ホテルインディゴは世界15ヵ国に120を超える宿泊施設を展開するライフスタイル・ブティックホテル。2020年1月に日本の第1号店として【ホテルインディゴ箱根強羅】が開業しました。その土地の周辺エリア「ネイバーフッド」の歴史やカルチャーを取り込んで、「古い」と「新しい」が共存しながら、ユーモアも交えたユニークなホテル。「旅は楽しく!」そんな人におすすめです。
|箱根の今と昔を網羅するロビーアート
玄関を入ると、そこは日本の伝統と箱根の昔を表わすロビー。古民家から移設した柱や、古い蔵に使われた扉、東海道を行き交う旅人に喜ばれた寄木細工など、箱根の記憶がそのモチーフになっています。
▲早川沿いに立つホテルは、箱根登山バス 宮城野橋バス停から徒歩2分。小田原駅西口の北条早雲像前「団体バス乗り場」からは送迎バスも利用できます(写真提供:ホテルインディゴ箱根強羅)
▲ロビーは田舎の古民家の雰囲気。囲炉裏をイメージしたレセプションには、梁を巡らせた高い天井から鉄瓶を架ける自在鉤が吊るされます。写真左側はバーとカフェレストランです
▲ロビーでは箱根の伝統工芸品、寄木の箱が積みあがるタワーアートが存在感十分。背後にあるエレベーターホールの壁は、ホテル目の前の早川から集めた石を積み上げ、地域のキャラクターを表します
▲タワーアートには寄木のほかに、地元の強羅で4代続く「島写真館(現スタジオカフェ・シマ)」の写真が使われ、箱を回転させて写真と寄木の絵を合わせるからくり仕掛けになっています
|客室はスタイリッシュでポップでユーモアあり!
客室は98室。ラグジュアリーなプレミアスイートを筆頭に、デラックスツインとデラックスキングを用意。川側のリバーサイドは青が基調、山側のヒルサイドではオレンジを使い、インテリアや家具デザインも異なります。
▲全客室の窓際には、温泉の引かれたバスタブを用意。そこで、ルームサインは銭湯の靴箱にある「下足札」風というユーモアも
▲70平米ある「プレミアスイート」は、ゆったりとしたソファを配するラグジュアリーな客室(写真提供:ホテルインディゴ箱根強羅)
「プレミアスイート」の天井は古民家の梁をイメージ。家具にも日本的なレトロ感をプラスします。ヘッドボードは、歌川広重の「箱根 湖水図」を寄木細工で装飾するモダンな一工夫が。洗面が2つあるのはこの部屋のみです。
▲「プレミアスイート」は、他の客室よりも広いベランダと露天風呂を備えます(写真提供:ホテルインディゴ箱根強羅)
▲客室「デラックスキング」
リバーサイドの客室は露天風呂付き。ヒルサイドは窓が広くとられた内風呂になっています。川側の客室からは、毎年8月におこなわれる箱根強羅祭りの大文字焼きが見られます。
▲クローゼットをなくして部屋を広く利用。テレビの両脇の柱には古民家の木材が使われて、内装のアクセントになっています
▲世界中のホテルインディゴがこだわるヘッドボードアートは見どころのひとつです
客室のヘッドボードを飾るアートがユニークさ抜群。「島写真館」が撮りためた古い箱根の風景に、自撮り棒で撮影中の旅人や浮世絵美人、空にはUFOやドローンが飛ぶなど、日本が世界にほこるアニメちっくな遊び心です。
▲温泉が引かれる客室露天風呂(写真提供:ホテルインディゴ箱根強羅)
客室の露天風呂に入るなら、夜は部屋の明かりを落とすのがポイント。外から見えにくくなるのでお風呂を満喫できます。
▲シャンプー類はオーストラリアの「バイオロジー スマート スキンケア」。100%天然素材で香りがよく、ナンバリングされたボトルが海外のラグジュアリーホテルを思わせます
▲デラックスルームのパウダースペースはナチュラルなデザイン。天板のカラーもリバーサイドが青で、ヒルサイドはオレンジです