今の相手が「いい男」なのか、外に答えを求めないで

 相手の好意を感じても、気持ちが付いていかない。でも結婚したいし、相手から嫌われるようなことも、断るという決断もできない。そうして現状維持で時間が過ぎていく。

 奈央さんに限らず、空気を読みすぎる真面目な女性によくあることです。そして、そんな女性は自分の特徴を無視して「外」に答えを探してしまいがち。

婚活相手との“おはようLINE”が苦痛「でも言えない」34歳女性のため息
(画像=『女子SPA!』より引用)

向かい合って会話する男女 奈央さんの場合は、関係を進めるのも断るのも決められず相手にどう思われるかを気にして、気が付くと「34歳 独身」「35歳 婚活」なんてキーワードで検索していろんな情報に翻弄されていたということでした。どうしたいのか、その答えはGoogleじゃなく自分の中にあるのです。

 ネットで検索をすると、「連絡がマメな男はモテる」という情報をよく見かけたという奈央さん。ある結婚相談所のブログでは、男性に向けた「女性に毎日LINEをしてアピールしましょう」という記事もあったそうです。

 自分が疲れるのであれば、相手に改善案を提案してもいいのです。普通のカップルを目指すのではなく、自分が心地よい関係を作っていける相手になりえるかどうかが重要なのです。

「いつがいいですか?」より「○日か□日に会いませんか?」

「じゃ、次のデートは奈央さんから誘って、その時にLINEの件を伝えましょう。こういう場面ならなんて送りますか?」 「あまり自分から誘わないんですけど、誘った方がいいですか?」

 相手任せにして、もし水族館みたいに真剣な話をしにくい場所でのデートを提案されたら、奈央さんは場の空気を読んで話ができなくなってしまうでしょう。私は奈央さんへ、次回のデートはもう自分の取り扱い方を伝えるのを目標にして、静かなカフェなどで会うことを提案しました。

「それなら『こんにちは。今度ご飯でも行きませんか? いつがご都合よろしいでしょうか?』って送ります」

 ちょっと漠然としすぎていて、日程決めるのが大変そう。お相手は、静かに話がしたいという奈央さんの心境も知りません。

婚活相手との“おはようLINE”が苦痛「でも言えない」34歳女性のため息
(画像=『女子SPA!』より引用)

「奈央さんが婚活で知り合った相手から『今度ご飯でも行きましょう』って言われたらどう思いますか?」 「社交辞令だろうなって思います」 「ですよね」

 良かれと思って「いつがいいですか?」と質問する方もいますが、プランの丸投げとも受け取られかねません。デートのお誘いは、複数の候補日とプランを出して相手が選択できるようにした方が、返信するほうも楽なのです。

 こんな文章で送ったところ相手からすぐOKの連絡がありました。 「こんにちは。○日か□日、お茶かお食事に行きませんか? ご都合いかがでしょうか? お忙しかったらそれ以降でも大丈夫です」