不安にかられている時のヨガポーズ
一度、パニック発作が起こってしまうと、様々な不安にかられてしまいます。
あの電車に乗ったら、またパニック発作が起きてしまうかも…。
そんな不安にかられてつらくなった時には、リラックスできるヨガポーズを行ってみましょう!
仰向けツイストのポーズ
パニック障害の方は、カラダがいつも緊張しっぱなしになっています。
そのため、常に腰も緊張しています。
緊張してこわばっている腰を楽にほぐしてみましょう。
腰をほぐすことで、リラックス効果が期待できます。
やり方
- 仰向けになり、両腕を横に広げる。
- 両膝を立てる。
- 息を吸って吐きながら、両膝をゆっくりと右側に倒していく。そのまま、5秒間キープ。
- 息を吸って吐きながら、ゆっくりと②に戻る。
- 息を吸って吐きながら、両膝をゆっくりと左側に倒していく。そのまま、5秒間キープ。
- 息を吸って吐きながら、ゆっくりと②に戻る。
- 同じことを3回繰り返す。
前屈のポーズ
前屈のポーズには、高いリラックス効果が期待できます。
不安にかられた時に、まさしくピッタリ!
ぜひ行ってみましょう。
やり方
- 両脚を伸ばして座り、つまさきは天井に向ける。背筋をしっかりと伸ばす。
- 両腕を前に伸ばす。手のひらは床に向けよう。
- 息を吸って吐きながら、足の親指をつかむ。この時、手のひらを上にして、親指と人差し指ではさむようにつまもう。
- 息を吸って、背筋を伸ばす。
- 吐きながら、肘を床に近づけていく。
- 息を吸いながら、少しゆるめる。
- 息を吐きながら、さらに肘を床に近づける。10秒間息を吐きながらキープ。
- ゆっくりと①に戻る。
足の親指なんてつかめない!という方は、つかまなくてもOKです。
その場合は、手を前に伸ばしましょう。
そして、背筋はなるべく伸ばしたまま、できる限り上体を前に倒しましょう。
発作の真っ最中のヨガ呼吸
発作の時にはとにかく息を吐く!
パニック発作が実際に起こってしまっている時には、ヨガポーズなんてできません。
その時にはとにかく息を吐くこと!
何でもいいから、とにかく息を深く吐いて下さい。
息を吐くだけで、副交感神経が優位になりますので、リラックススイッチを入れることができます。
そうしますと、少しだけ落ち着くことができますので、ぜひ試してみて下さい!
普段から息を吐く練習をしておこう
普段から、ヨガ呼吸で息を深く大きく吐く練習をしておきましょう!
息を深く吐くクセをつけておくと、実際にパニック発作が起きてしまった時に役立ちます。
簡単ですので、いつでもどこでも行ってみましょう。
やり方
- 8秒間息を吐く。
- 4秒間息を吸う。
これを繰り返すだけですから、とっても簡単!
ポイントとしては、息を吐くことだけを意識することです。
息をしっかり吐きさえすれば、息を吸おうとしなくても、自然に空気はカラダの中に入ってきます。
ですから、息をとにかくしっかり吐く。吐く。吐く。
これを意識して行ってみて下さい。
呼吸とヨガで自律神経を整えよう
息を吐いたら、人間は落ち着くようにできています。
ですから、普段からゆったりと大きく息を吐く練習をしておきましょう。
そして、ヨガポーズを行って、自律神経をしっかりと整えておくこと。
そうすることで、自然に発作が起きにくくなっていくと思います。
もちろん、ヨガをしたからといって、パニック障害がすぐに全快できるわけではありません。
ですが、症状を緩和するお手伝いはできると思いますので、ぜひ試してみて下さいね。
平成27年、山本ヨガ研究所にて、日本総合ヨガ普及協会・準指導師の資格を得る。その後、ヨガコラムを書く他、自宅にて、ヨガ教室を開催中。
提供・yoganess
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