ドイツ出身、現在はLAに拠点を置くシンガー・ソングライター、キム・ペトラス。過去にカミラ・カベロやトロイ・シヴァンのワールドツアーでオープニングアクトを務め、アルバム『Clarity』(2019)を引っ提げた自身名義の北米・欧州ツアー37公演は即完売と、今大注目のアーティストだ。そんなキム本人が参加する、オンライン試聴会とQ&Aが日本時間9月2日、開催された。

アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフトら所属の⽶Republic Recordsと契約!8/27配信シングル「Future Starts Now」でメジャー・デビュー!

LGBTQ +コミュニティから絶大な支持を受けるキム「愛は等しいものであるべき」

男性としてドイツに生まれたキム。法律上、当時18歳からしか性転換手術を受けられなかった中、キムは13歳から現地のテレビを中心に自分の気持ちを訴えた。その結果、世界から多くの支持の声が寄せられ、特例として手術を認められたキムは、当時、世界最年少の16歳で性転換手術を受けて女性になった。

LGBTQ +コミュニティからサポートされ、アイコン的地位を確立している彼女は、同コミュニティを代表するアーティストの1人となったことを、とても誇りに思っているという。イベント内では「異性であっても同性であっても、愛というのは等しいものであるべき」というメッセージを発信。そんなキムは、まだまだ保守的な日本にあるLGBTQ +コミュニティについて「私はドイツ出身で、アメリカほどオープンじゃない。だから(日本のLGBTQ +コミュニティの気持ちが)すごくわかるわ」と自身の体験を交えて、強く共感した。