誰かに教えたくなるエスプレッソにまつわる雑学

【砂糖無しは狂気の沙汰!?】エスプレッソの起源と歴史【知るともっとおいしくなる雑学も】
(画像=Cafendより引用)

日本でも気軽に飲めるようになったエスプレッソですが、飲み方のマナーや美味しく飲む方法など、まだまだ知られていないことがたくさんあるようです。

エスプレッソには砂糖がマスト

海外で人気のカリフォルニアロールを冷めた目で見つめる日本人のように、砂糖を入れていないエスプレッソはイタリア人にとって邪道そのもの。もしも、イタリア人がエスプレッソをブラックで飲み干す人を見たら、恐らく「狂気の沙汰だ」と思うに違いありません。

コーヒーをブラックで飲む主義だったとしても、郷に入っては郷に従えです。イタリアでエスプレッソを飲む機会があれば、砂糖を入れるのを忘れないようにしましょう。そうすれば、通を気取っても、イタリア人たちに受け入れてもらえるはずですよ。

飲む前にスプーンで混ぜない

砂糖を入れたら、ついついスプーンで混ぜたくなってしまいますよね。しかし、エスプレッソの本場であるイタリアでは、コーヒーの表面にある泡の層(クレマ)を壊して飲むことはご法度です。クレマにはうま味がギュッと凝縮されているので、スプーンで混ぜて壊してしまうと、せっかくのエスプレッソの風味が損なわれてしまいます。

淹れてすぐ2、3口で飲み切るべし

日本人が蕎麦の食べ方にこだわるように、イタリア人もエスプレッソの飲み方にこだわりがある模様。エスプレッソは、ダラダラと長い時間を掛けて飲むコーヒーではありません。デミタスカップを持ち上げてクイックイッと、2、3口で飲み切るのがマナーだといわれています。その理由は、エスプレッソが冷めやすく、すぐに味が落ちてしまう飲み物だから。

淹れたてのエスプレッソは、クレマ・ボディ・ハートの3層に分かれています。ところが、この3層が崩れてしまうと味が劣化し、コクやうま味よりも、苦みが際立ってしまうのだそう。エスプレッソがきれいに3層に分かれているのは、およそ10秒ほどだといわれていますから、淹れたてをもらったらすぐに飲んでしまうようにしましょう。

エスプレッソを飲むなら昼前から

日がな一日エスプレッソを飲んでいるイメージがあるイタリアの人々ですが、じつは朝食時にはエスプレッソは飲まないのが一般的です。エスプレッソを飲むのはだいたい午前11時以降から、夕食後までと決まっているのだとか。朝ごはんのときには、エスプレッソの代わりにカプチーノやカフェラテなど、ミルク入りのコーヒーを飲むのが定番となっています。

いつでもそばに完璧なコーヒーを

【砂糖無しは狂気の沙汰!?】エスプレッソの起源と歴史【知るともっとおいしくなる雑学も】
(画像=Cafendより引用)

エスプレッソは、コーヒー豆の特性を引き出す飲み方だといわれています。ですから、完璧に淹れた1杯のエスプレッソは、「完璧なコーヒー」と呼ぶにふさわしい代物です。蒸気式だけではなく、ポンプ式や手動式などさまざまな抽出方法が存在しますから、抽出方法を変えてみて味の変化を楽しむこともできるでしょう。


提供・Cafend

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