西オーストラリアでのワイナリーはスワンバレーやマーガレットリバーが有名ですが、実は西オーストラリア西南部のグレートサザン地域のワイナリーも注目を浴びています。南極海に面した冷涼地で、ユーカリの高木の森に囲まれた静かなグレートサザン地区のワイナリーをご紹介します。
グレートサザン地域のワイン
写真は西オーストラリア州南西部の地図です。西オーストラリアでワインの産地として有名な、マーガレットリバー地域はピンク色の部分。そこからさらに南下した紫色の部分がグレートサザン地域となります。
グレートサザン地域は、西オーストラリアの南海岸の南極海沿いにあります。手付かずの海と険しい海岸線、羊たちが放牧された広大な大地、そして緑豊かなユーカリの高木など、自然の風景が美しい地域です。
この土地は、その独特の地形と涼しい気候、緑豊かな環境がブドウ栽培に適しており、上質なワインを生産することで注目を浴びています。主に生産しているワインの品種は、ピノ・ノワール、シヤルドネ、メルロー、リースリングなどです。
そんなグレートサザンの中でも、今回はデンマークという町を中心にワイナリーをご紹介します。デンマークまでは、パースから車で約5時間ほどです。
1.Duckett’s Mill Wines (ダケッツミル ワイン)
デンマーク ファームチーズという施設に併設されたワイナリー。デンマークのメインロード「スコットデール ロード」沿いに、ファームチーズの看板が出ているので見つけやすいです。
チーズファームが併設されているだけあって、店内の冷蔵庫にはいろいろな種類のチーズやハム類がが並んでいます。どれも美味しそうに見えてしまいますが、お土産に買って帰るためにも味見がてら、「The Vinyard」という、チーズとハム類の盛り合わせを頼んでみましょう。
写真の盛り合わせは、1人分(AU$25 約2,020円)ですが、かなりのボリュームですので、2人でシェアしてもちょうど良いくらいです。
チーズとハム類の盛り合わせと一緒に、もちろんワインを頂くこともできます。ティスティングしてからお好みのワインを購入し、カフェ内に持ち込んでチーズの盛り合わせと一緒に楽しみましょう。飲みきれなかったワインのお持ち帰りも可能です。
2.Harewood Estate (ハレウッド エステイト)
ワインセラーだけがある、シンプルでこじんまりとしたワイナリーですが、種類は豊富でずらりと並ぶワインに期待感が高まります。
グレートサザン地区内の葡萄畑で採れた、3地区のリースリングをはじめ、ピノノワール、シャルドネ、メルローなど、グレートサザンの特徴でもある冷涼地の品種のワインが並びます。
数々の賞を受賞しているということにも納得。秘密にしたいブティックワイナリーです。