【コナコーヒーより美味?】ハワイのコーヒー史と各島で作られるコーヒーとは?
ハワイでコーヒーの生産が始まった一番古い記録が1813年とされています。初期のコーヒー生産はコーヒーノキの栽培が上手くいかず、軌道に乗り始めたのはそれから15年後の1828年です。当時の情勢はコーヒーよりも砂糖の需要が高かったため、コーヒーの生産はごく小規模なものでした。しかし、第一次世界大戦後のコーヒーブームやコーヒー大国ブラジルや南米の霜害によるコーヒー生産の下落により、ハワイでのコーヒー産業は活気付きます。現在ではコナ地区を筆頭に各地区でコーヒー生産が行われるようになりました。
ハワイといえばコナコーヒーというイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけではないんです! ハワイという温暖な土地では、コナコーヒーよりも美味しいといわれるコーヒーも存在します。
カウコーヒー
コナ地区から遥か南に位置するカウ地区で生産されている豆がカウコーヒーです。カウコーヒーはコナコーヒーに比べ酸味が少なく甘味が強いのでストレートでも美味しく飲むことができます。コーヒーの品評会で非常に高い評価を受けているカウコーヒーですが、その生産量はコナ地区で収穫される豆の約1/4と低く、コナコーヒーと同等か、それ以上の価格で取引されています。
マウイコーヒー
ハレアカラ国立公園などで有名なマウイ島で作られているのがマウイコーヒー。非常に小粒な豆で栽培が難しいとされています。小粒な豆からは想像ができないほど飲みごたえのある強いコクが特徴のコーヒーです。また、葡萄の風味を感じさせるフルーティーなコーヒーとも言われています。
モロカイコーヒー
知名度こそ低いのですが『ハワイのロイヤルコーヒー』と呼ばれるのがモロカイ島で生産されているモロカイコーヒーです。ロイヤルコーヒーと言われる所以は1865年にカメハメハ大王5世が栽培を命じたことが始まりとされています。味は苦味の中にまろやかさが含まれる独特なもので、通好みのコーヒーと言われています。非常に香り高く気品に溢れており、お土産としてもおすすめです。
観光地ハワイはコーヒーの名産地だった
ハワイの観光といえば海水浴やスパ・名所巡りなどもおすすめですが、コーヒー産業にスポットをあててみると、じつに200年以上の歴史があり各地で多くのコーヒーを楽しむことができます。
ハワイ旅行に訪れる機会があればコーヒー文化に触れることも計画に入れてみてはいかがでしょうか。
提供・Cafend
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