飲むだけでやせるサプリや、何十万円もするサプリなど、後を立たない怪しいサプリビジネス。大抵の人は胡散臭いと気付くものですが、一方で信じて購入してしまう人がいるのも事実。なかには、よかれと知人や友人にサプリメントをおすすめする、ありがた迷惑な人も存在するようです。
今回は、音大に勤める助教授と、尊敬する教授との間で起こった、想定外なサプリトラブルを紹介します。
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教授のお気に入りの生徒
足柄瑞江さん(仮名・32歳)は、母校の音大時代の師匠にあたる恩田義男教授(仮名・62歳)の研究室に勤務しているそう。瑞江さんは、助教になった経緯を語ります。
「自分で言うのもなんですが、私は恩田教授の門下生の中でも成績が良い方で、コンクールでも入賞経験があるせいか、結構先生には気に入られていたと思います。大学院を卒業するときに恩田先生に就職の相談に行ったのですが、私にでも勤まる会社を紹介してくれると思いきや、『僕の研究室で助教で働いてみないか?』と言われました」
師として尊敬する教授
師として尊敬する教授 コロナが流行する前は、各地で開催されるリサイタルに瑞江さんも頻繁に同行していました。
「また恩田先生に同行するんだ!」と大学の友人に瑞江さんが言うたびに友人からのコメントは決まって一つ。
「ねえねえ瑞江、ホテルとかで口説かれたりしたいの? なんか同じホテルにいつも滞在するって言ってたし…」
「全然平気。恩田教授は奥様一筋の真面目な人なんだ。『ここは家内と訪れたことがある』とか、全く私なんか眼中にない感じ」
瑞江さんが友人に力説するように、恩田先生は全く心配ご無用的な男性なのだそうです。
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