東京都と神奈川県の間にある標高854.8mの山、陣馬山をご存知ですか?初心者でも登りやすい山にもかかわらず、なんとほぼ360度のパノラマビューを楽しめるんです!山頂にあるシンボルの白馬の像と、青空のコントラストは最高ですよ!
どこにあるの?
陣馬山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市の境目にあります。山は人間の生活圏として境界となることが多く(人が行き来しにくいですからね)、結果として行政区割りの境目に位置していることが多いのです。ということで、東京都と神奈川県の両方からアクセスすることができますが、今回は2時間程度で登れる神奈川県側からのアクセスをご紹介します。
起点は藤野駅から
今回の登山の起点はJR藤野駅からスタートします。
藤野駅は小さな駅ですが、改札をでてすぐ左に行くと、観光案内所もあります。
観光案内所には、陣馬山のハイキングマップもあるので、ぜひ立ち寄ってゲットしてくださいね!
また、自家用車派は駅の近くに有料駐車場もあります。なかなか広々としていて、余裕があります。
さて、このルートにはただ一つ欠点があります。それは駅から登山口までアスファルトの舗装路を30分以上歩かなければならないこと。通常のスニーカーと違って、登山のために底が固く作られている登山靴はアスファルト上を歩くのにとっても不向きなんです。ですので、通常は路線バスを使用して登山口近くまで移動します。駅前からバスが出ています。約15分乗車し、「和田」バス停で下車します。
しかし、休日は午前中の本数が少なかったり、登山者で混雑するので、余裕のある方は駅前からタクシーを利用してみるのはいかがでしょうか?
路線バスは登山口まで直接いけないのですが、タクシーだと真ん前まで連れて行ってもらえます。しかも利用者が少ないので、待たずに乗れますよ!
ということでこの旅では、タクシーを選択。タクシーの運転手さんに「栃谷休憩所」まで。とお伝えすればよいでしょう。
登山開始!(でも最初はアスファルト)
それでは早速歩き始めましょう!栃谷休憩所の前にはこのような道になっていて、右側にカーブしつつ登っていきます。
しばらく民家の真横を通るので、本当にこの道でいいのかな?と少し不安になるかもしれませんが、あってます!細い道を進んでください。
その後しばらく進むと、少し開けた場所に出てきます。畑の横の道を進んでいきます。
この辺りで後ろを振り返ってみると、富士山がちょこんと顔を出しているのが見えます!
山道へ
ここを抜けると、いよいよ登山道らしい山道に入ります。
全体的にあまり急な坂はなく、緩やかに登れる山といった印象です。初心者向けの山といわれるだけあって、登るのに技術を要するところはありません。ですが、登山道ではない森林整備用の分岐が細かくありますが、警告の貼り紙で知らせてくれているので迷う心配もないでしょう。
何より、登山道には案内版が分岐ポイントに設置されているので、案内に従えば頂上につきます。
山頂へ
だいたい1時間から2時間程度で山頂に到着します。登山口までタクシーを使うと「えっ?もう着いちゃったの?」というくらいあっという間に到着するはず。
山頂に到着すると、まずは真っ白な像が目に入ってきます。
こちらが陣馬山のシンボルである白馬の像。登頂した人の人気のフォトスポットとなっています。
冒頭でもご紹介した通り、まわりに高い山がなく、ほぼ360度のパノラマが楽しめます。
もちろん富士山も、バッチリ見えます。
ズームを使えば迫力ある姿も写せるので、お持ちであればズーム機能のあるカメラを持参して登ってみてはいかがでしょうか。