韓国のドラマ・テレビ話題性ランキングに、TVING(tvN)『ユミの細胞たち』、MBC『黒い太陽』、SBS『ONE THE WOMAN』が並んでランクインしている。これらのドラマは現在、韓国で金・土曜日に放送されている作品だ。各ドラマの気になる視聴率は? (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
9月24日、テレビ話題性の分析機関である、グッドデータコーポレーションが発表した『9月3週目のドラマ・テレビ話題性ランキング』によると、9月17日に初放送されたTVING(tvN)『ユミの細胞たち』、MBC『黒い太陽』、SBS『ONE THE WOMAN』が、それぞれ新しく4、5、6位に入ったという。
9月16日に放送が終了した、tvN(Netflix)『賢い医師生活 シーズン2』は、シェア25.33%で1位を獲得。
2位にはtvN(Netflix)『海街チャチャチャ』、3位にはSBS『紅天機(ホンチョンギ)』、7位にはJTBC『人間失格』が名を連ねた。続く8位にはKBS2『オーケー、グァン姉妹(原題)』、9位にはtvN『ハイクラス(原題)』、10位にはKBS2『警察授業』が並んでいる。
キム・ゴウンとアン・ボヒョンがメインキャストのTVING(tvN)『ユミの細胞たち』は、細胞と一緒に食べて、愛し成長する平凡なユミ(キム・ゴウン)の話を描いた細胞刺激共感ロマンス。劇中には、アニメーションの”細胞たち”が登場し、コミカルにストーリーが展開。視聴率調査会社であるニールセンコリア基準で全国視聴率が、第1話2.0%、第2話2.3%、第3話1.8%、第4話2.5%を記録している。
ナムグン・ミン主演のMBC『黒い太陽』は、国情院最高の要員と呼ばれる男(ナムグン・ミン)が、自身を奈落の底につき落とした裏切り者を探し出し、組織の裏に存在していた巨大な怪物と立ち向かうという物語。ニールセンコリア基準で全国視聴率が、第1話7.2%、第2話8.0%、第3話9.8%、第4話8.3%と、まずまずの数字を出した。
そしてイ・ハニが一人二役に挑戦しているSBS『ONE THE WOMAN』は、不正検事から一夜にして財閥相続女に人生が逆転した、不良指数100%の女性検事が送るダブルライフ・コミックバスター。ニールセンコリア基準で全国視聴率が、第1話8.2%、第2話7.1%、第3話12.7%、第4話12.6%を記録し、物語が進むにつれて上昇し始めている。
『ユミの細胞たち』は毎週金土の午後10時50分、『黒い太陽』は毎週金土の午後10時、『ONE THE WOMAN』は毎週金土の午後10時より韓国で放送されている。3作品の中で、ランキング的には『ユミの細胞たち』がトップだが、視聴率だけを見れば苦戦を強いられている様子。
その理由に、韓国では”テレビリモコンの所有権は母にあり”と言われており、『黒い太陽』『ONE THE WOMAN』には、”復讐”や”ドロドロ”や”財閥”といった、母の好む要素が満載。そのため、リアルタイム視聴に反映されているという見方だ。
一方『ユミの細胞たち』は若者が好む恋愛ドラマであり、リアルタイム視聴の確率が極めて低い。
日本では『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』で、大ブームを巻き起こしたキム・ゴウンが出演するというだけで、期待値が少々高まっている節はあるが、以上のような理由から、トップを譲っている状況だろう。
ドラマはまだ前半戦なだけに、今後の展開次第では視聴率の順位変動も十分にあり得る。後半の推移も注視していきたいところだ。
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