不安にかられている時のヨガポーズ

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

一度、パニック発作が起こってしまうと、様々な不安にかられてしまいます。

あの電車に乗ったら、またパニック発作が起きてしまうかも…。

そんな不安にかられてつらくなった時には、リラックスできるヨガポーズを行ってみましょう!

仰向けツイストのポーズ

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

パニック障害の方は、カラダがいつも緊張しっぱなしになっています。

そのため、常に腰も緊張しています。

緊張してこわばっている腰を楽にほぐしてみましょう。

腰をほぐすことで、リラックス効果が期待できます。

やり方

  1. 仰向けになり、両腕を横に広げる。
  2. 両膝を立てる。
  3. 息を吸って吐きながら、両膝をゆっくりと右側に倒していく。そのまま、5秒間キープ。
  4. 息を吸って吐きながら、ゆっくりと②に戻る。
  5. 息を吸って吐きながら、両膝をゆっくりと左側に倒していく。そのまま、5秒間キープ。
  6. 息を吸って吐きながら、ゆっくりと②に戻る。
  7. 同じことを3回繰り返す。

前屈のポーズ

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

前屈のポーズには、高いリラックス効果が期待できます。

不安にかられた時に、まさしくピッタリ!

ぜひ行ってみましょう。

やり方

  1. 両脚を伸ばして座り、つまさきは天井に向ける。背筋をしっかりと伸ばす。
  2. 両腕を前に伸ばす。手のひらは床に向けよう。
  3. 息を吸って吐きながら、足の親指をつかむ。この時、手のひらを上にして、親指と人差し指ではさむようにつまもう。
  4. 息を吸って、背筋を伸ばす。
  5. 吐きながら、肘を床に近づけていく。
  6. 息を吸いながら、少しゆるめる。
  7. 息を吐きながら、さらに肘を床に近づける。10秒間息を吐きながらキープ。
  8. ゆっくりと①に戻る。

足の親指なんてつかめない!という方は、つかまなくてもOKです。

その場合は、手を前に伸ばしましょう。

そして、背筋はなるべく伸ばしたまま、できる限り上体を前に倒しましょう。

発作の真っ最中のヨガ呼吸

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

発作の時にはとにかく息を吐く!

パニック発作が実際に起こってしまっている時には、ヨガポーズなんてできません。

その時にはとにかく息を吐くこと!

何でもいいから、とにかく息を深く吐いて下さい。

息を吐くだけで、副交感神経が優位になりますので、リラックススイッチを入れることができます。

そうしますと、少しだけ落ち着くことができますので、ぜひ試してみて下さい!

普段から息を吐く練習をしておこう

普段から、ヨガ呼吸で息を深く大きく吐く練習をしておきましょう!

息を深く吐くクセをつけておくと、実際にパニック発作が起きてしまった時に役立ちます。

簡単ですので、いつでもどこでも行ってみましょう。

やり方

  1. 8秒間息を吐く。
  2. 4秒間息を吸う。

これを繰り返すだけですから、とっても簡単!

ポイントとしては、息を吐くことだけを意識することです。

息をしっかり吐きさえすれば、息を吸おうとしなくても、自然に空気はカラダの中に入ってきます。

ですから、息をとにかくしっかり吐く。吐く。吐く。

これを意識して行ってみて下さい。

呼吸とヨガで自律神経を整えよう

『yoganess』より
(画像=『yoganess』より)

息を吐いたら、人間は落ち着くようにできています。

ですから、普段からゆったりと大きく息を吐く練習をしておきましょう。

そして、ヨガポーズを行って、自律神経をしっかりと整えておくこと。

そうすることで、自然に発作が起きにくくなっていくと思います。

もちろん、ヨガをしたからといって、パニック障害がすぐに全快できるわけではありません。

ですが、症状を緩和するお手伝いはできると思いますので、ぜひ試してみて下さいね。

齋藤真璃
日本総合ヨガ普及協会・準指導師
平成27年、山本ヨガ研究所にて、日本総合ヨガ普及協会・準指導師の資格を得る。その後、ヨガコラムを書く他、自宅にて、ヨガ教室を開催中。

提供・yoganess



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