3歳向け・人気のおすすめ定番絵本9選

時代を超えて愛される名作は『やさしさ』『勇気』『愛』といった、普遍的なテーマが根底にあります。「どんな絵本を選べばいいの? 」と迷ったら、まずはロングセラー作品を選んでみましょう。

ぐりとぐら

作者:中川李枝子(作)・大村百合子(絵) 出版社:福音館書店

お料理と食べることが何よりも好きなぐりとぐらが、森で大きな卵を見つけてパンケーキを作るお話。こんがりフワフワなパンケーキは、子供たちの食への好奇心を刺激すること間違いなし。読み終わった後にパンケーキを手作りするのも楽しいですね。

はらぺこあおむし

作者:エリック=カール 出版社:偕成社

世界で愛される色の魔術師カールの代表作。あおむしが卵から美しい蝶へと成長する姿が描かれており、大人になることに対しての希望と期待を抱くことができます。ちょっとしたしかけや数遊びなども魅力です。

たんじょうびおめでとう

作者:わかやまけん 出版社:こぐま社

3歳の誕生日を迎えてはりきるこぐまちゃんの一日を描いたお話。こぐまちゃんを通して、子供たちは「ぼくもできるよ」「わたしはまだ苦手だな」など、感情移入しながら楽しむことができます。3歳の誕生日プレゼントとしてもおすすめ。

どうぞのいす

作者:香山美子(作)・柿本幸造(絵) 出版社:ひさかたチャイルド

小さな椅子を作ったうさぎさんが、「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に野原の木の下に椅子を置いていくところから物語は始まります。その椅子を動物が通り過ぎるたびに、次々と食べ物のとりかえっこが行われていきます。次に来る動物を思いやる動物たちに、優しく温かい気持ちになれる1冊です。

そらまめくんのベッド

作者::なかやみわ 出版社:福音館書店

そらまめくんは自分のふわふわのベッドが宝物で、「貸して」と言われても誰にも貸してあげようとしません。そんなある日、大切なベッドが突然なくなってしまい、そらまめくんは懸命にベッドを探すのです。やっとの思いで見つけたベッドにいたのは…。えだまめくんやピーナッツくんなどお友達のベッドも、それぞれお豆の特徴を表していてクスッと笑ってしまいますよ。

からすのパンやさん

作者:かこさとし 出版社:偕成社

いずみがもりにあるからすのまちのパンやさんで、4羽の赤ちゃんからすが生まれます。からすのお父さんとお母さんは子育てとお店の切り盛りに大忙し。ある日からすのパンやさんは、子供たちの意見を聞きつつ変わった形の面白いパンを80種類以上も作るのです。これが評判を呼び、お店は大繁盛します。見開きいっぱいに並んだたくさんのユニークなパンの数々に、子供は目を奪われ夢中になりますよ。

おおきなかぶ

作者:A・トルストイ(作)・佐藤忠良(絵)・内田莉莎子(訳) 出版社:福音館書店

おじいさんとおばあさんが植えたかぶは、おおきくおおきく育ちます。おじいさんがかぶを抜こうとしてもびくともしません。そこでおばあさんを助けに呼ぶのですが、2人で引っ張ってもおおきなかぶは抜けないのです。そこで次に孫を呼んできて…。おじいさんたちが次々に増えていくメンバーと一緒に、おなじみのフレーズ「うんとこしょどっこいしょ」を言いながらかぶを引っ張る様子に、「次は抜けるかな?次はどうかな?」と、子供とわくわくしながら読み進めることができます。

おばけのてんぷら

作者:せなけいこ 出版社:ポプラ社

うさこは、こねこくんのお弁当に入っていたてんぷらが美味しそうで羨ましくなり、自分でもてんぷらを作ってみることにしました。うさこがせっせとたくさんのてんぷらを揚げているところへ、いいにおいに誘われた山のおばけがうさこの家に忍び込んできます。おばけはこっそりうさこの揚げたてんぷらをつまみ食いするのですが、うっかりてんぷらの衣の中に落っこちてしまうのです。のんきなうさことおっちょこちょいのおばけがおかしくて、笑いながら楽しめる1冊ですよ。

