世の中にはさまざまなビジネスマナーが存在しますが、中には「それっておかしいのでは?」と誰もが首をかしげるようなマナーもあるようです。

そこで、プレジデント社が行った「ビジネスマナーに関するアンケート」の結果をもとに、多くの人が「なくなってほしい」と考えるビジネスマナーについてお伝えします。

「なくなってほしいビジネスマナー」ダントツ1位は「お辞儀はんこ」

「ビジネスマナーに関するアンケート」によれば、「なくなってほしいビジネスマナー」のダントツ1位は「お辞儀はんこ」です。

「お辞儀はんこ」とは?

「お辞儀はんこ」は上司の印影(押印したハンコの跡)にお辞儀するような形で部下の印影を傾けることを指し、一部の金融機関などで慣習となっています。

「お辞儀はんこ」に賛成する人はたった2%

先述のアンケートでは全体の64.9%が「なくなってほしい」と回答、賛成する人はたった2%しかいませんでした。

また、こんな意見も見られました。

・正直やりすぎだと思う
・事務作業になってしまっているマナーに意味はない
引用:PRESIDENT WOMAN Online

コロナ禍を機に日本でも急速に書類のオンライン化が進み、はんこを使う機会が激減しています。そんな状況下で「お辞儀はんこ」に違和感を覚える人が多いのは当然かもしれません。

なくなってほしいビジネスマナーにはこんなものも

なくなってほしいビジネスマナーには、他にもこのようなものがありました。

・どんなときでもネクタイを必ず着用しなければならないこと
・オンラインミーティングで、画面上の上座・下座を気にする
・メールの際の丁寧すぎる冒頭文
引用:PRESIDENT WOMAN Online

日本でもオフィスカジュアルが普及しつつある中、「どんなときでもネクタイを必ず着用」といった融通のきかなさに疑問を感じる人が多いのは無理もないでしょう。

また、ビジネスマンとして最低限の礼儀は必要ですが、オンラインミーティング画面上の上座・下座やメールの丁寧すぎる冒頭文が業務効率を落としている可能性は否定できません。

令和になってから業務のオンライン化がますます進む中、そのようなビジネスマナーを見直す必要があると感じている人も多いようです。

コロナ禍は「なくなってほしいビジネスマナー」を見直す好機

新型コロナウイルスの世界的な流行を機に、日本でもリモートワークの推進や業務のオンライン化が急速に進んでいます。それに伴い、従来は必要とされたさまざまなビジネスマナーが時代にそぐわなくなり、多くの人が「必要ない」と思い始めているようです。

そのような大きな変化が生じているコロナ禍の今こそ「なくなってほしいビジネスマナー」を見直す好機ではないでしょうか。

文・
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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