東オーストラリア、サンシャインコーストの北端にある「ヌーサ」は、海外からのセレブも多く訪れる、自然あふれる大人のリゾートです。今回は、このヌーサの自然を満喫できる国立公園のウォーキングと、散策後にランチを楽しむ半日プランをご紹介します。
【9:35】 ヌーサのバス停から出発
ヌーサ以外の街にある宿泊先からは、620番のバスで「ヌーサヘッド(Noosa Head)」に向かいます。
ヌーサヘッド行きのバスはマルチドール(Maroochydore)のステーションから出ていますから、マルチドール以南の地域、ムルラバー(Mooloolaba)、カランドラ(Caloundra)などに宿泊している人は、まず、マルチドールに向かってください。マルチドールステーションからヌーサヘッドまでの所要時間は約1時間です。
【9:40】国立公園入り口へ
ヌーサヘッドに到着したら、バスが入ってきた道(Noosa Drive)を戻り、左に曲がります。そこをまっすぐ行くと、ヘイスティングス・ストリート(Hastings Street)にぶつかります。その道の左向こうにサーフクラブがあり、その先にはヌーサメインビーチがあります。
ここでは、サーフクラブの前の道を右に進みましょう。10分ぐらい歩くと、ヌーサ国立公園の入り口に到着します。
【9:50】ハイキングを始めよう
ヌーサ国立公園の入り口を入ったところはデイユーズエリアになっていて、インフォメーションセンターやトイレ、バーベキュー施設などがあります。そこからちょっと進んだところが、ハイキングコースのスタート地点となります。
今回ご紹介するのは、上の地図で青色で紹介されている4番コスタル・トラック(Coastal Track)。スタート地点から以下のスポットに立ち寄りながら、2.7km先にあるヘルズ・ゲート(Hell's Gates)を目指すコースです。
ラグーナベイ(Laguna Bay)
ラグーナベイからは、ビーチの全景が見渡せます。アーチ形が美しい砂浜に、水の透明度も抜群です。穏やかな波でサーフィンを楽しむ人々を見ていると、サーフィンに挑戦してみたくなるかもしれません。
ボイリング・ポット(Boiling Pot)
Boiling Pot(お湯が沸き立つポット)という名前は、海面から突き出た垂直の岸壁に打ち付ける波の様子から来ています。穏やかなビーチとは正反対の、荒々しい風景を見ることができます。
ティーツリー・ベイ(Tea Tree Bay)
消毒や薬用効果があり、オーストラリアのお土産としても有名な「ティーツリーオイル」。このエリアには、そのティーツリーが群生しています。
この林を超えたところにあるユーカリの木々には、コアラが寝ていることもあることもあります。なので、このあたりでは海側だけではなく、山側にも注目してください。
ドルフィン・ポイント(Dolphin Point)
ティーツリーとユーカリの林を抜けると、道が二股に分かれています。ここを左に行ったところにあるのが「ドルフィン・ポイント」です。名前の通り、このあたりに群生するイルカを見ることができる展望ポイントです。
オーストラリアの冬(7月〜11月)には、かなりの確率でクジラも見ることができます。
グラネット・ベイ(Granite Bay)
ドルフィン・ポイントから来た道を戻って、右側の遊歩道を歩いて行くとビーチが見えてきます。それが「グラネット・ベイ」です。Graniteというのは花崗岩のことで、日本では「御影石」として知られています。
様々な大きさの岩があり、ビーチとのコントラストが面白い場所です。人気のないビーチを独り占めしている人がときどき見られますが、このあたりは遊泳禁止なので、景色を楽しむだけにしておきましょう。
ヘルズ・ゲート(Hell's Gates)
グラネット・ベイから10分ほど歩くと、ヌーサヘッドの東の端「ヘルズ・ゲート」に到着します。Hell's Gates(地獄の門)という名前は、ここにある断崖絶壁の入り江から来ています。
大海原からの風が、この狭い入り江にぶつかり吹き上げられるため、いつも強い風が吹いています。足がすくんでしまいそうなスリルのある景色は、まさに絶景。ぜひ足を運んで自分の目で確かめてください。