これを受けてRMは、「2015年と2016年に、(自作曲の歌詞の内容を巡り)女性嫌悪に関する指摘をたくさん受けました。実際、女性学の教授に僕の歌詞を検収してもらったりしました」と告白。

これをきっかけに、自分自身を振り返りながら深く考えるようになったというRMは、「”自分はジェンダー問題などについて、関心がないんじゃないだろうか?”と考えを巡らせた」と言い、「できる限りこの問題に関心を持って勉強して、改善していこうと努力する姿をお見せしたいです」と述べている。

そもそもRMは何故、”女性嫌悪”という烙印を押されてしまったのだろうか。実はこの理由を、女性会員の多い韓国の有名コミュニティーサイトで見つけることは、さほど難しいことではない。

まず、とある番組で「スタイル抜群だが、無学な女性がいる。それでも恋愛するか?」という質問を受けたRMは、「正直、会話が通じないと恋愛は難しい」と回答。この発言が、”女性嫌悪的”として批判を受けたことがあるという。

また、「”ヌナ(年上の女性)+**”というように、ヌナに言葉を付けてときめく言葉を作ってください」という質問に「ヌナ、ご飯を作ってくれない?」と答えたが、「”年上の女性”と”ご飯を作る”を結び付け、”女性は家事をする主体者”として認識している」と、”女性嫌悪”の認定を受けている。

先でRMが言っていたように、2016年に韓国の有力新聞が「彼が書いたとされるある歌詞が、女性卑下に当たる」と報じたため、”RM=女性嫌悪”というイメージが付いてしまっているが、RMとBTS側は「女性を卑下しているのではなく、社会のマイノリティーが直面している不条理や差別を訴えるための内容だ」と、きっちり反論している。

しかしいまだに多くの”自称”フェミニストが、RMの過去の発言を取り上げて女性嫌悪へとこじ付けるフレームを量産しており、今回のインタビューでも、言葉を慎重に選んでいる様子が歴然だ。

BTSは最近、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)と公式SNSを通じて、10月24日にオンラインコンサート『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE』を開催することを伝えた他、2年ぶりのオフラインコンサートを、米ロサンゼルスで行うと発表した。

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BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

提供・Danmee



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