離乳完了期は、子供が自分でスプーンやフォークを使ってご飯を食べるようになったり、だんだん大人と同じメニューが食べられるようになる時期です。離乳完了期の進め方のポイントやおすすめのレシピをご紹介します。
監修者紹介
管理栄養士 志田修平(いちじく王子) 調理師、管理栄養士、柔道整復師。管理栄養士として4年間勤務し、病院や学校給食などの調理・献立作成、栄養指導を担当。その後、フリーランスとして身体に優しいケータリングやキッチンカー運営の活動を経て、地元活性の想いから、実家山形のいちじくを使ったいちじく料理専門店を西麻布にオープン。
子供食堂やママ起業家コミュニティとの連携を中心とした活動も行う。11月に第一子の誕生予定。出張作り置きサービス「シェアダイン」でも活躍中。
離乳完了期はいつから?
離乳完了期の目安は1歳~1歳6ヶ月ごろです。離乳完了期はパクパク期とも言われ、形のある食材を噛んで飲み込めるようになるのが特徴です。食事からエネルギーや栄養素の大半を補うことができるようになれば、いよいよ離乳食が完了です! だんだん母乳やミルクを飲まなくなり、卒乳する赤ちゃんもでてきます。この頃の赤ちゃんの成長には個人差がありますが、生活リズムが整ってきたり、少しずつ歩けるようになったり、奥歯が生え始めたりします。
離乳完了期の進め方のポイント
離乳完了期をどのように進めていけば良いのか、「調理」「離乳食のあげ方」「授乳」の3つのポイントに分けてご紹介します。
離乳完了期進め方のポイント1:調理
ポイント1は離乳完了期の調理についてです。まず、食材の固さはやわらかい肉団子くらいを目安にしてください。ごはんは、離乳完了期前半は軟飯、後半は大人と同じ固さに進めていきます。うどんは指で潰せるくらいになるようにやわらかく煮て、2~3cmの長さに切ります。野菜は1cm角の大きさで、同じく指で潰せるくらいのやわらかさになるように加熱します。
うまく食べられるようであれば、だんだんと食材の大きさを大きくしていってみてください。そしてついに、大人の料理の取り分けができるようになります。材料をいつもより少し小さめに切ると簡単に取り分けることができますよ。ただし、 味付けが濃くなりすぎないように気をつけましょう。濃い味を覚えてしまうと薄味のものが物足りないと感じるようになります。すると大人になるにつれ、濃い味を欲するようになり生活習慣病のリスクが高まってしまいます。
味付けは昆布・カツオのだしや野菜スープをうまく活用すると良いでしょう。食事のメニューは「炭水化物、ビタミン・ミネラル類、タンパク質」のバランスの良いものを考えるようにしてくださいね。