自然とグルメを満喫できる憩いの町・三鷹&吉祥寺を散策しよう!
次に訪れる町は三鷹と吉祥寺。日本で最初の郊外公園・井の頭恩賜(いのかしらおんし)公園周辺には、老若男女を問わず楽しめるスポットやお店が集まっており、半日で観光やグルメ、ショッピングを楽しめます。
13:00 「三鷹の森ジブリ美術館」でスタジオジブリの世界を体感しよう!
「明星学園入口」バス停を下車し、少し歩くと黄色い建物が見えてきます。「三鷹の森ジブリ美術館」は、スタジオジブリがプロデュースした美術館。映画監督・宮崎駿(みやざきはやお)氏が館長を務めており、まるで不思議な建物の中に入ったかのような世界を体感できます。
入館者をお迎えするのは、映画『となりのトトロ』でおなじみの巨大なトトロ。かわいい目をしており、観光客を中心に人気を集めています。近くにはまっくろくろすけもいるので、ぜひ探してみましょう。
写真撮影ができるのは、美術館の外観とその周辺のみ。館内の撮影はできません。館内ではスタジオジブリの作品について紹介するコーナーや、映画が完成するまでの流れが分かる展示などがあります。さらに『となりのトトロ』に出てくるネコバスや『天空の城ラピュタ』のロボット兵のモニュメントなど、楽しい展示もたくさんあるので、隅々までチェックしてみて。
またここでしか見られない、オリジナルの短編アニメ映画もおすすめ。映像展示室「土星座」では、『めいとこねこバス』や『ちゅうずもう』など、心を動かされる素敵な作品を鑑賞できます。公開するのは、1時間につき2~3回程度。放映時間の確認したうえで見学しましょう。
美術館見学後は、ミュージアムショップ「マンマユート」に立ち寄りましょう。マンマユートとは、映画『紅(くれない)の豚』に登場する盗賊の名前。レターアイテムやアクセサリー、缶バッジ、ノートなど、ここでしか手に入らないオリジナルのジブリグッズが手に入ります。
あわせて立ち寄りたいのが、カフェ「麦わらぼうし」。カツサンド(税込750円)やホットドッグ(税込550円)といった軽食をはじめ、オムレットやパウンドケーキなどのスイーツも楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみて。
14:15 武蔵野の癒しスポット「井の頭自然文化園」を散策しよう!
ジブリの世界観を体感した後は、少し歩いたところにある「井の頭自然文化園(いのかしらしぜんぶんかえん)」に立ち寄りましょう。公園通り沿いにある動物園と、井の頭恩賜公園内にある水生物園(すいせいぶつえん)からなっており、週末には家族連れを中心に賑わいます。
動物園では、ふれあいコーナーでモルモットを抱っこしたり、アカゲザルやヤクシカ、ミーアキャットなど、かわいい動物たちの姿を見ることができます。
動物園奥にはミニ遊園地があるのですが、その近くにある「リスの小径」も見どころのひとつ。ニホンリスたちが暮らしており、リスたちの食事や運動風景などを間近で観察できます。
水生物園では、井の頭恩賜公園に生息する生きものや鳥類たちを展示。園内にある水生物館では、ニッコウイワナやヤマメといった川の上流域に生息する生きものや、ヤリタナゴ、ドジョウなど、川魚や爬虫類などを鑑賞できます。
またタンチョウヅルやオシドリ、準絶滅危惧種に指定されているカリガネのほか、アヒル、ハシビロガモなどの鳥類も見られるので、公園散策とあわせてふれ合ってみましょう。
15:30 吉祥寺の人気の紅茶&チャイ専門店「チャイブレイク」でひと休みしよう!
自然文化園を散策したら、カフェでひと休みをしましょう。今回ご紹介するのは、井の頭恩賜公園の近くにある「チャイブレイク」。インドで広く親しまれているチャイと紅茶の専門店で、週末には地元の方を中心に賑わっています。
チャイは、定番の煮出しミルクティー(税込660円)や6種類のスパイスを独自にブレンドした「オリジナルチャイ」(税込660円)、三鷹の養蜂家から採蜜したばかりのはちみつと、愛媛産のレモンを使った「はちみつと国産レモンのチャイ」など、季節限定を含む様々な種類を提供。スパイシーな風味と芳醇な甘さが特徴のチャイティーを味わってみて。
またデザートも充実しており、ブラウンシュガーを使った「本日のマフィン」(1個・税込352円~)や、生姜のミルクプリン、さらにインド生まれのアイスクリーム「クルフィ」(税込715円)など、チャイにちなんだ一品を味わえます。
17:00 ベーカリー&レストラン「Boulangerie Bistro EPEE」でディナーを食べよう!
深大寺と三鷹、吉祥寺を巡る旅は締めくくりへ。吉祥寺駅近くにあるお店でディナーを食べましょう。今回訪れたのは、ベーカリー&フレンチレストラン「Boulangerie Bistro EPEE(ブーランジェリー・ビストロ・エペ)」。吉祥寺駅から3分ほど歩いたところにあり、ベーカリーと名の付く通り、美味しい焼きたてパンと、パンとの相性がバツグンなフランス料理をいただけます。
まずは、お店オリジナルの焼きたてパン(チャージ代・1人前400円)を楽しみましょう。食パンはもちろん、そのほかにもイチジク、オレンジピールといったフルーツを練りこんだパンなども提供されます。もっちりとした食感がたまりません。
パンに合う料理としては、「シャルキュトリー」と呼ばれるハムやレバーペーストといった肉の加工品がおすすめ。そのほか、冷菜、温菜の前菜も充実しています。筆者が注文した「リコッタチーズとトリュフのラビオリ」は、リコッタチーズと黒トリュフの上品な香りが食欲をそそり、パスタ生地の食感が抜群でした。
もちろん、メイン料理も美味しいです。「アサリやムール貝、白身魚のブイヤベース」や「鴨胸肉ロースト」(税込2,170円)など、ワインやビールといったお酒と一緒に堪能してみましょう。
19:00 吉祥寺駅からそれぞれの帰路へ
ディナーを味わったところで吉祥寺駅へ戻り、それぞれの目的地へ移動。ここで深大寺から三鷹、吉祥寺を巡る日帰り旅は締めくくりです。
この記事を書いたトラベルライターからひと言
調布にある深大寺と三鷹、吉祥寺を散策しましたが、改めて東京にも自然を楽しめるスポットがあることを再発見しました。また自然文化園やジブリの森美術館だけでなく、井の頭恩賜公園内にはボート場や井の頭弁財天もあり、気軽に散策できます。遠出が厳しいご時世ですが、せっかくなら“ご近所旅”を楽しんでみてはいかがでしょうか。(サトホーク)
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