座右の銘にしたい四字熟語って?
就職面接や普段のコミュニケーションの中で「座右の銘」を意識したことはありますか?座右の銘とは「そばに置いて常に意識したい言葉」を指し、頑張りたい時や自分の性格・人生を変えたい時に自分の方向性を決めるのに役立つでしょう。
また、たった漢字四文字で昔の出来事(故事)や、それによる教訓を表す「四字熟語」は座右の銘に向いています。では、座右の銘にふさわしい四字熟語にはどのようなものがあるのでしょうか。
座右の銘にしたい四字熟語《前向き》
「臆病でなかなか勇気が出ない」「ネガティブで落ち込みやすい」心配性や慎重な性格にはメリットもありますが、同時に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそ座右の銘をひとつ心に置いておくことをおすすめします。前向きになれそうな四字熟語を用意しておくと、いつもは足が止まってしまうときにぐっと一歩踏み出す勇気をくれるでしょう。
ここでは、そんなポジティブになれる四字熟語をご紹介します。
前向きな心になる四字熟語
七転八起(しちてんはっき) ー倒れても倒れても起き上がること。幾多の失敗にも屈しないで戦い抜くこと。
ちょっとの失敗で「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまうタイプの方におすすめしたい四字熟語が「七転八起」です。人生には大小問わずたくさんの失敗がありますよね。
反省や改善は大切ですが、必要以上に落ち込んでしまうと自信をどんどん無くしてしまうでしょう。
座右の銘として「七転八起」という四字熟語を心に置いておくと、「今回は失敗してしまったけど、次こそ成功させてみせるぞ」と前向きでくじけない心を手に入れられますよ。
自信が持てる四字熟語
剛毅果断(ごうきかだん) ー意志が強く、思い切って物事を行うこと。
選択肢があると迷ってしまう優柔不断な方には「剛毅果断」という四字熟語を座右の銘にするのをおすすめします。何かを選べない心理の原因のひとつは「自分の価値観に自信が無いこと」です。
剛毅果断には「しっかりとした意思で思い切って物事に取り組む」という意味があります。この四字熟語を意識することで、「自分にとって正しい選択肢だ」とより前向きに自信を持って物事を始めたり取り組んだりできるでしょう。
努力する勇気を持てる四字熟語
臥薪嘗胆(がしんしょうたん) ー将来の成功を期して苦労に耐えること。
苦しい思いをしたくなくて勇気が出ない方に人気の座右の銘らしい四字熟語は「臥薪嘗胆」です。何かを始めたいと意気込んでも、勉強・練習などの大きな努力をしたくなくて避けている方も多いかもしれません。
臥薪嘗胆を座右の銘にすると、目的を達成するためには努力がつきものだと考えられるようになり頑張れる理由になるでしょう。今は勇気が必要かもしれませんが、いつかこの四字熟語にふさわしい方になれますよ。
ポジティブで人気の四字熟語
日進月歩(にっしんげっぽ) ー絶えることなく日々進歩しているという意味
後ろ向きで引っ込み思案な性格を変えたい方は「日進月歩」という有名な四字熟語を座右の銘にしましょう。思い通りにならない出来事や失敗、悲しい出来事などが続くと「どうせ私なんか…」となかなか前向きになれないこともあるでしょう。
「時間が経つにつれて物事は前に進んでいく」という日進月歩を座右の銘にすると、「いっけんネガティブに思えてもきっと自分は前に進んでいるんだ」と思えるようになりますよ。
座右の銘にしたい四字熟語《勝負》
社会人でも今いる環境や人生を良い方向に変える時に「プレゼン」「試験」などの勝負になることは多々あります。しかし、正々堂々と競い合うことさえ億劫で避けてしまう方もいるでしょう。
勝負をしたくない心理の原因には「ハードな努力をしたくない」「負けるリスクを取りたくない」などがあります。しかし、そのようなリスクを取ってこそ初めて勝てるのです。
ここでは、勝負の場でも心が折れないように支えてくれる人気の四字熟語をご紹介します。
熱烈さが人気の四字熟語
粉骨砕身(ふんこつさいしん) ー身を砕くほど力の限り惜しまずに努力するという意味
夢や目標に向かって一生懸命頑張りたい方への座右の銘におすすめの四字熟語が「粉骨砕身」です。「一生懸命頑張ったのに負けたらどうしよう…」という不安は勝負事にはいつも付きまといますよね。
勝負に勝つかどうかはは運のほか、「自分なら勝てる」というモチベーションのもとどれほど正当な努力をしたかも大きなポイントです。粉骨砕身という四字熟語を座右の銘に、3一生懸命頑張ることで勝てる確率も上がりますよ。
勝負が苦手な人におすすめの四字熟語
雲外蒼天(うんがいそうてん) ー試練を乗り越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望めるという意味。
勝負することに不安を感じやすい方にさらにおすすめしたい四字熟語が「雲外蒼天」です。勝負が大きければ大きいほど勝つための努力も時間・体力を大きく消費しますし、その分負けてしまった時は全てを失った気分になりますよね。
しかし、雲の上には青空が広がるように「一生懸命努力したなら勝利した時の嬉しさはひとしおだ」「万が一負けてしまっても達成感はあるだろう」と、この四字熟語が座右の銘として教えてくれるでしょう。
自信を持ちたい人に人気の四字熟語
独立自尊(どくりつじそん) ー人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つこと。
自信を持って勝負に挑みたい方が座右の銘にするべきおすすめの四字熟語が「独立自尊」です。慶応義塾大学の教育理念にされている有名な四字熟語ですが、「自分を尊重しながら己の力で物事を成し遂げること」を指します。
勝負は自分や相手の品位を下げない、正当な方法で行うべきものです。堂々とした態度で周囲の人の考えや立場を考えて一生懸命取り組むことで、物事はきっと良い方向へ向かいますよ。
粘り強く頑張れる四字熟語
不撓不屈(ふとうふくつ) ー強い意志を持ちどんな困難や苦悩にもくじけないという意味
たとえ負けても諦めない強い意志を持てるようになれそうな座右の銘が「不撓不屈」です。勝負ごとに負けると全ての道が閉ざされた気分になり、落ち込んでしまいますよね。
不撓不屈の精神を座右の銘にしておくことで、たとえ勝負に負けても諦めず、次のルートへの第一歩を踏み出せるような考え方が身につくでしょう。
ネガティブな性格の方や、粘り強く頑張りたい夢や目標がある方にもおすすめの四字熟語になります。