小さくても、サイズぴったりの可愛いお洋服を。低出生体重児向けの洋服も制作
――ご自身の経験から、小さく生まれた赤ちゃん(低出生体重児)向けのお洋服も制作されていますが、こちらはどんな点にこだわっていますか?
「私の第一子は、予定日よりも早く、推定体重よりもかなり小さく生まれました。元々分かっていた訳ではなく『生まれてみたら小さかった』ので、そのための心づもりもお世話用品も準備がなく、入院中から夫婦でバタバタしていた記憶があります(笑)。
特に、着られるお洋服がなかなか見つかりませんでした。授乳間隔2時間の小さい我が子を見ながら服を探すのも、作るのも時間がなくて…。しかし、新生児のうちには、退院着やお宮参り、お食い初め、初節句…たくさんのフォーマルイベントがあります。
『身体が小さくても、サイズぴったりの可愛いお洋服でお出かけしたい』 私と同じような境遇のママの助けになればと考えたのが始まりです」
――購入者さんからの反応はいかがですか?
「お客様のお話を伺うと、小さめ赤ちゃんは肌が敏感な子も多いように思います。 私が制作しているのは主にフォーマルなシーンに向けたお洋服ですが、裏地にダブルガーゼを使用したり、柔らかいコットンリネンを採用したりと、できるだけ肌当たりの優しいものを意識しています。 デザインにも共感してご注文くださるが多く、制作の励みとなっております」
「自分の世界観を大切にしながら、フットワークの軽い作家でありたい」
――最後に、今後新たに制作したい商品や試みがあれば教えてください。
「私は、お洋服がハンドメイドである価値は、個人のニーズに寄り添うことができることにあると考えています。
今までも、多くのお客様が公開中の作品に共感してくださり、『このお洋服と合わせて、こんなものが欲しい』『このお洋服の雰囲気で、このような形のものを…』とお声かけくださって、ご相談しながら形にしていきました。今後も、自分の世界観を大切にしながら、フットワークの軽い作家でありたいと思っています。
現在は、公開中の甚平の親子コーデに加えて、ママとのリンクコーデや女の子とのお揃いができるお洋服の制作を考えております」
9月24日には、発売後即完売が続いている「童の水干」シリーズに秋らしい新柄が登場。Twitterで大きな話題を集めた「竹林を駆ける、童の水干」の再販も予定されています。
今後の販売日程や販売作品、新作などの情報はInstagramとTwitterで発表されますので、気になる方はチェックしてみてください。
<文/まゆカーダシアン> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 まゆカーダシアン フリーライター。美容、エンタメ、クルマなど幅広いジャンルで執筆。Twitter:@SHAMPOOOOxxx
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