ねて負のスパイラルに落ちることなく、冷静な心でいる姿勢が身につくのです。

腹式呼吸法

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

ネガティブ思考にさせる要素「不安感」を払拭させるために、呼吸法を身につけましょう。

毎日同じ時間、同じ場所で規則的に行うようにしてください。

慣れるまでは好きな時間、好きな場所で行ってOKです。

規則的に行うことで、継続させる意思の強さを高め、成功体験を身につけます。

すると、自己肯定感が高まりネガティブ思考から脱却できるのです。

やり方

  1. 仰向けになります。
  2. あぐらになり背筋を伸ばして座る
  3. 背もたれが真っ直ぐになっている椅子か、壁にぴたりと背中をつけた姿勢で座ります。
  4. 全身をリラックスさせて右手を腹部の上、左手を胸の真ん中にあてます。
  5. 鼻から勢いをつけずに一定の流れで息を吸い同じリズムで口から吐きます。これを3度行いましょう
  6. 4回目からは鼻から吸い鼻から吐き出します。右手は吸う息と共に上の方向に動き、吐く息と共に下に下がります。左手はほとんど動きません。お腹に息が広がるのを感じるまで胸に息を広げないように意識します。
  7. 3分〜5分続けてください。
  8. 終えたら、お腹に息を入れるということは考えず、自然な呼吸に戻します。腹式呼吸への意識から身体全体への意識に戻し自分の心の状態や身体の状態を観察します。

逆転のポーズ

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

逆転のポーズとは腰より頭の位置が低くなるポーズのことを指します。

これは身体にかかる重力の働きを逆にします。

日常で足元に引っ張ぱられたエネルギーや血液は頭へと転換します。

日常の行動パターンに新しい風を吹かせ、心身共に活力を与えます。

ストレスを軽減し、精神的なエネルギーを活性化したり集中力を高めます。

今回は壁を使用した優しいポーズ「ヴァパリタカラニ・アーサナ(壁に脚をあげるポーズ)」を紹介します。

やり方

  1. ボルスター、硬めの枕、分厚く巻いた毛布、のいずれかを準備し、壁に沿わせて置きます。壁と道具の間に隙間ができないようにします。
  2. 室内の明かりを暗くし、壁に向かって座ります。
  3. 準備した道具の上にお尻を乗せて仰向けになります。同時に、脚を垂直に上げ壁に立てかけます。
  4. 5分〜10分キープします。息を吐くごとに下半身の力が抜けていくのを感じます。
  5. 膝を曲げ、右側に下ろし、上半身も右向きにします。膝とおでこを近づけ背中全体を丸くしましょう。何度か深呼吸を味わってから、左手で床を押し起き上がります。

後屈のポーズ

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

後屈ポーズは背骨を伸ばしながら胸(胸椎)を開いていきます。

同時に下半身のコントロールが必要で、エネルギーを活性化させるポーズとも言われます。

気持ちを前向きにし、高揚させてくれます。

ポジティブなエネルギーを高めて、ネガティブ思考を払拭しましょう。

やり方

  1. 仰向けになり両脚をそろえます。
  2. 両手を体側におき、手のひらを床に向けお尻の下に入れる。
  3. 左右の肩、肩甲骨、両肘を可能な限り背骨に寄せる。
  4. 吐く息で手のひらと肘でマットを強く押し、両足の親指のつけ根を押し出しながら、胸を天井に向かって引き上げ、頭頂を床につける。目線は鼻先に。
  5. 鼻から吸い、鼻から吐く×3。キープし、ポーズを解く。

ポイント

  • 首を反るのではなく、胸の中心を持ち上げることを意識しましょう。
  • 首に負担がかかりすぎないよう、ポーズに入る時と、抜ける時は注意します。

ネガティブ思考な自分を変えて幸福度を上げよう

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

ヨガで鍛えられるのはカラダだけではなく、心を育てていくことです。

また、本当の自分は安らかで心地がよいと言うことに気づいていくことでもあります。

人生の教科書と言われる「ヨーガスートラ」に「心の苦しみは自分で作り出してるものであって外部に存在するものではない。(サンスカーラ)」という教えがあります。

何をしても満足いかない、上手くいかない、自分はツイてない人間だと、ついついネガティブ思考になる人は、過去に自分が作り出したサンスカーラの影響により負のループが繰り返されていると考えられます。

私達はネガティに考える癖の蓄積により、ネガティブ思考な人間になっていると勘違いしているのです。

思い込みに人生を支配されずに、今こそ、ネガティブ思考を手放し、ポジティブにもネガティブにもなれる平穏な自分に戻りましよう。

自分を解放するために一歩ずつチャレンジしてみてください。

高橋 エマ
ヨガ講師/ライター
10代から芸能界に入り17年間に渡り女優として活動。2017年にヨガインストラクターに転身。 脳科学や心理学を学び、心に癒しをもたらす《ヨガニードラ》《リストラティブヨガ》などの瞑想クラスを中心に伝え、それら癒しのヨガをベースにしたオリジナルスタイル《癒しの月ヨガ》を確立。 「腸活」や「ヨガ」に特化した記事執筆を得意とし、YouTube、ヨガイベント出演、ヨガモデルなど多方面に渡り活躍している。 【主な資格】 ・全米ヨガアライアンス認定E-RYT200取得 ・RUCアカデミー認定ヨガニドラ講師 ・藤田真弓によるリストラティブヨガTT修了 ・手話ヨガ指導法入門講座 修了 など 【主なスタジオレッスン】 ・studioGOD ・YMC新宿校(メディカルトレーナーズスクール) ・classmall(オンラインスタジオ)

提供・yoganess



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