こんとあき

作者:林明子 出版社:福音館書店

こんはあきのおばあちゃんが作ったきつねのぬいぐるみで、あきの大切な遊び相手です。ある日あきは、こんを連れておばあちゃんの家に行こうとするのです。こんとあきの2人旅はトラブル続き。無事おばあちゃんの家にたどり着けるのか、ハラハラしてしまいます。その分、読み終えた時には心からホッとして、温かな気持ちに包まれます。家族の溢れる愛情はもちろん、こんが懸命にあきを守ろうとする姿にも感動すること間違いなしのおすすめの絵本です。

3歳向け・体験できるおすすめしかけ絵本3選

ひらく、つまむ、考える…参加型のしかけ絵本は、子供の積極性や自発性を高めるのにぴったり! また、驚きと感動が脳の活性化にも繫がります。

みんなみんなみーつけた

作者:木村裕一(作)・黒井健(絵) 出版社:偕成社

ライオンやしまうま、うさぎ、…キュートな動物たちが森でかくれんぼをするお話です。ページをめくると隠れた動物の姿が見えるようになっており、観察力や想像力を養えます。可愛いイラストも魅力の一冊。

しろくまのパンツ

作者:tupera tupera 出版社:ブロンズ新社

しろくまのパンツをねずみと一緒に探すお話。しましま柄や花柄、水玉柄など、さまざまなパンツが登場します。そして物語の最後にはあっと驚く発見が…! 第2回 街の本屋が選んだ絵本大賞、第4回 ようちえん絵本大賞など、多くの賞を受賞するしかけ絵本の傑作です。

とけいであそぼう アンパンマンいまなんじ?

作者:やなせたかし(原作)・東京ムービー(作画) 出版社:フレーベル館

絵本に組み込まれた時計の長針を動かせば短針も回るしかけで、時計の概念が感覚的に分かる点がポイント。3歳児にはまだ◯時◯分と教えるのは難しいので、1時間や30分単位で「朝ご飯の時間」「おやつの時間」という風に教えるといいですよ。

3歳向け・子供の発育を促すおすすめ知育絵本4選

知育絵本を通して、思考力や記憶力、判断力、発想力、想像力を育てていくことができます。内容はもちろん、子供が「やってみたい」と興味を示すものを選んであげてください。

ふれあい親子のほん 3歳だもん

作者:無藤隆 出版社:学研プラス

動物、昆虫、草花、乗り物、恐竜などテーマ毎に分かれており、生き物の秘密に興味津々な3歳児の好奇心にしっかりこたえます。130ページと情報量が多い点もポイントです。

すくすくげんき! 脳とこころ 3さいのおけいこ

作者:成田奈緒子 出版社:ポプラ社

3歳児特有の好奇心や探究心を刺激する知育絵本。思いやりを育てる章や言葉への理解を深める章、正しい生活習慣を身につける章などさまざまな項目に分かれており、運動機能と五感を総合的に育めます。

コロボックルのことばえほん おとがいっぱい

作者:たちもとみちこ 出版社:ブロンズ新社

「ぐつぐつ」「とことこ」…朝ごはんのしたくや登園など、朝起きてから幼稚園のお迎えまでのストーリーに、動物たちの動作を表す擬音語が添えられています。擬音語は発声しやすく覚えやすいから、遊び感覚で言葉に親しめます。

3歳のえほん百科

作者:榊原洋一 出版社:講談社

幼稚園に入園する3歳にぴったりの、生活のマナーや約束ごとなどを学べる絵本です。もちろん保育園での集団生活にも役立ちます。内容は、マナー、言葉に関するもののほか、生き物や乗り物の絵や写真など図鑑要素もあり盛りだくさんです。

まとめ

3歳におすすめの絵本16選! 定番・しかけ絵本・知育など種類別に紹介!
(画像=スイーツメディアより引用)

好奇心や言葉の理解力、記憶力がグンとアップする3歳児。自分で考える力も身についていきます。そのため絵本のメッセージや親が伝えたいテーマよりも、まずは「絵本って楽しいな」という子供の気持ちを大切にしてあげましょう。また幼稚園や保育園への入園など、新しい世界が広がり社会性を身につけていくのもこの年齢。さまざまなことに興味を持ち吸収していく時期だからこそ、多くの魅力的な絵本を通して子供の成長を後押ししてあげたいですね。

提供・はいチーズ!Clip



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